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2024.11.18

DX時代に欠かせないリスキリングとは?企業導入に向けた5ステップを紹介

2024.11.18

DX時代に欠かせないリスキリングとは?企業導入に向けた5ステップを紹介

eラーニング

ビジネススキル

ITスキル

人材教育

DX化への対応が求められる昨今、リスキリングの重要性について耳にすることは多いのではないでしょうか。 今後、企業がリスキリングに取り組んでいくのであれば、リスキリングの意味や注目されるようになった背景を押さえておくことが大切です。 そこで今回は、リスキリングの定義や導入時の注意点、ポイントを解説します。 スムーズに導入するための手順も紹介しているので、リスキリングの導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。 リスキリングとは リスキリングとは、新しい職業に就くとき、もしくは現在の職業で仕事の進め方が大幅に変わったときに対応できるよう、必要なスキルを身に付ける、身に付けさせることをいいます。 語源はスキルの再取得という意味のある「Re-skilling」です。 これまで企業が取り組んでいた人材教育は、現状の業務をスムーズに進めるために自社のノウハウを伝える形が主流でした。 しかし、現状の業務に必要なスキルや知識のみでは、近年のDX化に対応できなくなっていることから、リスキリングが重要視されるようになったのです。 リスキリングがDX時代に欠かせない理由 リスキリングは、DX時代の人材戦略のひとつとされています。 DXとは、AIやIoT等のデジタル技術を活用して業務プロセスを改善し、最終的に製品やサービス、ビジネスモデル、組織の変革をめざことです。 したがって、DXを成功させるには、デジタル技術を活用できる人材が求められます。 デジタル技術を活用できる人材がいない企業は、DX時代に対応するために外部人材を採用したり、社員に必要なスキルを身に付けさせたりする必要があります。 リスキリングが注目されている背景 リスキリングが注目されるようになったきっかけは、2020年に開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、「リスキリング革命」という構想が発表されたことです。 リスキリング革命とは、第4次産業革命にともなう技術の変化に対応できる新しいスキルを獲得するために、2030年までに全世界で10億人によりよい教育、スキル、仕事を提供するという構想です。 第4次産業革命とは、IoTやAI、ビッグデータ等の活用による技術革新をいいます。 世界経済フォーラムでは、第4次産業革命によって数年で8,000万件の仕事が消失する一方で、9,700万件の新たな仕事が生まれると予測されています。 第4次産業革命に対応するには、DXの推進が不可欠であり、そのためにもリスキリングを取り入れていく必要があるのです。 リスキリングと似た用語 リスキリングと似た用語には、以下のようなものがあります。 リカレント教育 アップスキリング OJT アンラーニング それぞれの意味と、リスキリングとの違いを紹介します。 リカレント教育 リカレント教育とは「働く→学ぶ→働く」のサイクルを回し続けることをいいます。 実務と並行しながら進めるリスキリングに対し、リカレント教育では職場を離れて大学等の教育機関で学ぶのが一般的です。 くわえて、リカレント教育は働く個人が能動的に学ぶことを指しますが、リスキリングでは企業が従業員の学びを先導することに重きを置いているのも違いのひとつです。 アップスキリング アップスキリングとは、すでに保有している知識やスキルをアップデートすることです。 一方、リスキリングは保有していない知識やスキルを新たに身に付けることを意味します。 OJT OJTは、上司や先輩社員を指導役とし、現状の業務に必要なスキルや知識を身に付けてもらう方法です。 対してリスキリングは、現状の業務ではなく、今後新しく増える仕事に必要なスキルや知識を習得することを目的としています。 アンラーニング アンラーニングは、日本語で「学習棄却」「学びほぐし」という意味があり、既存の知識やスキルを取捨選択して新しいものに入れ替えることをいいます。 新しい知識やスキルを身に付けるリスキリングと異なり、既存の知識やスキルの取捨選択が重視されているのが特徴です。 企業がリスキリングに力を入れるメリット 企業がリスキリングに力を入れると、以下のようなメリットが期待できます。 DX人材不足の解消につながる 企業理解の深い人材が新規事業に取り組める 業務効率化・生産性向上につながる 新たなサービスや事業を生み出せる 従業員のモチベーションが高まる それぞれ詳しく見ていきましょう。 