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2025.06.12

目標設定に役立つOKRとは?KPI・MBOとの違いや具体例を解説

2025.06.12

目標設定に役立つOKRとは?KPI・MBOとの違いや具体例を解説

人事制度・組織づくり

OKR(Objectives and Key Results)は、変化の激しいビジネス環境において、組織や個人の成長を促す目標管理手法として注目されています。 OKRを適切に導入できれば、チームの連携が強化されたり、従業員のモチベーションが上がったりできる可能性が高まります。OKRの効果を得るためには、自社に合った方法で導入することが大切です。 本記事では、OKRの意味や導入するメリットを紹介します。OKRを導入する流れや職種別の具体例も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 OKRとは OKRとは「目標と成果指標」を意味するマネジメント手法で「Objectives and Key Results」の略称です。 OKRでは、最初に達成すべき「目標(Objective)」を明確にし、その目標に対して達成状況を測る「成果指標(Key Results)」を複数設定するのが基本です。目標では定性的(数値化できない要素)で方向性を明確にする内容を設定するのに対し、成果指標は定量的かつ測定可能であることが求められます。 企業や個人の目標を明確にし、目標に対する具体的な成果指標を設定できれば、組織全体の方向性を統一できるだけでなく、生産性を向上させる効果も見込めます。 OKRと他の目標管理手法との違い OKR以外の目標管理手法には、以下のKPIやMBOがあります。 目標管理手法 内容 理想の達成率 OKR 目標と成果指標を設定することで、組織全体の方向性を統一し、生産性向上をめざす 60~70% KPI 業績や成果を測定するための定量的な指標を設定し、日々の業務改善をめざす 100% MBO 上司と部下で目標を設定・共有し、達成度を人事評価に役立てる 100% OKRとの違いを詳しく見ていきましょう。 KPIとの違い KPI(Key Performance Indicator)は、業績や成果を測定するための定量的な指標のことです。例えば「月間の売上件数」や「顧客満足度スコア」等がKPIにあたります。 OKRにおける「Key Results」とKPIは似ていますが、KPIが実現可能な目標設定(KGI)を達成するための過程を測定する指標として使われるのに対し、OKRは目標と成果指標が一体となったフレームワークです。 くわえて、KPIは日々の業務改善に焦点を当てますが、OKRはより大きなビジョンや成果を達成するための指針として活用されるのが一般的です。 OKRでは60~70%の達成率にする一方で、100%の達成率をめざすのもKPIとの相違点といえるでしょう。 MBOとの違い MBO(Management by Objectives)は、1950年代にピーター・ドラッカーが提唱したマネジメント手法です。 MBOでは、上司と部下があらかじめ設定した目標に向けて行動し、達成度によって評価が決まります。達成率が100%になることを理想とされており、評価制度と強く結びついているのが特徴です。 一方、OKRは評価より成長と方向性を共有することに重きを置いています。達成率が100%でなくとも、チャレンジ性のある成果指標を設定することが成長につながれば、OKRの目的は達成されます。 このようにMBOは「評価のための目標管理」、OKRは「成長と成果の最大化を目的とした目標管理」と位置づけることができるでしょう。 OKRを導入する4つのメリット OKRを導入するメリットには、以下のようなものがあります。 組織全体と個人の目標の方向性が統一される チームの連携が強化される 個人目標や仕事の優先順位が明確になる 従業員のモチベーションが向上する 一つずつ詳しく紹介します。 1. 組織全体と個人の目標の方向性が統一される OKRを導入すると、明確にした組織のビジョンや戦略から個人目標を設定することになります。組織と個人の目標の方向性が統一されれば、組織全体の成果が上がりやすくなります。その結果、企業の成長スピードを加速させることにつながるでしょう。 2. チームの連携が強化される OKRは、目標と成果をチーム全体で共有することを前提としています。目標と成果を共有することには、お互いの役割が可視化する効果があるので、協力体制が生まれやすくなります。そのような環境をつくることができれば、チームの連携をより強化することができるでしょう。 3. 個人目標や仕事の優先順位が明確になる OKRを活用すれば、個人の役割や達成すべき目標を具体的に把握できるようになります。「今、何を優先すべきか」「どの業務が最も成果につながるか」といった判断ができるようになると、業務を効率的に進めやすくなります。社員それぞれが目標に適した優先順位で仕事を進められれば、より生産性を高められるでしょう。 4. 従業員のモチベーションが向上する OKRを導入すると、高い目標・評価指標を設定したうえで、組織内に共有することになります。達成が難しい目標に向けて努力するプロセスは、従業員の成長意欲や達成感につながります。 組織内で定期的に進捗を確認し、成果を実感できれば、仕事へのモチベーションが自然と高まりやすくなるでしょう。 OKRを導入する手順 OKRを導入する基本的な手順は、以下の通りです。 会社のOKRを設定する 組織のOKRを設定する 個人のOKRを設定する 定期的な進捗確認をする 成果を測定して振り返る 順番に詳しく解説します。 1. 会社のOKRを設定する まずは会社のOKRを明確に設定します。会社のミッションやビジョンに基づいて「今後数か月〜1年で何を達成したいか」を言語化しましょう。 具体的には「顧客体験を業界トップレベルに向上させる」といった定性的な目標に対して新規顧客数を月500件に増やす」「顧客満足度スコアを85点以上にする」といった定量的な成果指標を設定するのがお勧めです。従業員が目標を定めやすくするためにも、達成度合いを定量的に判断できる目標を設定するようにしましょう。 2. 組織のOKRを設定する 組織のOKRを設定するときは、会社のOKRにどのように貢献できるのかを考えるのがポイントです。 例えば「売上を前年比130%にする」といった会社の成果指標を基に「営業分野で会社の利益アップに貢献する」といった目標を立てた場合は「リード獲得数を30%増やす」「顧客満足度スコアを85点以上にする」等が成果指標になります。 会社の目標と組織の目標がずれると、会社全体の成果に結びつきにくくなるので注意が必要です。そのような状況にならないためにも、それぞれの目標と成果指標に整合性が取れているかを確認するようにしましょう。 3. 個人のOKRを設定する 組織の目標・成果指標を定めたら、個人がどのように貢献できるかを考え、OKRを設定していきます。 「リード獲得数を30%増やす」といった組織の成果指標に対して、個人目標を「組織のリード獲得数のアップに貢献する」と設定したときは「アポイント取得率を5%アップする」「SNS広告のクリック率を0.5%引き上げる」といった成果指標を設定します。 個人のOKRを設定する際は、経営陣や管理職が一方的に目標と成果指標を決めるのは避けましょう。トップダウンで決められたOKRは、個人が「どのようなスキルを伸ばしたいか」「どのようなキャリアを描きたいか」といった観点が抜けてしまう可能性が高まります。OKRの効果を高めるためにも、個々人に合わせた目標と成果指標を定めるようにしましょう。 4. 定期的な進捗確認をする OKRは設定して終わりではなく、定期的な面談をして、進捗状況を把握することが大切です。目標に対する達成度や課題を話し合い、必要に応じてOKRを修正することも視野に入れましょう。 目標に対する進捗度を確認すれば、次回の目標を設定するときの一つの指標になります。 5. 成果を測定して振り返る あらかじめ決めた期日を迎えたら、成果指標を集計して目標の達成度を測ります。 OKRでは、60~70%の達成率であれば、適切な難易度の目標設定ができていたと判断します。達成率が100%に近い場合、もっと野心的な目標設定を行いましょう。 定量的な成果だけでなく、チームのエンゲージメント向上や業務効率化等、定性的な効果も振り返ることが重要です。 次回以降のOKRにつなげるためにも、どのように進めれば効果が高まるのかも話し合いましょう。 OKRを導入するときのポイント OKRを導入するときは、以下のポイントを押さえておきましょう。 OKRを導入する目的を共有する 目標と成果指標の整合性を保つ 昇格・昇進に連動させるのは避ける それぞれ詳しく紹介します。 OKRを導入する目的を共有する OKRを導入する際は、なぜ取り入れるのかを組織全体に共有するようにしましょう。OKRを導入する目的が不明確なままでは、新たにノルマが増えたと誤解され、反発やモチベーション低下を招く恐れがあります。 「組織の方向性を統一したい」「挑戦的な目標に取り組む文化をつくりたい」といった目的を明示すれば、従業員の納得感が高まり、自発的な取り組みが促されるでしょう。 目標と成果指標の整合性を保つ OKR運用では、目標と成果指標に明確な関係性をもたせることが大切です。目標と関係の薄い数値を成果指標に設定すると、目標がどれほど達成されたのかを適切に判断しにくくなります。例えば「顧客満足度を高める」という目標に対して「新規顧客数の増加」を成果指標にすると、顧客満足度が高まったことを客観的に判断することができません。 そのような状況にならないためには、目標の達成度を正確に測れる成果指標を設定することが大切です。成果指標を定められない従業員がいるときは、管理職や教育担当者にフォローするように促しましょう。 昇格・昇進に連動させるのは避ける OKRは、評価制度と切り離して運用するのが基本です。 OKRの達成率に応じて昇格や昇進を決めると、従業員が確実に達成できる目標ばかりを設定してしまう可能性があります。 OKRの目的は、少し難しい目標「ストレッチ目標」に挑戦して、成長を促すことです。従業員がチャレンジしやすい環境を整えるためにも、OKRと評価制度は連動させないようにしましょう。 【職種別】OKRの具体例 OKRの成果を高めるには、職種に合った適切な目標・成果指標を決めることが大切です。 ここでは、職種別のOKRの具体例を紹介します。 営業 営業部門では、売上や新規顧客数等の成果が明確なため、OKRを導入しやすい傾向があります。 OKRを導入するときは結果だけでなく、その過程も目標管理に含めることで、営業活動の質を高められます。営業職における具体的なOKRは、以下の通りです。 目標 新規顧客との商談機会を増やし、売上拡大につなげる 成果指標 ・月間アポイント件数を30件に増やす ・新規商談の成約率を20%以上にする ・提案資料の作成工数を20%削減する 人事・採用 人事・採用部門では、採用数や定着率、育成施策の成果をOKRに設定することで、組織全体のパフォーマンス向上につなげられます。人事・採用部門でOKRを導入するときは、以下のような目標と成果指標を設定するのが効果的です。 目標 優秀な人材を安定的に確保し、定着を促進する 成果指標 ・月50件の応募を集める ・内定から入社までの辞退率を10%以下に抑える ・入社後3か月以内の離職率を5%未満にする 製造 製造職は、現場の生産効率や品質管理、安全対策といった日々の業務が数値で可視化されやすいため、OKRとの親和性が高い職種といえます。特に、組織全体の改善活動や作業標準化の取り組みは、OKRを取り入れることでスピードが上がりやすくなります。 製造部門のOKRの具体例は、以下の通りです。 目標 生産効率と品質を両立し、現場力を高める 成果指標 ・ラインあたりの生産数を月10%増加させる ・製造不良率を3%未満に抑える ・作業標準書の遵守率を95%以上にする マーケティング マーケティング職にはトラフィック、コンバージョン率、リード獲得数といった明確な数値があるため、OKRを活用しやすい職種とされています。OKRを導入すると、短期的な施策と中長期の戦略を結びつけながら、効果的な集客活動が実現しやすくなるでしょう。 マーケティング職にOKRを活用する例には、以下のようなケースが挙げられます。 目標 見込み顧客の獲得数を最大化し、商談数の増加に貢献する 成果指標 ・月間のLP訪問者数を10,000人に増やす ・ホワイトペーパーのDL数を月500件にする ・SEO経由の問い合わせ件数を30%向上させる カスタマーサクセス カスタマーサクセス職は、OKRの導入により業務の優先度と成果を明確にできます。定量的な指標を設けることには、顧客対応の質や顧客満足度を向上させる効果が期待できます。 具体的には、以下のようなOKRを設定するのが効果的です。 目標 顧客の成功体験を支援し、解約率を下げる 成果指標 ・NPSスコアを40以上に引き上げる ・チャーンレート(解約率)を前期比10%削減する ・月1回の導入活用セミナーを開催し、出席率70%を維持する まとめ OKRは、目標を明確に示しながら、具体的な成果指標で進捗を可視化できる目標管理手法です。マーケティングやカスタマーサクセス等、あらゆる職種に応用でき、組織の一体感と生産性の向上が期待できます。OKRの効果を高めるためにも、OKRの正しい意味や導入手順を知っておきましょう。 サイバー大学では、年間999円(税抜)で100教材以上のコンテンツを閲覧できる「Cloud Campusコンテンツパック100」を提供しています。 組織全体の成果を向上させるための目標設定方法や、従業員の目標管理方法を学べるコンテンツも収録しているので、OKRの導入をめざしている場合はぜひご活用ください。 低コストで厳選コンテンツ見放題!Cloud Campusコンテンツパック100 ニーズの高いコンテンツを選定することで、年額999円(税抜)の低コストを実現しています。 ビジネスの基礎知識を身に付けられるコンテンツが見放題、Cloud Campusのプラットフォーム上ですぐに研修として活用できます。 コース一覧の詳細はこちらでご確認いただけます。 >>Cloud Campus コンテンツパック100の詳細をチェックする