メリット①DX人材不足の解消につながる 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施した「企業等におけるDX推進状況等調査分析(DX動向2024調査)」では、DX人材不足がいっそう深刻化していることが公表されました。 DX人材不足の原因には、DXの必要性が急速に高まっていることや、少子高齢化によって労働力が不足していることが挙げられます。 そのような問題を解決するには、会社全体でリスキリングに取り組み、従業員にDXに必要な知識やスキルを身に付けてもらうのが効果的です。 結果的にDX人材を採用する必要がなくなれば、採用コストの削減にもつながります。 メリット②企業理解の深い人材が新規事業に取り組める リスキリングを通して、もともと社内にいた人材にDXといった新しい業務に必要なスキルや知識を習得してもらえば、社内業務や企業の文化に詳しい人材に新規業務を任せられます。 新入社員と比べて社内業務や企業文化を教える手間がかからないので、新規事業をスムーズに進められます。 リスキリングによって企業理解の深い人材に新規事業を任せられれば、他部署との連携をスムーズに進められるでしょう。 メリット③業務効率化・生産性向上につながる リスキリングに力を入れることでDX人材の育成がスムーズに進めば、生産性向上が期待できます。 DX化によって作業の自動化や作業工数の削減が進むと人件費を削減でき、生産性向上につながるでしょう。 メリット④新たなサービスや事業を生み出せる リスキリングによってDX化がスムーズに進み、業務工数の削減を実現できれば、既存事業の拡大・新規事業の開発にリソースを割けるようになります。 それだけでなく、リスキリングによって新しいスキルや知識を身に付けると、新たなアイデアが生まれやすくなるでしょう。 新しいアイデアから新規サービスや事業拡大につながれば、顧客のニーズ変化にも対応できるようになる可能性が高まります。 メリット⑤従業員のモチベーションが高まる 企業がリスキリングに力を入れ、従業員にスキルアップの機会を提供できれば、モチベーションアップにつながるでしょう。 くわえて、DX推進によって業務の無駄をなくしたり、業務を自動化したりすれば残業時間をカットできます。 人手に余裕ができて休暇が取りやすくなることで、従業員のワークライフバランスが整えられるようになるはずです。 従業員のモチベーションが高まれば、優秀な人材が離れていくことを防げるだけでなく、生産性向上や会社の業績アップが期待できます。 リスキリングを取り入れる5つのステップ リスキリングは以下の5つのステップで取り入れるのがお勧めです。 必要なスキルを明らかにする リスキリングのプログラムを作成する 社員に取り組んでもらう 学んだスキルを業務に活用してもらう リスキリングの振り返る 順番に詳しく見ていきましょう。 1.必要なスキルを明らかにする リスキリングを取り入れる際は、まず自社の社員にどのようなスキルを取得してもらうべきかを明確にします。 そのためには、今後必要になるスキルと、現状で保有しているスキルを可視化することが大切です。 例えば、DX推進に取り組む場合は、デジタル技術に関するスキルを保有している社員はいるのか、保有している場合はどのくらいのレベルなのかを明らかにしていきます。 今後必要なスキルと現状の保有状況、保有レベルが分かると、どのようなリスキリングプログラムを取り入れるべきかを判断しやすくなります。 2.リスキリングのプログラムを作成する 取得が必要なスキルが明確になったら、リスキリングのプログラムを作成します。 リスキリングを進める方法には、社内勉強会や研修、eラーニング等があります。 社内勉強会や研修であれば、テキストや教材の準備、外部講師への依頼が必要です。 eラーニングであれば、どのツールを選ぶのかを決める作業が欠かせません。 くわえて、リスキリングの対象者や、受講に対するインセンティブを設けるかも決めておきましょう。 3.社員に取り組んでもらう 次に、作成したプログラムを社員に取り組んでもらいます。 プログラムを提供して終わりではなく、スキルをスムーズに習得してもらうためのサポートも必要になります。 例えば、面談で本人の希望を確認したり、学習の進捗状況をチェックしたりすることが大切です。 なお、リスキリングを実施する際は、従業員のモチベーション低下につながらないように、プログラムに取り組む時間を就業時間内に設けるのが理想です。 4.学んだスキルを業務に活用してもらう 学習プログラムが終了したら、実際に学んだスキルを業務に活用してもらいましょう。 リスキリングでは、学んだスキルを業務に活用できて初めて成功といえます。 しかし、時にはそのスキルを使う具体的な仕事が社内に存在しないこともあります。 そのような場合は、新規事業やプロジェクトの実現性を調査する「フィージビリティスタディ」のような新しいスキルを使える機会を用意するようにしましょう。 5.リスキリングの振り返りをする 最後に、リスキリングの過程や結果の振り返りをし、改善点を探します。 次回のリスキリングの質を高めるためにも、受講者の意見を聞きながら、良かった点・悪かった点を明確にしておきましょう。 リスキリングを取り入れる際の注意点 リスキリングを取り入れる際は、以下の点に注意しましょう。 リソースの確保が必要になる 導入に費用がかかる 社員のモチベーションを維持するのが難しい ひとつずつ詳しく解説します。 リソースの確保が必要になる リスキリングを新たに導入するには、リソースの確保が必要不可欠です。 必要なスキルの明確化やプログラムの選定、作成といった前準備だけでなく、リスキリングを実施するための時間と人手が必要となります。 くわえて、リスキリングを受ける従業員にも時間をつくってもらう必要があります。 リスキリングのリソースを確保するためにも、各部署の協力が欠かせません。 導入に費用がかかる 社内で研修ができないときは、外部講師に費用を払って依頼する必要性が出てきます。 リスキリングの規模が大きくなるほど、教材費や講師料といった費用がかさんでしまいます。 費用対効果を高めるためにも、リスキリングの目的を明確にしたうえで実行することが大切です。 リスキリングにかける費用が限られている場合は、eラーニングの導入を検討しましょう。 eラーニングを活用すれば、常に質の高い教育を提供できるメリットもあります。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、ITスキルを身に付けられる研修コンテンツを含む100教材以上がeラーニングで受講できます。 >>Cloud Campus「コンテンツパック100」をチェックする 社員のモチベーションを維持するのが難しい リスキリングプログラムを就業時間外に設定すると、社員のやる気が低下する可能性があります。 また、学習内容が社員自身の苦手分野だったり、スキルに関連する新規事業に興味がなかったりすれば、リスキリングへの意欲が低下してしまいます。 社員のモチベーション低下を防ぐためにも、社員の意見を聞きながら、就業時間内に学習時間を設けるようにしましょう。 リスキリングを取り入れる際のポイント リスキリングを取り入れる際は、以下のポイントを押さえるようにしましょう。 会社全体で取り組む 主体的に学べる仕組みを整える eラーニングを活用する それぞれ詳しく紹介します。 会社全体で取り組む リスキリングは基本的に通常業務と並行して進めることとなります。 受講者のみの力では、リスキリングの時間を確保するのは難しいため、所属部署や関連部署の協力が必要です。 会社全体にリスキリングの目的やプログラム内容を共有すれば、理解を得やすくなるでしょう。 主体的に学べる仕組みを整える リスキリングを成功させる鍵は、社員のモチベーションです。 モチベーションが維持できないと、学ぶ時間を設けても、なかなかスキルが身に付かない可能性があります。 新しいことを学んだり、通常とは異なる業務をしたりすることは、社員の負担増加につながります。 社員のストレスを軽減して、モチベーションを維持しやすくするためにも、企業側が主体的に学べる仕組みを整えることが大切です。 例えば、事前に学びたいことや今後のキャリアを確認したうえで、適切なプログラムを提供したり、リスキリングに取り組む人へのインセンティブ制度を設けたりするのが効果的です。 eラーニングを活用する リスキリングを取り入れたくても、リソースの確保が難しく、実行できていないケースは多くあります。 そのような場合は、eラーニングを活用しましょう。 eラーニングを活用すれば、外部講師へ依頼することなく、質の高い教育を提供できます。 くわえて、スマートフォンで気軽に学べたり、学習の進捗状況を確認できたりするメリットもあります。 まとめ 新たな知識やスキルを身に付けるリスキリングは、DX人材の不足解消や、企業の成長に欠かせないものです。 リスキリングを取り入れる際は、企業にとって必要なスキルを明確にし、従業員の適性を確認したうえで適切なプログラムを作成することが大切です。 リスキリングにかける社内リソースがない企業は、eラーニングの導入を検討しましょう。 サイバー大学では年間999円(税抜)で100教材以上のeラーニング用動画コンテンツが見放題の「コンテンツパック100」を提供しております。 ITスキルを身に付けられるコンテンツも収録しているため、リスキリングの導入を検討している場合はぜひご活用ください。 低コストで厳選コンテンツ見放題!コンテンツパック100 特にニーズの高いコンテンツだけを厳選することで、1ID 年額999円(税抜)の低コストを実現しています。 ビジネス・ITの基礎知識を学べるeラーニングコンテンツが見放題、Cloud Campusのプラットフォーム上ですぐに研修として利用が可能です。 社会人として身に付けるべきビジネスマナー等の基礎コンテンツを含む、100コース・1,500本以上の厳選動画をラインナップ。コース一覧の詳細は無料でこちらからご確認頂けます。 >>Cloud Campus コンテンツパック100の詳細をチェックする