2025.06.12

回答率の高いアンケートの作り方|例文と項目サンプルを紹介

2025.06.12

回答率の高いアンケートの作り方|例文と項目サンプルを紹介

ビジネススキル

アンケートは商品やサービス、職場環境の改善に役立つデータを収集できる有効な手段です。しかし、目的と活用方法が不明確であったり、質問内容が分かりにくかったりすると効果的なアンケートを実施できない可能性があります。アンケートで役立つデータを収集するためには、商品やアンケート対象に応じた形式にすることが大切です。 本記事では、アンケートの作成方法や回答率を高めるコツを紹介します。アンケートの例文や設問サンプルも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 アンケート作成前に押さえたい3つのポイント 効果的なアンケートを作るには、作成前に以下のポイントを押さえておきましょう。 目的を明確にする 対象者を明確にする 得たい情報と質問内容を整理する 適切な準備ができていないと、目的に合わない回答が集まり、分析や活用が難しくなります。 1. 目的を明確にする アンケートの目的が不明確であると質問内容がずれて、得られる情報が不十分になります。例えば、商品に対する満足度を知りたいケースと、サービス改善のヒントを集めたいケースでは、設問の内容が大きく変わります。 目的に沿った回答を集めるためにも、アンケートの実施目的を明確にしておきましょう。 2. 対象者を明確にする アンケートの回答率を高めるには、回答者にとって読みやすく、回答しやすい形式にすることが大切です。そのためには、作成前にアンケートの対象者を明確にしておく必要があります。 設問内容や表現方法、アンケートの実施方法は、どのような人が対象になるかによって異なります。若年層を対象とする場合は、難しい表現を避け、スマートフォン等で手軽に回答できるアンケートが理想的です。 対象者を明確にしておけば、アンケートの回答率を高めやすくなるでしょう。 3. 得たい情報と質問内容を整理する アンケート作成前に得たい情報と質問内容を整理しておくことは、調査の精度を高めるうえで欠かせません。アンケートの作成に取り掛かってから考え始めると、不要な設問が増えたり質問の一貫性が失われたりする可能性があります。 アンケートの目的からどのような情報が必要なのかを明確にしておけば、不要な質問が減り、関連性を意識した構成にすることができます。 アンケート作成の5ステップ 実際にアンケートを作成する際は、以下のステップで進めましょう。 回答形式を選ぶ 質問文と選択肢を作成する 実施方法を決める アンケートフォームを作成する テスト・最終確認を行う 順番に詳しく解説します。 1.回答形式を選ぶ アンケートの回答形式には、以下のような種類があります。 回答形式 特徴 向いているシーン シングルアンサー 複数の選択肢から一つだけを選ぶ 最も当てはまる選択肢を選ばせたいとき 例:性別、年代、利用サービス等 マルチアンサー 選択肢から複数の回答を選べる 該当するものすべてを選ばせたいとき 例:使っているSNS、購入理由等 フリーアンサー 回答者の言葉で自由に記載できる 詳細な意見や理由を知りたいとき 例:改善点、感想、要望等 順位回答 複数の選択肢に順位を付ける 優先順位や好みの順序を知りたいとき 例:サービスを利用するうえで重視するポイントの順位等 数値配分法 限られた数値を分配する 各項目の重要度や影響度の割合を具体的に知りたいとき 例:100点を複数の選択肢に分配する スケール 評価の段階を数字や尺度で答える 満足度や評価を数値で把握したいとき 例:使いやすさの評価、再購入意向等 マトリクス 縦軸・横軸それぞれに項目を設置し、該当する回答を選べる 複数項目をまとめて比較したいとき 例:各機能の満足度、サービスごとの評価等 アンケートの回答形式を決めるときは、実施目的に応じて、どの回答形式を採用するかを検討しましょう。 2.質問文と選択肢を作成する アンケートの回答形式が決まったら、質問文と選択肢を作成します。質問文を作成するときは、誰が読んでも理解できる簡潔な表現を意識しましょう。 「弊社サービスの利用頻度を教えてください」といった曖昧な表現ではなく「直近3か月以内にサービスを何回利用しましたか?」のように具体的にすることが大切です。くわえて「価格と品質に満足しましたか?」といった、一つの質問で複数の内容を聞く「ダブルバーレル質問」を入れるのは避けましょう。 選択式の回答形式に設定した場合は、選択肢を決める必要があります。 選択肢は、偏りなく網羅的に用意することを意識しましょう。例えば、満足度を聞く場合は「とても満足~全く満足していない」のように段階的に設定し「分からない」といった選択肢も入れると無理な回答を防げます。 「分からない」や「その他」といった項目を作成したときは、その理由や感情を記入する欄を作成するのがお勧めです。 3.実施方法を決める アンケートの回答率を高めるには、対象者に合った実施方法を決めることが大切です。 アンケートの実施方法には「紙」「Web」「電話」「対面」等があります。それぞれの向いているシーンは、以下の通りです。 実施方法 向いているシーン 紙 ・高齢者や子どもといったインターネット環境が使えない可能性がある層へ調査したい場合 ・イベントや店舗で現地配布したい場合 Web ・幅広い層に短期間かつ低コストで実施したい場合 ・若年層やビジネスパーソンといったインターネット利用層を対象としている場合 電話 ・回答率を高めたい場合 ・高齢者やビジネス対象者に丁寧に聞きたい場合 対面 ・意見の背景や感情を知りたい場合 ・商品テストといった信頼性が求められる調査の場合 匿名性や回答環境に配慮しながら、対象者にとって回答しやすく、より質の高いデータを得られる方法を選択しましょう。 4.アンケートフォームを作成する 質問文や選択肢、回答方式を決めたら、Googleフォーム等のツールを利用してアンケートフォームを作成しましょう。 アンケートを作成する際は、質問の並べ方に注意が必要です。 アンケートでは一般的に下に行くほど、回答率が下がります。そのため優先度の高い項目をアンケートの上部に配置しましょう。くわえて、関連性のある質問を近くに配置すると、回答者の負担を軽くできます。 5.テスト・最終確認を行う アンケートが完成したら、誤字脱字や意味の分かりにくい表現がないかを確認します。 時間的な余裕があるときは、第三者にテスト回答してもらい、質問の分かりやすさや所要時間等もチェックしてもらいましょう。最終確認を怠ると、回答者に誤解を与えたり、本番でトラブルに発展したりする可能性があります。 信頼性の高いアンケートに仕上げるためにも、丁寧に見直しましょう。 回答率の高いアンケートを作る6つのコツ 回答率の高いアンケートを作るには、以下のコツを押さえておきましょう。 読みやすさを意識する 答えやすい質問文にする 回答を誘導するような質問文にしない 回答数を増やしすぎない 選択肢をシンプルにする プライバシーに配慮する それぞれ詳しく解説します。 コツ1. 読みやすさを意識する アンケートの回答率を高めるには、回答者にとって読みやすく、ストレスを感じにくい構成にすることが大切です。 具体的には、以下のようなことを取り入れるのが効果的です。 行間を適度に空ける 重要な語句を太字にする 専門用語を使わない 長文を避ける Web形式のアンケートでは、スマートフォンからの回答も想定し、小さい画面でもストレスなく読める文章であるかをチェックしましょう。 コツ2. 答えやすい質問文にする 質問文は、回答者がスムーズに答えられる表現にすることが大切です。 抽象的な表現は避け「いつ」「どこで」「どのくらい」等の具体的な情報を盛り込みましょう。例えば「当サービスの印象を教えてください」より「初めてサービスを利用したときの感想を教えてください」のほうが回答の精度が高まりやすくなります。 誰でも答えやすい質問文にするためにも、アンケート作成に関わっていない他部署や外部の人に最終確認をしてもらうようにしましょう。 コツ3. 回答を誘導するような質問文にしない 質問文は中立的かつ客観的に表現し、回答者が自分の意見を素直に答えられるようにしましょう。 「〇〇が良いと思いませんか?」のような誘導的な表現は、回答の自由を奪い、正確なデータ収集を妨げます。設問を作成したら、誘導しているように感じる表現がないかを第三者にチェックしてもらいましょう。 コツ4. 回答数を増やしすぎない 回答数が多過ぎると、途中で離脱されて、回答率が下がりやすくなります。そのような事態を避けるためには、回答時間が5~10分以内(設問数20~30問前後)になるように作成することが大切です。 設問数を必要最低限に絞ることで、回答の質と回収率の両方を高めやすくなります。くわえて、回答に時間がかかるフリーアンサー形式の項目が多過ぎないかも確認しておきましょう。 コツ5. 選択肢をシンプルにする 選択肢が多過ぎたり、複雑な表現が含まれていたりすると、回答を選ぶときに迷いやすくなります。例えば「極めて良い・とても良い・良い・やや良い」のように微妙な違いがある項目を並べると、回答者が悩んでしまいます。 アンケートを作成するときは、回答者が選択肢の違いを明確に区別できる項目になるように意識しましょう。 コツ6. プライバシーに配慮する アンケートで個人情報を取得する場合は、プライバシー保護に配慮しましょう。 アンケート冒頭で収集目的や保管方法、第三者提供の有無等を明記し、必要以上の情報を求めないことが大切です。匿名での回答を可能にすれば、回答者の安心感につながり、正直な回答を引き出しやすくなる効果も期待できます。 回答率を高めるアンケートの例文 回答率を高めるためには、アンケートの冒頭に以下の情報を盛り込むのが効果的です。 挨拶文 アンケートの目的 所要時間 プライバシーへの配慮 例文は、以下の通りです。 いつも〇〇をご利用いただき、誠にありがとうございます。 このたび、より良いサービス提供のために、お客様のご意見をお聞かせいただきたく、簡単なアンケートを実施しております。 いただいたご回答は、今後のサービス改善や商品開発に活用させていただきます。 皆さまの率直なご意見をお聞かせいただければ幸いです。 所要時間は3分程度です。 本アンケートは匿名での回答が可能です。 ご回答内容は厳重に管理のうえ、他の目的には一切使用いたしません。 アンケートの目的やプライバシーへの配慮を伝えることで、回答者は安心してアンケートに協力しやすくなるでしょう。 【目的別】アンケート項目のサンプル 最後にアンケート項目のサンプルを目的別に紹介します。 サンプルを参考に、集計したいデータや活用方法に応じて調整しましょう。 商品アンケート 商品に対するユーザの評価を知るためのアンケートでは、以下のような項目を盛り込むことが多いです。 質問文 回答形式 ご購入いただいた商品をどのように知りましたか? SNS/Web広告/知人の紹介 商品のデザイン・見た目について、どの程度満足していますか? とても良い/良い/普通/悪い/とても悪い 実際に使用してみて、使いやすさはいかがでしたか? とても良い/良い/普通/悪い/とても悪い 商品の価格に対して、価値があると感じましたか? はい/いいえ/分からない 改善してほしい点やご意見があればご自由にお書きください。 自由記述 お客様アンケート お客様アンケートでは、以下のような項目を入れるのが一般的です。 質問文 回答形式 当社のサービスをどこで知りましたか? Web検索/広告/紹介/その他 サービスを利用した目的を教えてください。 キャンペーンがあったため/口コミや評判を見て興味をもったため/家族・友人に勧められたため/元々興味があったため スタッフの対応はいかがでしたか? 大変満足/満足/どちらでもない/不満/大変不満 今後、当社のサービスをまた利用したいと思いますか? はい/いいえ/分からない 当社に対するご意見・ご要望があればご自由にお書きください。 自由記述 従業員満足度アンケート 従業員の満足度を測るアンケートでは、以下のような設問を入れるのが効果的です。 質問文 回答形式 現在の職場環境(物理的・心理的)に満足していますか? はい/どちらともいえない/いいえ ご自身の業務量について、どう感じていますか? 適切/多過ぎる/少な過ぎる 上司や同僚と円滑にコミュニケーションが取れていますか? はい/どちらともいえない/いいえ キャリアアップに関するサポート体制は整っていると感じますか? はい/どちらともいえない/いいえ 働くうえで改善してほしい点があればご記入ください。 自由記述 まとめ 効果的なアンケートを作成するには、事前に目的や対象者を明確にし、集めたい情報を整理することが大切です。アンケートの回答率を高めるためにも、設問の順番や読みやすさを意識するようにしましょう。 サイバー大学では、年間999円(税抜)で100教材以上のコンテンツを学習できる「Cloud Campusコンテンツパック100」を提供しています。 アンケート作成の基本について学べるコンテンツも収録しているため、質の高いアンケートで使えるデータを集めたい場合はぜひご活用ください。 低コストで厳選コンテンツ見放題!Cloud Campusコンテンツパック100 特にニーズの高いコンテンツだけに絞ることで、年額999円(税抜)の低コストを実現しています。 Cloud Campusのプラットフォーム上で、アンケート作成のコツを含む、ビジネスやIT分野の基礎知識を学べるコンテンツをすぐに研修として活用できます。 コース一覧の詳細は無料でこちらからご確認いただけます。 >>Cloud Campusコンテンツパック100の詳細をチェックする

2025.06.12

人材育成を成功させるには?企業の課題と解決策・具体例を紹介

2025.06.12

人材育成を成功させるには?企業の課題と解決策・具体例を紹介

人材教育

人事制度・組織づくり

企業の業績や生産性向上のためには、適切なスキルを社員に身に付けてつけてもらう人材育成の取り組みが必要不可欠です。 体系的な研修プログラムや現場での指導体制が整っていないと、社員のスキル不足による生産性の低下や、成長機会を求める優秀な人材の離職につながる可能性があります。そのような状況にならないためにも、人材育成を成功させる設計のポイントを押さえておきましょう。 本記事では、人材育成の設計ポイントにくわ加えて、よくある課題と解決策をについて解説します。人材育成の具体例も紹介するので、効果的な人材育成をしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。 人材育成とは 人材育成とは、企業の業績アップや生産性向上のために必要な能力を習得してもらう取り組みのことです。人材育成と似た言葉には、人材開発や組織開発、人材教育等が挙げられます。 それぞれの違いは、以下のとおり通りです。 人材育成 人材開発 組織開発 人材教育 目的 企業の業績・生産性向上に必要な能力を習得させる 個人の能力・スキルを高め、パフォーマンス向上を図る 組織内の人間関係を円滑にし、組織を活性化する 業務に必要な知識・スキルを効率的に教える 対象者 新入社員・管理職といった特定の階層や役職 個々の社員 組織全体 特定の知識・スキルを習得させたい社員 人材育成と人材開発はどちらも人を育てる取り組みです。ただ、人材育成は企業にあった人材を育てることを目的としているのに対し、人材開発は個人の能力を向上させることを目的としているという違いがあります。 人材教育は、業務上の知識やスキルを教えることを指すため、人材育成の一環といえます。働きやすい職場環境や人間関係を構築したい場合は、組織開発をするのが効果的です。 人材育成が重要視される理由 人材育成が重要視される主な理由は、以下の3つです。 企業の競争力を高めるため 人手不足に対応するため 優秀な人材の流出を防ぐため それぞれ詳しく解説します。 企業の競争力を高めるため 現代の変化の激しい環境に対応するためには、柔軟な発想・適応力をもった社員を増やすことが大切です。自身で考えて行動できる社員が少ないと、新しい技術やニーズの変化に対応できず、企業の業績が低迷する可能性があります。 そのような状態にならないためにも、主体性を高めるための研修を実施し、業務効率や業績アップのために何をすべきかを考えられる人材を育成しましょう。 人手不足に対応するため 日本では、少子高齢化によって労働人口の減少が続くと予想されています。人材確保が難しくなっていくなかで、限られた人材を育成し、一人ひとりの生産性を高めることが求められています。 十分なスキルや知識をもたない社員ばかりの組織では、生産性やモチベーションが低下していく一方です。企業は採用活動に注力するだけでなく、既存社員のスキルアップができる取り組みを進める必要があります。 優秀な人材の流出を防ぐため 転職が一般的になった昨今、成長の機会を提供しない企業では、優秀な人材が流出するリスクが高まっています。優秀な人材を逃さないためには、社員がスキルアップを実感でき、仕事にやりがいを感じられる環境を整えることが重要です。 スキルや成果に応じた昇給・昇格制度や、失敗を許容し新しいアイデアを歓迎する企業風土ををつくることができれば、社員のモチベーションを高め、定着率を向上させることにつながるでしょう。 人材育成を成功させるための設計のポイント 人材育成を成功させるためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。 求める人物像を明確にする 現状を把握する 人材育成計画を立てる それぞれ詳しく解説します。 1. 求める人物像を明確にする 自社に合ったあった人材育成をするためには、求める人物像を明確にすることが大切です。求める人物像があいまいな状況では、育成の方向性を定められなかったり、育成した社員が期待するパフォーマンスを発揮できなかったりする可能性があります。 そのような状況にならないためにも、自社が求める人物像を設定しましょう。求める人物像を設定する際は、経営層だけでなく、現場の社員や管理職にもヒアリングをすることをおすすめお勧めします。 経営層のみで決めると、現場のニーズにあわない人材を育成することになり、生産性向上につながらない可能性があります。ヒアリング結果をもとに基に、企業が見据えている将来のビジョンと現場のニーズを踏まえた人物像を決めましょう。 2. 現状を把握する 人材育成計画を立てる前に、育成対象となる社員のスキルを把握しましょう。求める人物像とのギャップが明確になれば、効果的な育成計画を立てられるようになります。 現状のスキルを把握する方法には、スキルチェックテストや上司が育成対象者を評価する方法があります。社員のスキルを適切に把握できれば、人材配置にも役立てられるでしょう。 3. 人材育成計画を立てる 人材育成の効果を高めるためには、対象者に合ったあった育成計画を立てることが大切です。育成計画があっていなければ、成長意欲を低下させたり、育成コストが無駄になったりする可能性が高まります。 人材育成計画を立てるときは、育成目標と研修内容が階層や役職にあっているのかを確認しましょう。例えば、新入社員にはビジネスマナーの習得や自社の経営理念等の教育、中堅社員にはリーダーの自覚をもたせたり、指導者としてのスキル向上をサポートしたりすることが重要となります。 管理職育成では、部下のマネジメントや評価に関する教育を実施するのがよいでしょう。 育成計画を実施したあとは、習得スキルの評価テスト、業務パフォーマンスの変化、上司・同僚からのフィードバック等、など複数の指標で効果測定をし、結果を次の育成計画に活かすことが重要です。 人材育成はどう進める?代表的な手法とその活用方法 人材育成の代表的な手法には、以下のようなものがあります。 OJT OFF-JT 自己啓発 それぞれの活用方法を詳しく解説します。 OJT OJTとは、上司や先輩社員が指導者となり、実際の業務を通して部下を育成する手法のことです。部下が実践的なスキルを身に付けつけられるだけでなく、上司の指導スキル向上や、上司と部下の信頼関係の構築にも効果的です。 ただし、業務を進めながら部下の育成をすると、指導者の負担が大きくなったり、指導力の差が育成に影響したりすることがあります。OJTを実施する際は、業務量の調整や指導力向上のための教育も実施するようにしましょう。 OFF-JT OFF-JTとは、日常業務から離れた場で実施される教育のことです。研修を通して業務に必要なスキルや知識を体系的に学べます。学習に集中できるだけでなく、指導者のスキルに依存しないため、知識習得のばらつきを防げるのも嬉しいポイントです。 一方で、講師や会場のコストがかかったり、受講者が受け身になりやすかったりするデメリットがあります。予算や場所に制限があるときは、eラーニングを活用して費用を抑えるのがおすすめお勧めです。研修をする際は、受講者が集中力を維持できるようにグループワークを取り入れてみましょう。 自己啓発 自己啓発とは、自身のスキルアップのために学習したり、資格を取得したりすることです。社員が自ら学ぶことで、生産性向上や業績アップにつながります。ただし、自己啓発は成長意欲のない社員には効果が薄く、組織全体の能力の底上げが難しくなります。 社員に自己啓発を促したいときは、受講費補助や資格取得報奨金制度を導入したり、資格試験のための休暇を付与したりするのが効果的です。くわ加えて、学習成果を評価に反映させることで、社員の成長意欲をより高められるでしょう。 人材育成のよくある課題と解決策 人材育成を進める際の課題には、以下のようなものがあります。 指導者が不足している 人材育成をしても辞めてしまう 人材育成をする時間がない 社員のモチベーションが低い それぞれの解決策を見ていきましょう。 1. 指導者が不足している 指導者が不足していると人材育成を進められないだけでなく、指導者のスキル不足によって社員の成長意欲が低下する可能性があります。 指導者を育成するためには、指導方法や計画の立て方を学ぶ機会を提供することが大切です。マネジメント研修やOJTトレーナー研修等を実施して、指導者を育成しましょう。 2. 人材育成しても辞めてしまう 育成した人材が辞めてしまうと、これまでの教育コストが無駄になります。このような状況を防ぐためには、人材育成だけでなく、適切な評価や人材配置ができるように体制を整えておくことが大切です。 社員の成長意欲やキャリアプランを考慮した人材配置をすれば、社員がやりがいを感じやすくなるでしょう。スキルや実績に応じた昇給・昇進制度を取り入れることができれば、社員のモチベーションを高めて定着につなげられます。 3. 人材育成をする時間がない 企業によっては日常業務が忙しく、人材育成に十分な時間を割けない場合があります。指導者の業務負担が大きければ、OJTを実施しても育成効果が低下してしまいます。業務分担を見直したり、外部研修を活用したりして指導者の負担を軽減しましょう。 eラーニングを活用すれば、時間や場所を問わず受講者のペースで学習を進められます。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、ビジネスマナーやコミュニケーションスキル、マネジメントスキル等をeラーニングで学べます。 「Cloud Campusコンテンツパック100」については、以下のリンクからご確認ください。 >>Cloud Campus「コンテンツパック100」をチェックする 4. 社員のモチベーションが低い 育成対象者のモチベーションが低ければ、期待する効果が得られません。社員の成長意欲を高めるためには、人材育成の目的や重要性を説明し、自身の成長やキャリアアップへの効果を理解してもらう必要があります。 社員のモチベーションに課題があるときは、1on1ミーティングを実施し、課題やキャリアプランを考える機会を設けるのも効果的です。 人材育成の具体例 企業がどのような人材育成をしているのか具体例を紹介します。 大手インテリア用品メーカー 大手インテリア用品メーカーでは、広い視野と柔軟な思考を養うために、さまざまな部署を経験する「配転教育」を取り入れています。くわ加えて、社員のキャリア形成をサポートするために上司との定期的な面談やキャリアカウンセリングを実施しています。 独自のデジタル教育コンテンツや、他社調査の実践研修を提供しているのも特徴的です。 大手インターネット広告会社 大手インターネット広告会社では、半期に一度、メンバー全員がマネジメント視点で組織目標を考える施策を実施しています。半期末には上長との面談によって目標達成度を評価し、給与や年俸に反映される仕組みです。 また、社内異動公募制度や社内版転職サイトの運営等を通じて、適材適所の人材配置ができるように取り組んでいます。さらに、育成担当者のトレーニングスキル研修や新任マネージャーのマネジメント研修等、役割や役職に応じた研修によって社員の成長を支援しています。 大手飲料メーカー 大手飲料メーカーでは、全社員を対象に能力や適性、希望等などを体系的に把握・管理し、最適な配置や育成を行う『全社員型タレントマネジメント』によって、適材適所の配置を目指しています。また、社員が主体的に学び合えるように業務内容や一般教養等さまざまな内容の講義を受講したり、自らが講師として講義を開いたりすることができる学習プラットフォームを開設しています。 管理職層の人材育成力を強化するために、人材人財育成に関する悩みやノウハウを共有する場を設けているのも特徴的です。 メンター制度の導入も検討しよう 人材育成の効果を高めるための手段として、メンター制度の導入も検討してみましょう。メンター制度とは、先輩社員が若手社員の業務面だけでなく、人間関係やキャリアの悩みといった精神面のケアまで幅広くサポートする制度のことです。 悩みの解消によるパフォーマンス向上や離職防止といった効果が期待できます。ただし、メンターとなる社員が目的や役割を理解していなければ適切なサポートができないため、メンター研修を実施してメンターを教育することが大切です。 まとめ 効果的な人材育成は、生産性の向上や優秀な人材の定着につながります。人材育成を成功させるためには、社員のスキルを把握し、求める人物像とのギャップを埋められるように育成計画を立てることが大切です。 人材育成をする時間を確保するのが難しい場合は、時間や場所に捉われることなく学習できるeラーニングがお勧めおすすめです。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、ビジネスマナーやコミュニケーションスキル、マネジメントスキル等人材育成に役立つコンテンツをeラーニングで学べます。 低コストで厳選コンテンツ見放題!コンテンツパック100 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」は、マネジメント研修に関するコンテンツを含む、100以上のeラーニングコンテンツが見放題です。 ニーズの高いコンテンツを厳選することで、業界最安値の1ID 年額999円(税抜)を実現しており、利用企業は240社を超えています。 Cloud Campusのプラットフォーム上で研修としてすぐに利用可能です。 「Cloud Campusコンテンツパック100」の詳細は、以下からご確認頂けます。 >>「Cloud 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2025.05.07