2024.11.18

カスタマーハラスメントの意味や事例|企業がすべき対策を解説

2024.11.18

カスタマーハラスメントの意味や事例|企業がすべき対策を解説

eラーニング

人事制度・組織づくり

顧客や取引先から悪質な指摘や要求を受けるカスハラは、従業員に大きなストレスを与え、健康被害や休職の原因になるケースも少なくありません。 それだけでなく、企業の業績やイメージを悪化させることにもつながります。 従業員を守る義務を果たし、ステークホルダーからの信頼を獲得するためにも、企業は過去のカスハラ事例から適切な対策を立てなければなりません。 そこで今回は、カスハラの事例や定義、判断基準を解説します。 企業がすべきカスハラ対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 カスタマーハラスメント(カスハラ)とは カスタマーハラスメント(以下、カスハラ)とは、顧客や取引先から商品・サービスへの悪質な指摘や過剰な要求を受けることをいいます。 具体的には、大声や暴言で従業員を責めたり、頻繁に来店してその度にクレームを入れたりする行為が挙げられます。 カスハラの判断基準 厚生労働省が公開している「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」では、以下の2点をカスハラの判断基準としています。 顧客や取引先の要求内容に妥当性はあるか 要求を通すための手段や言動が社会の一般常識で許される範囲か 要求内容の妥当性を判断する際は、顧客等の主張に対して因果関係を確認したうえで「自社に落ち度がないか」「納得のいく根拠があるのか」を検討します。 例えば、自社に落ち度がなければ、顧客の要求は妥当ではないとし、カスハラという判断をしたうえで対応します。 仮に要求内容が妥当であっても、暴言で従業員を責め立てたり威圧的な態度をしたりした場合は、社会の一般常識においてふさわしくない言動として、カスハラに該当する可能性が高いといえるでしょう。 カスハラとクレームの違い 正当なクレームといえるのは、商品やサービス、システム、接客等に対して改善を求める行為です。 一方、カスハラは顧客という立場を利用して、無理な要求をしたり暴力的・威圧的な言動をしたりすることをいいます。 クレームとカスハラに明確な線引きがあるわけではありませんが、悪質なクレームがカスハラに発展するケースは多くあります。 【業種別】カスハラ事例 ここでは、厚生労働省が公表した「カスタマーハラスメント事例集」から一部のカスハラ事例を業種別に紹介します。 カスハラの判断基準の理解を深め、従業員を守るためにも、さまざまな事例を把握しておきましょう。 情報通信業 情報通信業では、以下のようなカスハラ事例があります。 「癒されるね」「下の名前も教えて」とセクハラにあたる言葉をかけた 「徹夜で明日までにバグを直せ」といった無理な要求をした 「頭が悪い」「性格が悪い」といった人格否定に該当する言葉や暴言をかけた このように、情報通信業ではサポートデスクのスタッフに対するカスハラが多く見られました。 郵便業 運輸業・郵便業では、天候不良等によるやむを得ない運用見合わせや遅延に対し、不当な請求や謝罪を要求するケースがあります。 例えば、以下のようなカスハラ事例が挙げられます。 駅構内や電車内で運転見合わせのお詫び放送を繰り返していたところ「いつ発車するのか放送しろ」と厳しく問いただした 自身が危険行為をしていたにもかかわらず、注意喚起を繰り返していた駅員を突き飛ばした 電車の運転再開見込みが分からないことに納得せずスマートフォンで車掌の対応を無断で動画撮影した 電車遅延が理由で利用したタクシー代の負担を要求された なかには、警察への通報まで発展したケースや、顧客からの暴行により社員が負傷したケースもあります。 