主体性とは?ビジネスで求められる背景、高める方法を解説

2025.05.07

主体性とは?ビジネスで求められる背景、高める方法を解説

ビジネススキル

主体性とは、自らの意思や判断に基づき責任をもって行動することをいいます。 目まぐるしく変化する時代に対応するためには、主体性をもった社員を増やすことが重要です。 主体性のある人が組織に増えると、生産性や業績の向上につながります。 本記事では、主体性と自主性の違いや、主体性が求められる背景を解説します。 社員の主体性を高める方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。 主体性とは 主体性とは、自らやるべきことを考え、責任をもって行動することをいいます。 与えられた仕事をこなすだけではなく、業務効率を高めるために無駄なプロセスを洗い出して改善する人は、主体性があるといえます。 責任感や成長意欲をもった主体性のある人が組織に増えると、モチベーションや生産性の向上につながるでしょう。 主体性と自主性の違い 主体性と似た言葉に「自主性」があります。 自主性とは、やるべきことに率先して取り組むことです。 主体性はやるべきことが決められていない状況で自ら考えて行動することを指すのに対し、自主性は決められていることに率先して取り組むという違いがあります。 例えば、上司から与えられた業務に積極的に取り組む人は、自主性がある人です。 一方、主体性がある人とは、業務効率や業績アップのために何をすべきかを考えて行動できる人を指します。 社員に主体性が求められる背景 企業が時代の流れや働き方の変化に対応して成果を出すためには、主体性のある人材が必要です。 ここでは、社員に主体性が求められる背景を紹介します。 VUCA時代への対応 VUCA時代とは、先行きが不透明で予測困難な時代のことを指します。 柔軟な思考や迅速な判断が求められるVUCA時代では、経営者や管理職だけでなく、社員一人ひとりが時代の変化にあわせてやるべきことを考え、行動する必要があります。 主体性のある人は、変化の激しいVUCA時代を生き抜くために重要な人材といえるでしょう。 働き方の変化 働き方の変化にともなって、昨今では上司の目が届かない場所でも仕事ができるようになりました。 リモートワークのように上司が細かい指示を出せない状況であっても、自ら考えて行動し、成果を出せる人材が求められているのです。 主体性がある人の特徴 主体性がある人には、以下のような特徴があります。 責任感がある 課題発見力がある 成長意欲がある 失敗を恐れない 周りを巻き込んで行動できる それぞれ詳しく解説します。 1. 責任感がある 主体性がある人は、自ら考えて行動した結果の責任が自身にあると考えています。 そのため、失敗やトラブルに直面しても、他人のせいにすることはありません。 自らの行動を振り返って失敗した原因を考え、目標達成に向かって最後までやり抜くことができます。 どのような状況であっても責任をもって業務に取り組む人は、重要な仕事を任せられることが多いでしょう。 2. 課題発見力がある 生産性を向上させるためには、改善できる課題がないかを考えながら業務に取り組む姿勢をもつことが大切です。 自ら考えて行動できる人は、従来のやり方に捉われることなく「無駄なプロセスがないか」「新たなツールの導入で業務効率をアップできないか」といった視点をもっており、職場環境の改善に貢献できます。 新しい視点で物事を捉えられる人材は、時代の変化に対応するための新たなアイデアを生み出しやすいでしょう。 3. 成長意欲がある 主体性がある人は、自ら考えて行動をすることが自己成長につながると考えています。 なりたい姿や目標が明確なため、高いモチベーションを保てるのも特徴です。 業務に必要な知識やスキルを自ら学び、成長につなげようと行動することで、周囲のモチベーションまで高める効果も期待できるでしょう。 4. 失敗を恐れない 失敗を恐れずに新たな挑戦ができるのは、主体性がある人の特徴です。 挑戦をするときに最初から成功すると思っていないため、失敗しても過度に落ち込むことがなく、前向きに対処できます。 失敗を学びの機会と捉え、同じ失敗をしないように対策することが重要だと考えています。 5. 周りを巻き込んで行動できる 率先して行動できる主体性のある人は、上司や同僚に相談して協力してもらうことが得意です。 業務によっては、一人で解決できない課題に直面することもあります。 そのようなときに、さまざまな知識や経験をもった人を巻き込んで行動できるため、課題解決がスムーズに進み、大きな成果につながりやすいでしょう。 主体性がない人の特徴 主体性がない人の特徴は、以下の通りです。 指示されるまで行動しない 他責思考である 他人に流されやすい それぞれ詳しく見ていきましょう。 1. 指示されるまで行動しない 主体性がない人は、指示されたこと以外は自身の仕事ではないと考える傾向があります。 指示されていないことには取り組もうとせず、従来のやり方で効率が悪い部分があったり、違和感を覚えたりしても改善しようとしません。 上司が細かく指示を出す必要があるため、上司の負担も大きくなるでしょう。 2. 他責思考である 主体性がない人は、他責思考であるケースが多いです。 他責思考が強いと、ミスやトラブルが起きた際に「上司の指示が悪かった」と他者のせいにしてしまいます。 上司や同僚からミスを指摘されることを恐れているため、他人を責める傾向があるのです。 自身に責任がないとの思考により、失敗の原因について考えることもなく、同じミスを繰り返してしまいます。 他責思考の人は、組織で孤立したり、チームワークを低下させたりする可能性があるでしょう。 3. 他人に流されやすい 責任を取りたくない気持ちが強い主体性のない人は、意見を言わないことが多いです。 自信がなく、周囲の意見にあわせることに安心感を覚える傾向があり、新たなアイデアを出すのが苦手とされています。 否定や責任から逃れようとして他人の意見に同調する人がいると、建設的な意見交換が難しくなるでしょう。 社員の主体性を高める方法 社員の主体性を高める方法には、以下のようなものがあります。 主体性を高める研修を実施する 考える機会を与える ある程度の失敗を許容する 1on1ミーティングを実施する それぞれ詳しく解説します。 主体性を高める研修を実施する 社員の主体性を高めるためには、研修の実施が効果的です。 例えば、主体性の意味や求められる理由を理解してもらう研修や、主体性を発揮するために必要な知識やスキルを身に付けられる研修を実施するのがよいでしょう。 また、自身のやり方を押し付けたり、部下の話に耳を傾けない上司に対して、部下の主体性を引き出すための研修を実施することも大切です。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、自律的にPDCAサイクルを回す方法や問題解決のための論理的思考法、自発的な行動を促すコミュニケーション方法といったコンテンツをeラーニングで学べます。 考える機会を与える 上司が細かく指示をしていると、部下は自ら考える機会を失い、指示通りりに行動するべきだと考えるようになります。 主体性を高めるためには、部下に考える機会を与えることが大切です。 例えば、目的達成までのプロセスや、業務改善のアイデアを考えてもらう方法があります。 最初から適切なアイデアを出せるとは限らないため、部下のやり方を尊重しつつ、必要に応じてフォローするのがよいでしょう。 ある程度の失敗を許容する 失敗を強く非難される環境では、主体性をもつのが難しくなります。 そのような環境で考える機会が与えられたとしても、失敗を恐れて従来のやり方に固執してしまうかもしれません。 ある程度の失敗は許容し、学びの機会として次の行動に活かせるようサポートしましょう。 1on1ミーティングを実施する 主体的な行動ができない社員のなかには、「上司の指示が細か過ぎる」と感じている人がいるかもしれません。 部下の考える機会を奪っていることに上司が気付いていない可能性もあるため、定期的な1on1ミーティングの実施をお勧めします。 1on1ミーティングとは、上司と部下の1対1の定期的な面談のことです。 1on1ミーティングで信頼関係を築くことができれば、部下が意見をもったり、率先して行動しやすくなったりするでしょう。 主体性がない社員がいる場合には、積極的な行動ができるようになるための具体的な方法を考える機会にもなります。 まとめ 目まぐるしく変化する時代に対応するには、主体性のある社員を増やすことが大切です。 自らの意思や判断に基づき責任をもって行動できる社員が増えれば、業務効率アップや業績向上につながります。 社員の主体性を高めるためには、研修を実施したり、考える機会を与えたりするのが効果的です。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、PDCAサイクルを回す方法や、自発的な行動を促すコミュニケーション方法、問題解決のための論理的思考法といったコンテンツをeラーニングで学べます。 eラーニングで社員の主体性を高める研修を実施したい場合は、ぜひご活用ください。 低コストで厳選コンテンツ見放題!Cloud Campusコンテンツパック100 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」は、自律的にPDCAサイクルを回す方法や問題解決のための論理的思考法といったコンテンツを含む、100以上のeラーニングコンテンツが見放題です。 ニーズの高いコンテンツを厳選することで、業界最安値の1ID 年額999円(税抜)を実現しており、利用企業は240社を超えています。 Cloud Campusのプラットフォーム上で研修としてすぐに利用可能です。 「コンテンツパック100」の詳細は、以下からご確認頂けます。 >>Cloud Campusコンテンツパック100の詳細をチェックする

2025.05.07

生成AIとは?導入するメリット・デメリットとビジネスでの活用シーンを解説

2025.05.07

生成AIとは?導入するメリット・デメリットとビジネスでの活用シーンを解説

ITスキル

eラーニング

AI(人工知能)の一種である生成AIは、文章や画像、動画の作成に役立つことから、ビジネスでの活用の幅が広がっています。 生成AIをビジネスに取り入れて作業効率を高めるためには、生成AIの意味や仕組みを正しく理解することが大切です。 本記事では、生成AIの概要やビジネスでの活用シーンを紹介します。 生成AIを活用するときのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 生成AIとは 生成AIとは、AIの一種であり、テキストや画像、音声等のコンテンツを自動生成する技術のことをいいます。 企業の業務効率化やクリエイティブ分野での活用が進んでおり、今後もさらなる進化が期待されています。 まずは、生成AIの仕組みと一般的なAIとの違いを解説します。 生成AIの仕組み 生成AIは、学習した大量のデータを基に、新しいコンテンツを作成します。 コンテンツ作成の過程に用いられる代表的な技術として、ディープラーニング(深層学習)が挙げられます。 ディープラーニングとは、人間の脳を模倣したニューラルネットワークを使って大量のデータから法則を自動抽出する技術です。 テキスト生成AIでは、過去の文章データを学習し、ユーザーの入力に基づいた自然な文章を作成できます。 生成AIと一般的なAIの違い 生成AIとAIとの大きな違いは「新しいコンテンツを作成できるかどうか」です。 一般的なAIは既存データを基に分析や分類、予測を行うことが得意です。 一方、生成AIは新たなデータを生み出すことに長けています。 そのため、文章作成やデザインの補助、音声の合成といった幅広い用途で活用されています。 詳しくはAIとは?という記事でもまとめていますのでご参考にどうぞ。 AIとは?ビジネス導入のメリット・注意点・活用例を一挙紹介 生成AIの種類 生成AIの種類には、主に以下の4つがあります。 テキスト生成AI 画像生成AI 動画生成AI 音声生成AI それぞれの特徴を詳しく紹介します。 テキスト生成AI テキスト生成AIは、ユーザーからの指示や質問から文章を出力するAIです。 ブログ記事や広告文といったコンテンツの自動作成、既存資料の要約・翻訳等に活用されています。 テキスト生成AIは文章の流れを理解し、自然な対話をすることもできます。 そのため、カスタマーサポートの自動化や、学習支援の分野での活用も進んでいる技術です。 画像生成AI 画像生成AIは、ユーザーの指示に従って画像を自動作成するAIです。 専門的なスキルがなくとも、リアルな人物画像やおしゃれなイラストの生成が可能になります。 広告デザインやゲームのキャラクター制作に活用されており、創作活動の幅を広げる技術として注目されています。 動画生成AI 動画生成AIでは、画像や指示文を基に映像を自動で生成・編集できます。 なかでも、特定の人物の動きを学習し、別の映像と組み合わせるディープフェイク技術が有名です。 2023年にRunway社が「Gen-2」という高品質な動画生成AIを発表したことをきっかけに、動画生成AIへの注目が集まりました。 技術の進歩によって長尺の動画も簡単に生成できるようになれば、プロモーションや広告動画の生成が可能になるでしょう。 音声生成AI 音声生成AIは、音声の合成や変換ができるAIです。 テキストデータを自然な音声に変換するTTS(Text to Speech)や、特定の人物の声を再現するボイスクローン技術等が使われています。 ナレーションの自動作成や音声アシスタントの開発に活用されており、コールセンター業務やポッドキャスト制作といった分野での運用が期待されている技術です。 生成AIに使われるモデル 生成AIに使われるモデルには、以下のようなものがあります。 GPT VAE GAN 拡散モデル それぞれ詳しく解説します。 GPT GPT(Generative Pre-trained Transformer)は、AI(人工知能)技術ベンダーOpenAIが開発した、文章を生成するためのAIモデルです。 大量のテキストデータを学習し、自然な文章を作成できるのが特徴です。 2025年4月現在、GPT-4oやGPT-4.5といった複数のバージョンが提供されています。 チャットボットや記事作成、プログラムのコード補助等、多様な用途で活用されています。 VAE VAE(Variational Auto Encoder)は、データの特徴を学習し、それに基づいて新しいデータを生成するモデルです。 画像や音声の生成に使われることが多く、データの圧縮や復元にも応用されています。 GAN GAN(Generative Adversarial Network)は、2つのネットワークが競い合うことで、よりリアルなデータを生成するモデルです。 特に画像生成の分野で活用されており、リアルな写真風の画像を作れるのが特長です。 主にデザイン作成やデジタル広告等に利用されています。 拡散モデル 拡散モデル(Diffusion Model)は、対象の画像や音声にノイズをくわえ、その過程をさかのぼるように再構築する過程を学習して生成をするモデルです。 DALL·E(DALL-E-2 以降)といった最新の画像生成AIにも用いられており、高品質なイラストや写真の作成を得意としています。 生成AIを使ったサービス例 生成AIを使ったサービスには、以下のようなものが挙げられます。 サービス名 特徴 ChatGPT アメリカのOpenAIが開発した、人が書いたような自然な文章を自動作成できるテキストAI コーディングや文章の要約、翻訳、アイデア出しに活用できる Gemini アメリカのGoogleが開発元の高性能なテキストAI テキストだけでなく、画像や音声といった複数のデータを同時に扱える DALL·E3 アメリカのOpenAIが開発した、指示文に沿って画像を自動生成するサービス ChatGPTやBing AIで利用できる Stable Diffusion イギリスのStability AIが開発元の、無料で利用できる画像生成AI Hugging FaceやDream Studio等のアプリで利用できる Sora アメリカのOpenAIが提供している、リアルな動画や画像を自動作成できるサービス クオリティの高い実写やアニメーション動画を作成できる Gen-2 アメリカのRunway社が開発元で、テキストや既存の画像、映像から新しい動画を生成できるサービス カメラの詳細な動きや速度等を設定できる機能がある VALL-E アメリカのMicrosoft社が開発した、人間の自然な声を再現できる音声生成AI 3秒の音声サンプルから、感情の乗った音声を生成できる CoeFont 東京工業大学発のベンチャー企業が開発した音声生成AI 有名人やキャラクターの10,000種類以上のAI音声を利用できる 生成AIを活用するメリット 生成AIを利用する主なメリットは、以下の通りです。 業務効率化 コスト削減 アイデア創出のサポート 顧客満足度の向上 生成AIの活用により、文章作成やデータ分析等の業務の一部を自動化できる可能性があります。 業務自動化によって人的リソースを削減できれば、人件費を抑えることにもつながるでしょう。 生成AIにユーザーや市場のデータを提供すると、新しい企画やデザインのヒントを得られたり、より最適なコンテンツを作成できたりします。 その結果、顧客満足度が向上する効果も期待できます。 生成AIを活用するデメリット 生成AIの使用には、以下のようなデメリットがあることを認識しておきましょう。 誤った情報を生成する可能性がある 生成コンテンツが既存の著作物と類似するリスクがある 適切な指示を伝えるのが難しい 生成AIは進化の途中であり、誤った情報や既存の著作物と類似したコンテンツを作成する恐れがあります。 また、コンテンツの品質はユーザーの指示によって大きく変動する傾向があります。 生成AIをうまく活用するには、指示内容を見直すといった工夫が求められるでしょう。 生成AIのビジネス活用シーン 生成AIは、以下のようなビジネスシーンで活用できます。 プレゼン資料や議事録作成の効率化 顧客ニーズや市場調査のサポート マーケティング・広告業務の効率化 カスタマーサポートの自動化 コンテンツ制作の支援 それぞれ詳しく紹介します。 1. プレゼン資料や議事録作成の効率化 生成AIはテキストの要約やスライドの自動作成ができるため、プレゼン資料の作成時間の大幅な短縮が可能です。 会議の録音データを生成AIに入力すれば、自動でテキスト化し、要点の抽出もしてくれるため、議事録を短時間で作成できるようになります。 2. 顧客ニーズや市場調査のサポート 生成AIは、SNSやアンケート結果を基に、トレンドや顧客の関心を自動分析してくれます。 テキストAIにSNS投稿の情報を入力すると、特定の製品やサービスに対するユーザーの感想を迅速に収集します。 競合他社の動向や業界の最新情報も、AIを活用することで素早く調査しやすくなるでしょう。 3. マーケティング・広告業務の効率化 広告業務に欠かせないターゲット層の選定やキャッチコピーの作成は、生成AIが得意な分野です。 例えば、生成AIに顧客データを提供すれば、顧客に響きやすい広告文や画像を自動生成してくれます。 メールマーケティングにおいては、開封率の高い件名や本文の生成も可能です。 マーケティング業務の一部を生成AIに任せられると、企画や戦略立案に集中できるようになり、業務の生産性が向上するでしょう。 4. カスタマーサポートの自動化 テキストAIや音声生成AIを活用すると、顧客対応を自動化できるだけでなく、迅速かつ的確なサポートが可能になります。 生成AIが使われているチャットボットは、事前に学習した膨大なデータを基に回答を出したり、より自然な会話ができたりするため、顧客サポートの質を向上させられます。 カスタマーサポートにAIを取り入れれば、サポート業務の負担軽減だけでなく、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。 5. コンテンツ制作の支援 コンテンツ制作には時間とスキルが必要ですが、AIを活用することで誰でも効率的に作成できるようになります。 例えば、自社メディアの記事執筆について相談すると、どのような構成・見出しが適しているかのアドバイスを受けられます。 画像生成AIを活用すれば、広告デザインや構成のヒントを得られるでしょう。 生成AIを活用するときのポイント 生成AIを活用するときは、以下のポイントを押さえておきましょう。 生成AIの出力内容を確認する 機密情報を入力しない 人間の創造性を組み合わせる 生成AIに関する法律の動向をチェックする それぞれ詳しく紹介します。 生成AIの出力内容を確認する 生成AIの出力内容が必ずしも正確とは限りません。 事実関係の誤りや偏った情報が含まれることがあるため、利用者自身が内容を確認し、正確性を担保することが大切です。(生成AIの出力の間違いをハルシネーションと呼びます。) 誤情報を含んだコンテンツを使用すると、信頼を損なってしまう可能性があります。 生成AIで作ったコンテンツを活用するときは、信頼できる情報源と照らし合わせながら、適切な修正をしましょう。 機密情報を入力しない 生成AIを利用する際は、機密情報や個人情報を入力しないようにしましょう。 生成AIツールのなかには、ほかのユーザーが過去に入力したデータを出力するものもあり、意図せず情報が外部に漏れるリスクが否めません。 情報漏えいを引き起こさないためにも、入力して問題ない情報なのかの確認が必要です。 人間の創造性を組み合わせる 生成AIは効率的にコンテンツを作成できる一方で、独自性や創造性には限界があります。 より質の高いコンテンツを作成するには、生成AIの出力をそのまま使うのではなく、人間の視点や創造性をくわえて編集・修正することが大切です。 例えば、生成AIのアイデアを基に、独自の意見や事例を交えて文章を作成すると、より魅力的で価値のあるコンテンツに仕上がります。 AIの活用は補助的な手段と捉え、人間の創造力と組み合わせることで、より高品質な成果物を生み出しましょう。 生成AIに関する法律の動向をチェックする 生成AIにおける日本の法律や規制は、まだ整備をしている途中の段階です。 ただし、2025年2月に「AI関連技術の研究開発と活用推進法案」が閣議決定されたことを受け、今後はAIに関する規制が強まる可能性があります。 生成AIを適切に活用するためにも、政府や公的機関の発表する情報をチェックし、法律やガイドラインの動向を把握しておきましょう。 まとめ 生成AIは、膨大なデータを基に新しいコンテンツを生み出すことに長けています。 そのため、文章作成やデザイン制作の補助、音声の合成といった幅広い用途で使用されています。 ビジネスシーンで活用すれば、プレゼン資料や議事録作成の効率化、カスタマーサポートの自動化が期待できるでしょう。 生成AIを適切に利用するためにも、正しい知識を取り入れたり、生成AIに関する法律の動向をチェックしたりするようにしましょう。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、年間999円(税抜)で100教材以上のeラーニングを受講できます。 AIの基礎知識や生成AIをビジネスに活用するポイントを学べるコンテンツも収録しているので、生成AIの導入を検討している場合はぜひご活用ください。 低コストで厳選コンテンツ見放題!Cloud Campusコンテンツパック100 コース一覧はこちらからご確認ください。 >>Cloud Campusコンテンツパック100の詳細をチェックする

2025.05.07

AIとは?ビジネス導入のメリット・注意点・活用例を一挙紹介

2025.05.07

AIとは?ビジネス導入のメリット・注意点・活用例を一挙紹介

ITスキル

ビジネススキル

AIとは?ビジネスに導入するメリットと注意点、活用例を紹介 AI(人工知能)とは人間のようにデータを学習したり、物事を判断したりできる技術のことで、ビジネス分野での活用が進んでいます。 AIの導入で業務効率を高めるには、AIの意味やデータの学習方法、種類を知っておくことが大切です。 本記事では、AIの概要やビジネスで活用するメリットと注意点を紹介します。 AIの活用事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 AI(人工知能)とは AI(人工知能)を簡単に説明すると、人間のように物事を学習して判断ができる技術のことをいい、「Artificial Intelligence」の略称です。 コンピュータの性能が向上したことで、学んだ知識を基に人間と同じような計算や思考ができるのが特徴です。 昨今では、AIを活用したビジネスが増えてきています。 AIと生成AIとの違い AIと生成AIの大きな違いは「新しいコンテンツを作り出せるかどうか」です。 AIの機能に新しいコンテンツを作り出す技術が搭載されたものが生成AIです。 生成AIの一つであるテキストAIでは、ユーザーの指示を受けて過去の文章データを利用した自然な文章を作成できます。 生成AIについてはこちらの記事を参考にしてみてください。 生成AIとは?導入するメリット・デメリットとビジネスでの活用シーンを解説 AIの学習方法 AIの主な学習方法には、機械学習と深層学習があります。 それぞれどのような仕組みなのか詳しく見ていきましょう。 機械学習 機械学習とは、AIが大量のデータからパターンを見つけ、自動的にルールを学ぶ技術です。 明確な指示がなくても、集めたデータを基に適切な判断ができるようになります。 機械学習が用いられているスパムメールのフィルタリングでは、過去のスパムメールと通常のメールの違いを学習し、新しいメールがスパムかどうかを判断します。 機械学習には以下の3種類があり、それぞれの違いは以下の通りです。 概要 活用例 教師あり学習 正解データを与えた状態で学習する スパムメール判定、売上予測 教師なし学習 正解データを与えていない状態で学習する 画像生成、異常検知 強化学習 正解データを与えず、目的として設定された報酬を最大化するための行動を学習する ゲーム、ロボット制御 深層学習 深層学習(ディープラーニング)は、人間の脳の神経回路を模した「ニューラルネットワーク」を利用してデータの分析・学習をする技術です。 特に、画像認識や音声認識において優れた成果を上げており、自動運転技術や顔認証システム等に応用されています。 スマートフォンの顔認証機能では、顔の画像から目や鼻といった特徴を抽出し、その特徴と照らし合わせて本人かどうかを瞬時に判別できるようになっています。 AIの歴史 AIは1950年代から研究が始まった技術です。 米国で​1956年に開催されたダートマス会議で、初めて「人工知能」という言葉が使われたとされており、AI研究が本格的にスタートしました。 人間のように思考をする機械をめざして研究を進めていましたが、技術的な限界から一度注目が薄れ、1970年代に「AIの冬」と呼ばれる停滞期を迎えます。 1980年代に入るとエキスパートシステムと呼ばれる専門知識を活用したシステムが注目され、再びAI研究が活発化します。 1990年代以降は、コンピュータの性能向上やインターネットの普及により、大量のデータを活用した機械学習が進展します。 2000年代後半にはディープラーニング(深層学習)が登場し、AIは画像認識や音声認識等の分野での成果を出しました。 現在はスマートフォンの音声アシスタントや自動運転等、身近な分野で活用されています。 AIの種類 AIの主な種類には、特化型人工知能(弱いAI)と汎用型人工知能(強いAI)があります。 それぞれの特徴を詳しく紹介します。 特化型人工知能 特化型人工知能は、特定の目的や分野に特化したAIで、弱いAIと呼ばれることがあります。 2025年時点で実用化されているAIのほとんどが特化型人工知能です。 具体的には、AIによる自動翻訳やチャットボット、医療診断支援システム等が挙げられます。 これらのAIは、人間のように広範囲な知識があるわけではなく、特定のデータを学習し、その分野で適切な判断を下すことができます。 汎用型人工知能 汎用型人工知能は、人間のようにさまざまな分野で知的な判断ができるAIのことをいい、強いAIとも呼ばれます。 現在の技術ではまだ実現されていませんが、開発が進めばAIが人間と同じように柔軟に考え、創造的な仕事をこなすことが可能になるといわれています。 実用化されれば、ロボットが自律的に学習し、あらゆる分野で人間のように働く未来が訪れるかもしれません。 AIが得意なこと AIは以下のようなことを得意としています。 AIの得意分野 具体的な内容 文章理解 文章を理解し処理をして翻訳や要約ができる 音声理解 音声をテキストデータへ変換できる 画像認識 写真から特定のものを自動検出できる データ分析 過去のデータを分析して適切な手段を予測できる データ活用 過去のデータに基づいて新しいデータを作成できる AIは文章や音声、画像、データといった多様な情報を正確かつスピーディーに処理することを得意としています。 AIが不得意なこと AIが不得意なことには、以下のようなものがあります。 AIの不得意分野 具体的な内容 創造的な発想や感情の理解 AIはデータに基づいて学習するため、人間のように感情をもったり、独自の発想を生み出したりすることが難しい 倫理的な判断 AIは道徳的な判断ができないため、倫理的な問題に対して適切な対応をすることが難しい 臨機応変な対応 予期しない状況に直面したときに適切な対応をするのが難しい AIには人間のような感情に基づく判断力や柔軟性が備わっているとはいえません。 人間ならではの感性や価値観が求められる場面では、AIの力を発揮するのは難しいでしょう。 AIをビジネスに活用するメリット AIをビジネスに活用するメリットには、以下のようなものがあります。 業務の効率化を図れる 人的ミスを減らせる 顧客満足度を向上できる 一つずつ詳しく紹介します。 1.業務の効率化を図れる AIを活用して、データの分析や顧客対応等の作業を自動化すれば、時間や労力を削減できます。 その結果、従業員はより創造的な業務に集中できるようになります。 特にルーティンワークが多い場合では、AIの導入が大きな効果をもたらすでしょう。 くわえて、AIは人間のように休む必要なく稼働し続けられます。 AIの導入で、長時間労働や深夜対応に割いていた人件費を抑えられたり、監視業務等の24時間対応が可能になったりするメリットも得られるでしょう。 2. 人的ミスを減らせる AIは人間と異なり、感情や疲労の影響を受けないため、ヒューマンエラーを減らすことができます。 データ入力や計算業務等にAIを活用すれば、人的ミスを最小限に抑えられるでしょう。 人的ミスが減ると、クレームが減ったり、顧客の信頼を得ることにつながります。 3. 顧客満足度を向上できる AIを活用すると、顧客対応の質を向上しやすくなります。 AIを活用したチャットボットを取り入れると、カスタマーサポートを24時間対応にできるだけでなく、学習データを基に顧客へ適切な回答を提供できるようになります。 くわえて、AIによるデータ分析を活用すれば、顧客のニーズを満たしたサービス・商品を提供できるようになるでしょう。 その結果、顧客満足度の向上につながり、企業の売上やリピーターの増加が期待できます。 AIをビジネスに活用する際の注意点 AIをビジネスに活用する際は、以下の点に注意しましょう。 情報漏えいのリスクがある 責任の所在が不明確になる 思考プロセスが確認しにくい それぞれ詳しく解説します。 情報漏えいのリスクがある AIをビジネスに活用するときには、個人情報や機密情報が流出しないように細心の注意を払わなければなりません。 適切なセキュリティ対策ができていなければ、外部からのサイバー攻撃によって情報が漏えいする可能性があります。 そのような事態を避けるためにも、十分なセキュリティ対策を行ったうえでAIを活用しましょう。 責任の所在が不明確になる 2025年4月現在、日本でAIによるトラブルの責任の所在に関する法律は定められていません。 そのため、AI技術を使ったサービスや商品でトラブルがあったときに、責任の所在が不明確になることがあります。 例えば、AIを使った自動運転の自動車が事故を起こした場合に、その責任は運転手にあるのか、自動車を開発した会社にあるのか判断が難しいのが現状です。 AIを導入する際は、トラブル発生時の対応方法をルール化しておくことが大切です。 思考プロセスが確認しにくい AIは学習した膨大なデータを基に判断を下しますが、その思考プロセスを人間が理解するのは難しいといわれています。 特に、深層学習(ディープラーニング)を活用したAIでは、どのような理由でその判断がされたのか明らかになりにくいのが現状です。 これを「ブラックボックス問題」といい、AIの導入が進むなかで大きな課題となっています。 ブラックボックス問題に対応するために、AIの思考プロセスを可視化するサービスを開発している企業もあります。 より信頼できるAIサービスを利用したい場合は、思考プロセスが可視化できるものを選ぶのがよいでしょう。 AIを使いこなすには正しい知識が必要 AIを効果的に使うには、正しい知識を身に付けておくことが大切です。 AIは万能ではなく、適切な活用をしなければ大きなミスにつながることがあります。 そのような事態を避けるためには、AIの得意・不得意な分野を知ったうえで適切な業務を振り分けることが大切です。 現在、日本ではAIに関する法律や規制が整備されていませんが、2025年2月に「AI関連技術の研究開発と活用推進法案」が閣議決定されました。 今後、規制が増える可能性があるため、どのような法律が成立するのかも追うようにしましょう。 AIの活用事例 最後にAIの活用事例を以下の分野に分けて紹介します。 音声認識 画像・映像認識 自然言語処理 具体的な活用方法を詳しく見ていきましょう。 1. 音声認識 AIの音声認識技術は、日常生活やビジネスのさまざまな場面で活用されています。 例えば、スマートスピーカーや音声アシスタントは、ユーザーの音声を認識して適切な応答をする技術です。 コールセンターではAIを活用した音声認識技術により、顧客対応の効率化が図れます。 2. 画像・映像認識 AIの画像・映像認識技術は、製造業や小売業といった幅広い分野で実用化が進んでいます。 製造業では、画像認識AIを活用した不良品チェックの無人化が実現されました。 小売業においては、防犯カメラ映像をAIがリアルタイムに分析することで、顧客の不審行動の検出ができるようになっています。 3. 自然言語処理 AIの自然言語処理技術は、文章の理解や生成を可能にします。 AIが使われた翻訳アプリや自動要約ツールは、自然言語処理技術によって、高精度な翻訳や要約を提供できます。 AI搭載のチャットボットでは、AIが顧客の問い合わせ内容を解析し、最適な回答を自動生成できるのです。 この技術の進化によって情報の伝達がスムーズになり、業務の効率化につながっています。 まとめ AIは、事前に設定された学習方法でデータを分析し、人間のような作業を行える技術です。 AIをうまく活用すれば、業務自動化や顧客満足度の向上が期待できます。 AIを適切に活用して成果を上げるためにも、AIの仕組みや活用時の注意点を理解しておきましょう。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、年間999円(税抜)の低価格で100教材以上のeラーニングを受講できます。 AIの基礎知識や生成AIのビジネスでの適正利用に関するポイントを学べるコンテンツも受講できるので、AIのビジネス活用を検討している場合はぜひご活用ください。 低コストで厳選コンテンツ見放題!Cloud Campusコンテンツパック100 コース一覧はこちらからご確認ください。 >>Cloud Campusコンテンツパック100の詳細をチェックする