卸売業・小売業 特に小売業では、顧客と対面することが多く、無理な要求や不当な謝罪を求められることが多くあります。 例えば、以下のような拘束的かつ継続的なクレームを入れた事例が挙げられます。 【事例1】 顧客がプリペイドカードを購入後、返金を申し出た 店舗での返金を受け付けていないと説明したところ「店長を出せ」「店長権限で返金しろ」といった同じ内容で長時間問い詰めた 翌日も同様のやり取りがあったあと、本社の代表電話へ連絡し、本社に訪れてクレームをした 【事例2】 顧客が20年前に購入した商品が動かなくなったと無償修理を要求した 2日間、企業や商品の輸入元へ執拗に電話をかける 電話を通して長時間にわたり、不当な主張・無理な要求を続けた そのほかにも、接客態度や返金対応に納得がいかず、土下座を要求したり暴力をふるったりした事例があります。 宿泊業・飲食サービス業 宿泊業・飲食サービス業では、顧客の立場を利用した無理な要求をする事例が多くあります。 実際に、宿泊業では「顧客が宿泊する度に客室の清掃不備を指摘して、客室のグレードアップや顧客の前での清掃を要求する」といった事例がありました。 飲食サービス業のカスハラ事例には、以下のようなものが挙げられます。 【事例3】 顧客が半額シールの付いた弁当を自身の過失で落とし、販売できない状態となった 従業員が衛生面の観点で販売できない旨を伝える 顧客は納得せず、該当商品を販売するか、他の商品を半額にすることを求めて店内で騒ぎ続けた サービス内容や対応に納得がいかず、大声をあげて威嚇をしたり、暴言を吐いたりする事例もあります。 生活関連サービス業・娯楽業 生活関連サービス業・娯楽業では、以下のようなカスハラ事例がありました。 【事例4】 顧客の安全を配慮し、要求を丁重に断った 顧客は納得がいかず、フロア全体に響き渡るほどの大声で怒鳴り散らした その後も暴言を吐く、靴を投げる、椅子を叩く等2時間にわたり威圧的行動をした 該当の顧客は繰り返し売場に現れ、怒鳴り散らすことが続いた このようなカスハラが従業員のトラウマとなり、休職に追い込まれるケースも少なくありません。 医療・福祉 医療・福祉の現場では、利用者やその家族から以下のようなカスハラを受ける事例があります。 利用者が看護師を叩く、つねる、唾を吐く 利用者やその家族がスタッフに「へたくそ」と発言したり「帰れ」と大声で怒鳴りつけたりする 利用者が看護師や介助者に対し、セクハラに該当する言動をする 厚生労働省の「職場のハラスメントに関する実態調査報告書(令和5年度)」では、過去3年間に顧客から著しい迷惑行為を受けた病院・施設の割合が53.9%と公表されています。 調書対象となった業種のなかで最も高い割合であったことから、医療・福祉はカスハラに関する相談件数が多い業種といえます。 カスハラは犯罪に該当する場合がある カスハラの内容によっては、以下のような犯罪行為に該当する可能性があります。 傷害罪 暴行罪 脅迫罪 恐喝罪 未遂罪 強要罪 名誉棄損罪 侮辱罪 等 カスハラから大きな事件に発展し、警察や弁護士との提携が必要になった事例もあります。 企業がカスハラ対策すべき理由 カスハラには以下のような悪影響があることから、企業は適切な対策を立てる必要があります。 従業員のストレスの増加やパフォーマンスの低下につながる「 企業のイメージダウンや業績の悪化につながる 企業責任を問われる可能性がある ひとつずつ詳しく見ていきましょう。 1. 従業員に悪影響を与える カスハラは従業員に大きなストレスを与えるため、業務のパフォーマンスが低下したり、従業員の健康被害につながったりする恐れがあります。 なかには、現場対応にトラウマを抱えて休職や退職の原因になってしまうこともあります。 