2025.03.24

研修の効果的な振り返り方|タイミングやフレームワークを紹介

2025.03.24

研修の効果的な振り返り方|タイミングやフレームワークを紹介

人材教育

研修の効果や質を高めるためには、研修実施後に振り返りをすることが大切です。 研修の振り返りで効果や満足度を確認できれば、今後の研修計画が立てやすくなります。 くわえて、受講者が学んだことを復習する機会にもなり、知識がより定着しやすくなる効果も期待できます。 従業員への研修をより充実させるためにも、研修の振り返り方法を押さえておきましょう。 本記事では、研修の振り返りをする目的やタイミング、振り返り方法を解説します。 振り返りに役立つフレームワークも紹介するので、研修の効果や質を向上させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。 研修の振り返りをする目的 研修の振り返りをする主な目的は、以下の3つです。 研修の効果を測定するため 研修の質を高めるため 学習内容を定着させるため それぞれ詳しく見ていきましょう。 研修の効果を測定するため 研修を実施したあとは、振り返りをして効果を測定することが大切です。 あらかじめ設定した目的やゴールの達成度、改善点を確認しましょう。 振り返りのタイミングは研修直後だけでなく、一定期間経過後にするのも効果的です。 一定期間が経ったタイミングに振り返りをすれば、研修内容の定着度をチェックできます。 効果が十分でなかった場合は、研修内容が受講者の知識レベルに合っていなかったり、教材や講師の説明に分かりにくい部分があったりする可能性があります。 効果測定の結果を基に、研修内容の改善や適切なフォローをして社員のスキルアップをサポートしましょう。 研修の質を高めるため 研修の振り返りは、研修の質を高めることにつながります。 研修後に教材の分かりやすさや研修時間等の満足度を調査し、改善点を明確にしましょう。 満足度の調査結果を基に教材や講師、研修時間を見直すことで、より質の高い研修が実施できるようになるでしょう。 学習内容を定着させるため 研修の振り返りは、受講者が学んだことを整理する機会になります。 研修直後に学習内容を復習するとともに今後の行動目標を設定してもらうことで、日常業務で学習内容を踏まえた行動を取りやすくなります。 また、研修直後だけでなく定期的に振り返りの機会を設けることで、継続的な学習を促せるでしょう。 研修の振り返りをするタイミング 研修の振り返りは、研修直後だけでなく一定期間経過後にも実施することが大切です。 ここでは、研修の振り返りをするタイミングを解説します。 研修直後 まずは、研修直後に振り返りをしましょう。 受講者の記憶が薄れる前に理解度や満足度を調査すれば、研修の効果や質を高めるために必要な情報を収集しやすくなります。 また、研修直後に振り返りの時間を設けることで受講者が学習内容を整理でき、日常業務で学習内容を踏まえた行動ができるようになるでしょう。 一定期間経過後 振り返りをするのは研修直後だけでなく、研修から一定期間が経過したタイミングにするのも効果的です。 時間が経つにつれて学習内容を忘れやすくなるため、知識やスキルを定着させるためのフォローアップ研修を実施しましょう。 また、研修で学んだ内容が日常業務でどれくらい活かせるかは、一定期間過ごしてみなければ分かりません。 日常業務における効果を確認するためにも、一定期間経過後に振り返ることが大切です。 受講者が学んだことを活かせていない場合は、原因を明確にするための振り返りの機会を設けましょう。 くわえて、研修内容が活かせるように配置転換や社内体制を整備するのも手段の一つです。 研修の振り返り方法 研修の振り返り方法には、主に以下の4つがあります。 理解度チェックテスト アンケート レポート プレゼンテーション それぞれ詳しく解説します。 理解度チェックテスト 理解度チェックテストは、受講者が研修内容をどのくらい理解できたのかを確認するツールとして活用できます。 また、事前にテストがあることを伝えておけば、受講者の集中力を高めることにもつながるでしょう。 研修前に同じ内容の理解度チェックテストを実施しておくと、研修前後の知識レベルを比較することもできます。 アンケート アンケートは、研修の満足度を確認するのに適しています。 理解しにくかった理由や改善してほしい点を記述形式で回答してもらうこともできます。 アンケートを作成する際は、以下の項目を含めましょう。 研修の満足度(講師・教材・時間等) 発見した自身の課題 学びをどう活かすか 分かりにくかった点 記述式が多いアンケートは回答に時間がかかるため、選択形式をメインにして負担を軽減しましょう。 レポート 研修の振り返りをより丁寧にしたい場合は、レポートがお勧めです。 レポート作成を依頼するときは、以下のような内容を記載してもらいましょう。 研修目的 学んだこと 学びをどう活かすか 問題点や改善点 感想 受講者は研修で学んだことをレポートにまとめることで、学習内容を復習できます。 また、研修実施者は受講者から提出されたレポートを分析し、研修の改善点や受講者の課題、行動目標を把握できます。 プレゼンテーション 研修で学んだことを発表してもらうのも効果的です。 発表するためには、研修内容を深く理解しておく必要があるため、プレゼンテーションの準備をすることで、より知識が定着しやすくなるでしょう。 また、プレゼンテーションによる振り返りは、社員のプレゼンスキルを向上させる効果も期待できます。 研修の振り返りに役立つフレームワーク ここでは、研修の振り返りをする際に役立つフレームワークを紹介します。 KPT KPTとは「Keep(継続)」「Problem(問題)」「Try(挑戦)」の頭文字を取った言葉で、課題解決に適したフレームワークです。 KPTを活用する際は、以下の内容を書き出します。 Keep(継続) これからも続けていくべき事柄を抽出する Problem(問題) 改善すべき問題点を洗い出す Try(挑戦) 問題点を改善するために今後すべきことを具体的なアクションに落とし込む KPTの項目には「これからも継続すべき良い点」が含まれているため、ポジティブな振り返りができます。 良い点と課題を整理することで今後すべきことが明確になり、行動目標を設定しやすくなるでしょう。 YWT YWTは「やったこと(Y)」「分かったこと(W)」「次にやること(T)」の頭文字を取った言葉で、取り組みの振り返りに適したフレームワークです。 YWTを活用する際は、以下の内容を書き出しましょう。 やったこと(Y) 取り組んだことを振り返る 分かったこと(W) 取り組んだ結果、感じたことや気付いたことを書き出す 次にやること(T) YとWを踏まえて次にやるべきことを具体的なアクションに落とし込む YWTを活用すれば、経験から得た学びを整理して自己成長につながる行動目標を設定できます。 PDCA PDCAは、計画をブラッシュアップするのに適したフレームワークです。 PDCAを活用する際は、以下の4項目を書き出します。 Plan(計画) 目標を設定する Do(実行) 立てた計画を実行する Check(評価) 実行した結果を目標と比較する Action(改善) 評価結果を踏まえて改善する この4ステップを1サイクルとして繰り返すことで、継続的に計画をブラッシュアップできます。 カークパトリックの4段階評価 カークパトリックの4段階評価とは、以下の4段階で研修効果を測定する方法です。 第1段階(反応) アンケートを通して受講者の満足度を調査する 第2段階(学習) 理解度チェックテストやレポート提出によって受講者の理解度をチェックする 第3段階(行動) 受講者が研修で学んだことを日常業務で活かせているかを確認する 第4段階(結果) 研修の実施が企業の業績につながったかを測定する カークパトリックの4段階評価では、受講者の満足度や理解度だけでなく、研修内容が日常業務や企業の業績に効果をもたらしているかといった点まで確認します。 受講者の理解度や満足度が高い研修を実施できたとしても、日常業務に活かせていなかったり、企業の業績アップにつながったりしていなければ改善の必要があります。 研修にどれほどの効果があるのかを確認したいときは、カークパトリックの4段階評価を活用してみましょう。 研修の振り返りを今後に活かすコツ 研修の質や効果を高めるためには、受講者から集めた情報を分析して、次の研修に活かすことが大切です。 分析結果を関係者間で共有し、改善策を考えて実行しましょう。 改善策として「受講者の知識レベルにあった教材や担当講師を見直す」「研修時間や研修内容を見直して受講者の集中力を高める」等が考えられます。 従業員に役立つ研修にするためにも、改善を繰り返していきましょう。 まとめ 研修は実施したら終わりではなく、実施後に振り返りをすることが大切です。 研修直後や一定期間経過後に振り返ることには、効果や質を確認できたり、研修内容を定着させたりする効果が期待できます。 人材育成に効果的な研修をするためにも、理解度チェックテストやフレームワークを活用してみましょう。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、ビジネススキルやITスキル、コンプライアンス等に関するニーズの高い100コンテンツ以上をeラーニングで学べます。 eラーニングで研修を実施したい場合は、ぜひご活用ください。   低コストで厳選コンテンツ見放題!Cloud Campusコンテンツパック100 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」は、マネジメント研修に関するコンテンツを含む、100以上のeラーニングコンテンツが見放題です。 ニーズの高いコンテンツを厳選することで、業界最安値の1ID 年額999円(税抜)を実現しており、利用企業は240社を超えています。 Cloud Campusのプラットフォーム上で研修としてすぐに利用可能です。 「Cloud Campusコンテンツパック100」の詳細は、以下からご確認いただけます。 >>Cloud Campusコンテンツパック100をチェックする

2025.03.24

研修計画の立て方|事前準備から計画書の書き方まで解説

2025.03.24

研修計画の立て方|事前準備から計画書の書き方まで解説

人材教育

人事制度・組織づくり

社員の知識や技術を高める研修を実施するためには、研修計画が重要です。 研修計画を上手に立てられなければ、研修の効果や質が低下する可能性があります。 人材育成に効果的な研修を実施するためにも、研修計画の立て方を把握しておくことが大切です。 本記事では、研修計画を立てるための事前準備や実際の立て方、研修計画書の書き方を解説します。 研修計画を立てるときのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。 研修計画を立てる際に明確にすべきこと 研修計画を立てる前に、以下の3つを明確にしておきましょう。 研修目的 研修のゴール 研修の対象者 それぞれ詳しく解説します。 研修目的 まずは、研修を実施する目的を明確にすることが大切です。 研修目的には、新人のビジネススキルアップや管理職のマネジメントスキルアップ、専門知識の強化等、さまざまなものがあります。 目的によって適切な研修内容が異なるため、目的があいまいな状態では研修計画を立てられません。 企業の課題解決や業績アップのためにどのような人材を育成したいのかを明確にしてから、研修目的を定めましょう。 研修のゴール 研修計画を立てるときは、目的とあわせて研修のゴールを明確にすることが大切です。 研修後に受講者がどのような状態になることをめざすのかを考え、研修のゴールを定めましょう。 例えば、研修目的が管理職のマネジメントスキルアップであれば「研修後に管理職が自身の役割を理解し、部下の育成やチーム力強化のために必要な行動を取れるようになる」といったゴールを設定できます。 研修のゴールが決まれば、研修内容を決めやすくなるでしょう。 研修の対象者 どのような研修にするべきかは研修対象者によって異なるため、誰を対象にするのかを明確にしておきましょう。 例えば、管理職といってもチームリーダー等の新任管理職と、部長や本部長といった上級管理職では求められているスキルが異なることから、必要な研修も異なります。 新任管理職にはマネジメントの基礎に関する研修、部長以上の上級管理職にはマーケティング力等の経営的視点を身に付けられる研修等を実施するのがよいでしょう。 対象者を明確にしたうえでニーズにあった研修計画を立てられれば、より研修効果を高められます。 研修計画の立て方 研修計画を立てる流れは、以下の通りです。 予算を確保する 研修内容を決める 実施方法を決める 研修日程・場所を決める 効果測定方法を決める それぞれ詳しく見ていきましょう。 予算を確保する 研修計画を立てるときは、予算を確保する必要があります。 研修の実施には、教材費や講師の派遣料、会場費、受講者の移動費等の費用がかかります。 企業の事業計画や前年度の研修費用を参考にして予算を割り当てましょう。 人材育成を目的とした研修をする場合は、人材開発支援助成金やスキルアップ助成金といった助成金の対象となる可能性があるため、活用できる制度がないかを確認してみましょう。 研修内容を決める 予算が確保できたら研修内容を決めましょう。 研修内容を決めるときは、対象者の課題や知識レベルを把握しておくことが大切です。 受講者が求めている知識やスキルを把握したうえで、ニーズにあった研修内容を考えましょう。 くわえて、受講者がモチベーションを保ちやすいように工夫することも意識してみてください。 受講者が講師から一方的に話を聞く研修は集中力が続かなくなってしまうため、グループワークやロールプレイを取り入れるのも手段のひとつです。 グループワークやロールプレイの実施は、受講者の思考力を高めたり、受講者同士のコミュニケーションを活発にしたりすることにもつながります。 実施方法を決める 研修の主な実施方法には、集合研修・オンライン研修・eラーニングの3種類があります。 それぞれのメリットとデメリットは、以下の通りです。 実施方法 メリット デメリット 集合研修 グループワークをしやすい 対面で質問できる 会場費がかかる スケジュール調整の手間がかかる オンライン研修 会場費がかからない 講師や受講者の移動費や移動時間を削減できる グループワークを実施しにくい 通信環境を整える手間がかかる eラーニング 会場費がかからない 時間や場所を問わず受講者の都合にあわせて実施できる 参加者のモチベーションを保つのが難しい 集合研修は、受講者が会場に集まる対面形式の研修です。 会場を用意できる場合や、グループワークを実施したい場合であれば、集合研修をお勧めします。 オンライン研修は、パソコンやタブレットを利用してオンラインで実施する研修です。 会場費や受講者の移動費を抑えたい場合は、オンライン研修が適しているでしょう。 eラーニングは、インターネットを利用したオンライン学習のことです。 会場手配やスケジュール調整の手間を省き、時間や場所を問わず研修を実施したい場合は、eラーニングを選択しましょう。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、ビジネススキルやITスキル、コンプライアンス等に関するニーズの高いコンテンツをeラーニングで学べます。 「Cloud Campusコンテンツパック100」については、以下のリンクからご確認ください。 >>「Cloud Campusコンテンツパック100」をチェックする 研修日程・場所を決める 研修内容や実施方法が決まったら、研修の実施日程を決めましょう。 実施日程を決める際は、多くの人が参加できるように企業の年間計画と照らし合わせて繁忙期を避けるのがポイントです。 また、集合研修をする場合は、日程とあわせて実施場所を決める必要があります。 参加人数に応じた会議室を予約し、日程と場所が決まったら早めに告知しましょう。 効果測定方法を決める 研修は実施したら終わりではなく、研修後に効果測定をすることが大切です。 効果測定方法には、理解度チェックテストやアンケート、レポート提出等があります。 効果測定によって受講者が内容を理解できたか、日常業務に活かせる効果的な内容を学習できたかを把握しましょう。 集計したデータをもとに今後の研修計画を見直せば、研修の効果や質を高められます。 研修計画書の書き方 研修計画を立てる際は、研修計画書の作成がお勧めです。 研修計画書を作成すれば、関係者間の情報共有がスムーズになり、研修の準備や運営を効率よく進められます。 研修計画書には、以下のような内容を記載しましょう。 研修名 研修対象者や人数 実施日時や日数 実施場所や方法 研修費用 担当講師 研修目的や目標 研修内容 効果測定方法 担当者連絡先 実施後の研修計画書を保管しておけば、担当者が変わっても過去にどのような研修を実施したのかを確認しやすくなります。 研修計画を立てるときのポイント 研修計画を立てるときは、以下のポイントを意識しましょう。 実施後のフォロー計画を含める 研修内容に応じて自社企画または外部委託を選択する 定期的に研修計画を見直す それぞれ詳しく解説します。 実施後のフォロー計画を含める 研修効果を高めるためには、研修後のフォロー計画を立てておくことが大切です。 数ヵ月後や1年後等の一定期間が経過したタイミングで、フォローアップ研修を実施すれば継続的な学習を促せます。 また、研修後の成長をサポートするために、上司とメンバーが1対1で定期的に面談をする1on1ミーティングを実施するのもよいでしょう。 1on1ミーティングを実施して上司が部下の課題や悩みを把握すれば、適切なサポートをしやすくなります。 研修内容に応じて自社企画または外部委託を選択する 研修計画の立て方には、自社企画と外部委託の2パターンがあります。 業務に関する知識やスキルの向上等の社内ノウハウを学ぶ研修は、自社企画がお勧めです。 自社企画では、自社の状況を把握した社員によって自社にあった研修計画を立てられます。 また、社内の従業員が研修講師を担当することで、自社のノウハウを継承できます。 一方、ビジネスマナーやモチベーションアップ等の他社と共通するスキルを学ぶ研修は、専門知識をもった外部業者に委託するのがよいでしょう。 定期的に研修計画を見直す 過去に立てた研修計画をいつまでも使い続けることはお勧めしません。 社内の状況やニーズは変化するため、研修計画も定期的な見直しが大切です。 研修内容や実施方法を見直して、研修をより効果的なものへとブラッシュアップしましょう。 まとめ 人材育成に効果的な研修を実施するためには、研修計画の立て方が重要です。 研修目的やゴール、対象者を明確にして、研修後の効果測定やサポートも含めた研修計画を立てましょう。 会場手配やスケジュール調整の手間を省き、時間や場所を問わず研修を実施したい場合は、eラーニングがお勧めです。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、ビジネススキルやITスキル、コンプライアンス等に関するニーズの高い100コンテンツ以上をeラーニングで学べます。 また、自社の業務に関するオリジナルのeラーニングコンテンツを手軽に作成することもできるため、教材づくりに必要な時間やコストを削減できるでしょう。   低コストで厳選コンテンツ見放題!Cloud Campusコンテンツパック100 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」は、マネジメント研修に関するコンテンツを含む、100以上のeラーニングコンテンツが見放題です。 ニーズの高いコンテンツを厳選することで、業界最安値の1ID 年額999円(税抜)を実現しており、利用企業は240社を超えています。 Cloud Campusのプラットフォーム上で研修としてすぐに利用可能です。 「Cloud Campusコンテンツパック100」の詳細は、以下からご確認いただけます。 >>Cloud Campusコンテンツパック100」をチェックする

2025.03.24

新入社員の教育担当者が押さえたいポイント|指導のコツや失敗例を紹介

2025.03.24

新入社員の教育担当者が押さえたいポイント|指導のコツや失敗例を紹介

人材教育

感情的になったり、個人的な考えを押し付けたりする教育担当者の下では、新入社員の成長が遅れてしまう可能性があります。 新入社員教育をスムーズに進めるためには、新入社員が安心して学べる環境を整えることが大切です。 そこで今回は、新入社員の教育担当者が押さえておきたいポイントを紹介します。新入社員教育の基本的な流れも紹介しているので、どのような研修をすればいいのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。 新入社員の教育担当者がもつべき心構え 新入社員の教育を円滑に進めるには、以下の心構えで取り組むことが大切です。 信頼関係を築くことから始める 成長をサポートする姿勢で取り組む できて当たり前という前提を捨てる 最初からうまくいくと考えない 自身も成長する意識をもつ それぞれ詳しく紹介します。 信頼関係を築くことから始める 教育担当者が最初に取り組むべきことは、新入社員との信頼関係を築くことです。 新入社員が安心して学べるように、普段から積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。 困ったときに相談できる人がいると思える環境が新入社員の成長を促します。 成長をサポートする姿勢で取り組む 新入社員の教育に取り組む際は「教える」ではなく「育てる」という意識をもつようにしましょう。 知識を一方的に押し付けるのではなく、新入社員が自ら学んで成長できるようにサポートする姿勢が求められます。 また、失敗したときは責めるのではなく、「なぜ失敗したのか」「どうすれば改善できるのか」を自身で考えられるように見守る姿勢が大切です。 できて当たり前という前提を捨てる 新入社員の教育をしていると、自分の経験を基に「これくらいは分かるはず」と思ってしまう瞬間があるかもしれません。 しかし、新入社員にとっては初めて経験することばかりです。できて当たり前という前提は捨てるようにしましょう。 基礎的なことから丁寧に伝え、分からないことがあれば質問しやすい環境をつくることが大切です。 最初からうまくいくと考えない 最初から新入社員教育がうまくいくとは限りません。 社会に出たばかりの新入社員が、教えられたことをすぐにこなせるようになるのは困難です。 同様に教育担当者も、最初から新入社員に対して的確な指示をするのは難しいでしょう。 完璧を求めるのではなく、失敗を繰り返したりコミュニケーションをとったりしながら、新入社員に合った指導方法を徐々に見つけていくことが大切です。 自身も成長する意識をもつ 教育担当者は自身も新入社員とともに成長する意識をもつようにしましょう。 新入社員の教育を通して、指導スキルが身に付くだけでなく、教える側の視点をもつことで業務の理解をより深められるようになります。 教育担当者は新入社員を育てるという責任と同時に、自身も成長できる機会を得られていると考えれば、よりよい指導ができるようになるでしょう。 新入社員を教育する基本の7ステップ 新入社員教育は、以下の7ステップで進めるとスムーズです。 業務の背景や必要性の説明 業務内容の説明 ロールプレイ・実演 実際の業務経験 評価とフィードバック 復習 フォローアップ研修 順番に詳しく紹介します。 1.業務の背景や必要性の説明 具体的な業務内容を説明する前に、その仕事が何のために必要なのかを示しましょう。 その業務の必要性や背景を理解できていなければ、目の前の作業をこなすだけになってしまいます。 仕事の必要性を適切に理解することで、新入社員本人のモチベーションも高めやすくなります。 2.業務内容の説明 業務内容を説明するときは、進め方と併せて注意点も伝えましょう。 説明がより具体的であるほど、新入社員の理解が進みやすくなります。 レクチャーの要所要所で、本人の理解度を確認しながら説明をすることも大切です。 3.ロールプレイ・実演 業務内容を説明したあとは、実際の仕事の進め方を見せましょう。 言葉やテキストで仕事内容を説明するだけでは、理解しにくい部分があります。 新入社員が行動に移しやすくするためには、実際に動きながら仕事をしている姿を見せることが大切です。 4.実際の業務経験 業務内容の説明や実演が済んだら、新入社員に仕事を経験させましょう。 この段階では、すべての行程・プロセスを新入社員の力でやり遂げさせることが大切です。 業務に影響が出るほどのミスをしそうなときは、指示やヒントを出し、軌道修正します。 指示やアドバイスをしたくなる場面も出てくるかもしれませんが、まずは見守りながら、新入社員自身で完遂できるようにサポートしましょう。 5.評価とフィードバック 実際の業務経験を踏まえて、フィードバックをします。 フィードバックをする際は、客観的な事実をベースにしながら、具体的な改善点を伝えるようにしましょう。 良かった点は評価し、新入社員のモチベーションを高める配慮をすることもポイントです。 6.復習 新入社員は、一度の指導ですべてを完璧に覚えられるわけではありません。 教育が一段落したら、復習する時間をつくり、記憶に定着させる必要があります。 本人に繰り返して学ぶ習慣がない場合もあるため、指導側から復習するタイミングを設けることが大切です。 新入社員から質問が出たら、しっかり回答して疑問を解消してもらいましょう。 7. フォローアップ研修 入社半年後や1年後を目安にフォローアップ研修を実施するようにしましょう。 フォローアップ研修には、以下のような目的があります。 教育の効果を確認する 入社前の期待と現実のギャップを埋める 仕事上の不安や悩みを解消する 現状を確認して次のステップへつなげる 企業によってはメンターを設けることもあり、早期の離職を防止する効果も期待できます。 新入社員の教育担当者が押さえておきたい教え方のコツ 新入社員の教育をする際は、以下の教え方のコツを押さえておきましょう。 相手の立場に立って教える 具体的な指示をする 新入社員が自身で考えられる時間をつくる それぞれ詳しく紹介します。 相手の立場になって教える 業務経験が少ない新入社員は、専門用語や業務フローを十分に理解するのに時間がかかります。 そのため、教育担当者は新入社員の立場になって考え、分かりやすく教える必要があります。 例えば、専門用語を簡潔な言葉に言い換えたり、具体的な事例を用いたりすることが大切です。 また、新入社員が抱える不安や疑問を察し、フォローすることも重要な役割です。 安心して学べる環境を整えるためにも、新入社員の視点に立った指導を意識しましょう。 具体的な指示をする 新入社員教育で抽象的な説明をすると、適切な行動に結びつかない可能性があります。 そのため、教育担当者には「何を、どのようにすればいいか」を明確に伝えることが求められます。 例えば「しっかり報告をしてください」ではなく、「業務終了後30分以内にメールで進捗報告を送ってください」のように具体的に指導するようにしましょう。 具体的な指示をすることで新入社員はスムーズに行動しやすくなります。 新入社員が自身で考えられる時間をつくる 新入社員の成長を促すためには、指導者がすべてを教えるのではなく、新入社員自身で考える時間をつくることが大切です。 指示通りに動くだけでは、自発的な思考や問題解決力が育ちにくくなります。 具体的には、業務の進め方について質問を投げかけたり、解決策を考えさせたりすることが効果的です。 くわえて、新入社員自身が考えた内容に対してアドバイスをすることも忘れないようにしましょう。 新入社員教育でよくある失敗例と対策 新入社員教育でよくある失敗例には、以下のようなものがあります。 感情的になる 指摘ばかりをする 個人的な考えを押し付ける 新入社員教育に時間を割けない 担当者のストレスにつながる 一つずつ対策と併せて見ていきましょう 感情的になる 新入社員教育で、感情的な指導をするのは避けましょう。 業務に慣れていない新入社員は、多くのミスをしてしまうことがあります。 ミスをするたびに指導者が感情的になって責すると、新入社員が萎縮し、成長を妨げる可能性があります。 「なぜこんなこともできないのか」と感情的に責めるのではなく、「次回はどのように改善できるかを一緒に考えよう」と冷静に伝えることが大切です。 冷静かつ建設的なフィードバックをすることで、新入社員が前向きに学びやすくなります。 指摘ばかりをする 指摘ばかりしてしまうと、新入社員のモチベーションが低下する原因になってしまいます。 成長を促すためには、改善点だけでなく、よい点も積極的に伝えましょう。 例えば、報告書についての指摘があった場合に、指摘内容だけ伝えるのではなく、「報告内容が分かりやすくなったね。ただ、もう少し具体的な数字を入れると説得力が増すよ」といったポジティブなフィードバックを含めるのが効果的です。 個人的な考えを押し付ける 新入社員教育において、指導者の個人的な価値観を押し付けるのは避けましょう。 世のなかには多様な考え方や働き方があり、一つのやり方が正しいとは限りません。 指導をするときは、「私の時代はこうだった」と一方的に伝えるのではなく、「この方法もあるけれど、〇〇といった理由があるから△△のほうがいいよ」といった納得いく理由とともに説明することが大切です。 新入社員が自分なりの考えを残しながら、主体的な行動ができるような関係性を築きましょう。 新入社員教育に時間を割けない 業務の忙しさから、新入社員教育に十分な時間を割けないこともあるでしょう。 ただし、教育を怠ってしまうと新入社員の成長が遅れ、結果的に業務効率が下がってしまう恐れがあります。 短時間で効果的な教育をするためには、事前に教育計画を立てたり、マニュアルや動画を活用したりすることが大切です。 実際の業務を通じて実務に活かせる知識やスキルを効率的に学んでもらいたいときは、OJTを取り入れてみるのが効果的です。 担当者のストレスにつながる 新入社員の指導は教育担当者にとって大きな負担になりやすく、ストレスの原因になることもあります。 特に、自身の業務と並行して教育を行う場合、疲労やストレスが蓄積しやすくなります。 この問題を解決するためには、教育担当者だけでなくチーム全体で新入社員を支援する体制を作ることが大切です。 新入社員教育をスムーズに進めるための取り組み 新入社員教育をスムーズに進めるためには、教育担当者だけでなく、組織で環境を整えることが大切です。 具体的には、以下のような取り組みが有効になります。 マニュアルを準備する 席のレイアウトに気を配る 教育担当者にも育成・研修を実施する それぞれ詳しく紹介します。 マニュアルを準備する 新入社員に教える内容は、マニュアルとしてまとめておくことがお勧めです。 マニュアルを新入社員に渡せば、自信がない部分や疑問点を何度も振り返ることができます。 結果的に、教育担当者に質問する回数を減らすことにもつながるでしょう。 また、作成したマニュアルを指導側で共有することで、誰でも均一な新入社員教育が可能になります。 マニュアルの作成方法については、「分かりやすい業務マニュアルの作り方とは?作成手順を徹底解説」で紹介しています。参考にしてみてください。 席のレイアウトに気を配る 入社後の一定期間は、新入社員と教育担当者の席をコミュニケーションが取りやすい配置にしましょう。 新入社員のなかには質問に気後れをする人もいるため、声をかけやすい配置にすることが大切です。 教育担当者だけでなく、年齢の近い先輩社員とやり取りしやすい配置にすれば、教育係に負担が集中しにくくなります。 教育担当者にも育成・研修を実施する 新入社員教育をスムーズに進めたいときは、「OJTリーダー研修」といった教育担当者を対象とした研修を取り入れるのがお勧めです。 他者に指導するためには、自分一人で業務に取り組むときと異なるスキルが必要です。 指導力を向上させる教育を受ければ、教育担当者も自信をもって新入社員教育に取り組めるでしょう。 汎用的な指導力を身に付けることができれば、いつか部下をもったときにも役に立ちます。 教育担当者向けの研修にかけられるリソースに限りがある場合は、eラーニングを利用してみましょう。 eラーニングであれば、時間や場所を問わず、業務の合間にスキルを習得できます。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、新入社員の育成に必要なコーチングスキルや、OJTの進め方を学べる研修を提供しています。 教育担当者のスキルを高めるためにも、コンテンツパック100を導入してみましょう。 >>「Cloud Campusコンテンツパック100」をチェックする まとめ 新入社員教育をスムーズに進めるためには、成長をサポートする姿勢で取り組み、最初からうまくいくとは限らないと考えることが大切です。 実際に指導をするときは、新入社員の立場に立って教えたり、具体的な指示をしたりすることで新入社員が安心して学べる環境を整えられます。 教育担当者の指導力を向上させたいときは、eラーニングを活用してみましょう。 サイバー大学では、1ID年 額999円(税抜)で100教材以上のeラーニングを受講できる「Cloud Campusコンテンツパック100」を提供しています。 新入社員の育成に必要なコーチングスキルや、OJTの進め方を学べるコンテンツも収録しているので、教育担当者に質の高い研修を受けてもらいたい場合はぜひご活用ください。 低コストで厳選コンテンツ見放題!「Cloud Campusコンテンツパック100」 コース一覧はこちらからご確認ください。 >>「Cloud Campusコンテンツパック100」の詳細をチェックする

2025.03.11

チームマネジメントとは?成功のポイントと身に付ける方法を解説

2025.03.11

チームマネジメントとは?成功のポイントと身に付ける方法を解説

人事制度・組織づくり

人材教育

チームで効率よく成果を出すためには、チームマネジメントが重要です。 マネジメントができていないチームは、生産性が低下したり、雰囲気が悪くなって離職者が増えたりする可能性があります。 生産性向上や人材定着を実現するためには、チームマネジメントによって一人ひとりが能力を発揮できる生産性の高いチームをつくることが大切です。 本記事では、チームマネジメントで求められるスキルや、チームマネジメントを成功させるポイントを解説します。 スキルを身に付ける方法も紹介するので、チームを上手にまとめたい方はぜひ参考にしてみてください。 チームマネジメントとは チームマネジメントとは、一人ひとりのメンバーが最大限の力を発揮できる環境を整え、目標達成をめざして協力し合えるチームをつくることをいいます。 個人の能力が高くても、コミュニケーションが不足していたり、同じ目標をめざせていなかったりすると大きな成果を出せなくなってしまいます。 価値観やスキルが異なるメンバーが協力して成果を出すためには、チームマネジメントが重要です。 リーダーには、メンバーが同じ方向を向いて仕事ができる目標を掲げるだけでなく、チーム内のコミュニケーションを活発化するために働きかける役割があります。 リーダーがチームマネジメントに必要なスキルを身に付け、メンバーが能力を発揮できるようになれば、大きな目標を達成できるでしょう。 チームマネジメントが求められる背景 チームマネジメントが求められる背景には、労働人口の減少や消費者ニーズの多様化があります。 ここでは、チームマネジメントが求められる背景を紹介します。 労働人口の減少 日本では少子高齢化の影響により、労働人口の減少が続くと予想されています。 限られた人材で目標を達成していくためには、個人が最大限の力を発揮したうえで協力することが大切です。 チームマネジメントは、メンバーの能力を高め、目標達成のために協力し合えるチームをつくる手法のことです。 そのため、人材が限られている状況でも効果を発揮しやすいといえます。 また、風通しのよいチームをつくって離職を防ぐことで、新たな人材を確保する時間やコスト削減の効果も期待できます。 消費者ニーズの多様化 消費者の価値観やライフスタイルの多様化にともない、消費者のニーズも多様化しています。 多様化するニーズに応えるためには、斬新なアイデアが必要です。 チームマネジメントによってメンバーが意見を出しやすい環境づくりができれば、多彩なアイデアが生まれやすくなります。 チーム内のコミュニケーションを円滑にし、個人では思いつかないアイデアが生まれるチームをつくりましょう。 チームマネジメントで求められるスキル チームマネジメントで求められる主なスキルは、以下の5つです。 目標設定力 スケジュール管理力 指導力 コミュニケーション力 課題抽出・解決力 それぞれ詳しく解説します。 1. 目標設定力 目標設定力とは、チームメンバーが同じ方向を向いて行動できるように目標を掲げる力のことです。 企業の目標は抽象的で大きすぎることがあるため、メンバーがめざしやすいチーム目標を掲げることが大切です。 目標を定めるときは、具体的な数字や期日まで設定するようにしましょう。 めざすべきゴールが明確になると、目標達成のための具体的な行動をイメージしやすくなります。 明確な目標を立て、メンバーのモチベーションを維持しましょう。 2. スケジュール管理力 リーダーは、スケジュールに沿って業務が進むように管理する必要があります。 個人のスキルを考慮して業務を見直したり、効率化を考えたりする力が求められます。 遅れている業務がある場合は、業務の割り振りや人員の調整によってフォローすることが大切です。 目標達成までに長い期間を要するプロジェクトでは、定期的に進捗確認を行い、早めに対処できるようにしましょう。 進捗確認表を作成してメンバーがいつでも確認できるように共有しておけば、一人ひとりのスケジュール管理意識を高められます。 3. 指導力 仕事の考え方や能力はメンバーによって異なるため、リーダーにはメンバーの特性に合わせて指導できるスキルが求められます。 特性にあった指導をするためには、一人ひとりの得意や不得意、価値観を理解することが大切です。 まずは積極的にコミュニケーションを取って、どのような価値観と苦手分野があるのかを把握しましょう。 メンバーの特性を理解したうえで適切なフィードバックができれば、メンバーの成長を促せます。 適切な指導はメンバーの成長だけでなく、チーム全体の生産性の向上や離職率の低下にもつながるでしょう。 4. コミュニケーション力 チームの雰囲気を良好に保ったうえでスムーズな情報共有をするためには、コミュニケーション能力が重要です。 コミュニケーションが活発なチームは、生産性が向上したり離職率が低くなったりする傾向があります。 そのようなチームにするためにも、リーダーとして聞く力と伝える力を身に付けましょう。 チーム内の雰囲気をよくするにはリーダーだけでなく、メンバー同士が交流できる機会を設けるのがお勧めです。 5. 課題抽出・解決力 課題解決力とは、チームの課題を把握し、原因や対処法を考えて解決する力のことです。 問題を早く発見できれば、大きなトラブルにつながる前に対応できます。 トラブルが発生すると、チームの生産性が低下したり、雰囲気が悪くなったりするため、日頃から業務プロセスに問題や改善点がないかをチェックしておきましょう。 チームマネジメントを成功させるポイント チームマネジメントを成功させるためには、以下のポイントを押さえることが大切です。 チーム目標や目的を共有する メンバーとの信頼関係を築く 結果だけでなくプロセスに目を向ける コミュニケーションが生まれやすい環境にする それぞれ詳しく見ていきましょう。 1. チーム目標や目的を共有する チームマネジメントを成功させるには、チーム目標や業務目的をメンバーに共有することが大切です。 メンバーが目標や目的を正しく理解できていれば、自発的に行動したり、モチベーションを維持したりすることができます。 指示されたことだけをこなすチームにならないためにも、定期的に目標と目的を共有するようにしましょう。 2. メンバーとの信頼関係を築く メンバーと信頼関係を築ければ、さまざまなアイデアや意見が出やすくなります。 意見を出しやすい環境になると、メンバーが自身の意見をもつようになり、ミーティングでの意見交換が活発になるでしょう。 また、リーダーに悩みや不安を打ち明けやすくなるため、モチベーションの低下や離職の防止にもつながります。 信頼関係を築くために1on1ミーティングを実施して、メンバーと対話する機会を設けましょう。 3. 結果だけでなくプロセスに目を向ける チームでよい結果を出すためには、プロセスを重視することが大切です。 プロセスが悪ければ結果が伴わなかったり、業務効率が落ちたりする原因になります。 リーダーがプロセスを重視することで、メンバーもプロセスを意識するようになります。 結果に至るまでの過程に問題がなかったか、効率的であったか確認する等、プロセスにも目を向けて生産性を高めましょう。 4. コミュニケーションが生まれやすい環境にする よいチームをつくるためには、チーム内のコミュニケーションの円滑化が大切です。 コミュニケーションが活発に行われているチームでは、アイデアが生まれやすくなったり、トラブルの発生を防いだりできます。 チーム内のコミュニケーションを活発にするためにも、定期的なミーティングや懇親会といったメンバー同士が話せる機会をつくりましょう。 コミュニケーションが生まれやすい環境づくりは、離職率の低下にもつながります。 チームマネジメントを身に付ける方法 チームマネジメントに必要な能力を身に付けるには、研修やコーチングを受けるのが効果的です。 ここでは、チームマネジメント力を身に付ける方法を紹介します。 研修を受ける チームマネジメントに必要なスキルは研修で学べます。 対面研修では、グループワークを通して実践的なスキルを学ぶことも可能です。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、管理職向けの「チームマネジメント」に関するコンテンツをeラーニングで学べます。 組織の業務効率向上やモチベーションマネジメントに関するコンテンツもあり、チームマネジメントに必要なスキルを幅広く学べます。 研修を受講し、生産性の高いチームづくりができる人材をめざしましょう。 コーチングを受ける コーチングとは、コーチとの対話のなかで対象者に気づきを与え、自主的な行動を促す手法のことです。 コーチングでは、コーチが一方的にアドバイスや指導をするのではなく、あくまでもコーチングを受ける人が考えることをサポートします。 コーチングを受ければ、チームマネジメントをするうえで自身がすべきことや足りないスキルに気づくことができ、必要な取り組みをイメージしやすくなります。 また、部下の自主性を引き出すためのコミュニケーション方法や指導方法を学ぶ機会にもなるでしょう。 コーチングについてはこちらの記事でもまとめているので参考にしてみてください。 >>知ると便利!後輩指導で使える「コーチングスキル」 日常業務で実践する チームマネジメントに必要なスケジュール管理力やコミュニケーション力、指導力等は、日常業務でも身に付けられます。 チームマネジメントに必要なスキルを身に付けたいときは、チームのスケジュール管理方法を見直したり、積極的にメンバーとコミュニケーションを取ったりするのがお勧めです。 実践と検証を繰り返せば、足りない力や苦手な部分を認識でき、身に付けるべき力が明確になります。 より効果を高めたいときは自身で行動するだけでなく、メンバーにフィードバックをもらうのが効果的です。 メンバーから指導方法やコミュニケーション方法についての意見をもらうことで、より効果的なチームマネジメントができるようになるでしょう。 まとめ チームで効率よく成果を出すためには、チームマネジメントが重要です。 チームマネジメントには、目標設定力やスケジュール管理力等のさまざまなスキルが求められます。 必要なスキルを身に付けるためには、研修やコーチングを受けるのが効果的です。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、管理職向けにチームマネジメントをするうえで必要なスキルが学べるコンテンツを多数提供しています。 チームの生産性を向上させる方法や組織力を高める方法等、幅広いニーズに対応しており、自身が身に付けたいスキルに関するコンテンツを見つけられるでしょう。 チームの生産性を高めるためにも、チームマネジメントに必要なスキルを身に付けていきましょう。   低コストで厳選コンテンツ見放題!Cloud Campusコンテンツパック100 「Cloud Campusコンテンツパック100」では、チームマネジメントに関するコンテンツを含む、30カテゴリ、100以上のeラーニングコンテンツが見放題です。 ニーズの高いコンテンツを厳選することで、業界最安値の1ID 年額999円(税抜)を実現しています。 利用企業は240社以上で、多くの企業で利用されています。 Cloud Campusのプラットフォーム上ですぐに研修として利用可能です。 「Cloud Campusコンテンツパック100」の詳細は、以下からご確認頂けます。 >>「Cloud Campusコンテンツパック100」をチェックする

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