従業員を守るためにも、早急にカスハラ対策をすべきといえるでしょう。 2. イメージダウンや業績の悪化につながる カスハラは対応に時間がかかるものが多く、業務効率が下がる原因になります。 カスハラ対応に追われることで業務に遅れが出れば、他の顧客に満足いくサービスを提供できない可能性も考えられるでしょう。 また、カスハラをする顧客がいる場所には、他の顧客も来訪しにくくなります。 その結果、企業のイメージダウンや業績悪化につながる恐れがあります。 3. 企業責任を問われる可能性がある 企業には「安全配慮義務」があり、従業員が安全かつ健康に働けるように職場環境を整えなければなりません。 カスハラに対して企業が適切な対処をしていない場合、被害に遭った従業員から責任を問われる可能性があります。 実際に、賠償責任が認められた事例がある一方で、顧客トラブルへの対応をしっかりしていたことで賠償責任が認められなかったケースもあります。 企業として従業員を守る責任を果たすためにも、カスハラ対策は必要不可欠です。 企業が取り組むべきカスハラ対策 企業が取り組むべきカスハラ対策には、以下のようなものがあります。 顧客との対等な関係を築く 企業としての姿勢を明確にする 相談しやすい体制を整える 監視カメラや通話録音サービスを活用する カスハラ対応のマニュアルを作成する 従業員にカスハラ対応の研修をする カスハラ事例を社内で共有する 警察や弁護士とスムーズに連携できる仕組みをつくる それぞれ詳しく解説します。 1. 顧客との対等な関係を築く 顧客に対して必要以上に低姿勢で対応したり、無理な要望を受け入れたりすると、カスハラの対象になってしまう可能性があります。 カスハラを防止するためにも、過剰な顧客第一主義を避け、顧客と対等な関係を築きやすい環境を整えるようにしましょう。 2. 企業としての姿勢を明確にする 企業のトップは、カスハラ対策の姿勢を顧客や従業員に明確に示すことが大切です。 企業側がカスハラを許さない姿勢を示し、従業員を守る体制を整えれば、従業員は安心感をもって働きやすくなります。 従業員自身もカスハラに関する相談がしやすくなり、大きなトラブルに発展しにくくなるでしょう。 くわえて、顧客に向けてもカスハラへの姿勢を示せば、迷惑行為を抑制する効果も期待できます。 3. 相談しやすい体制を整える 企業は従業員が相談しやすい体制を整えることが大切です。 従業員が悪質なクレームやカスハラを受けていることが分かれば、トラブルが大きくなる前に対処できます。 具体的には、相談窓口を設置したり、相談対応者向けの研修をしたりするのが効果的です。 4. 監視カメラや通話録音サービスを活用する 監視カメラを設置したり、通話録音サービスを導入したりすれば、実際にカスハラを受けたときの事実確認に役立ちます。 くわえて、監視カメラや通話録音サービスによってカスハラを抑制する効果も期待できるでしょう。 通話録音の事前案内があれば、悪質なクレームの抑止につながります。 従業員をカスハラから守るためにも、監視カメラや通話録音サービスを導入してみましょう。 5. カスハラ対応のマニュアルを作成する カスハラを受けたときに適切な対応ができるように、以下のような内容を記載したマニュアルを作成しましょう。 カスハラの定義 カスハラの判断基準 カスハラへの対処方法(ケース別) カスハラへの知識や対処方法を知らない状態では、実際にカスハラに遭遇したときに慌ててしまいます。 その結果、顧客の無理な要望に応えてしまい、従業員や企業にとって不利な状況に陥ることも考えられるでしょう。 くわえて「カスハラ対応を一人に任せず複数人で対応する」「状況によっては現場監督者が対応する」といったルールをつくることも大切です。 6. 従業員にカスハラ対応の研修をする 従業員がカスハラを受けたときに焦らず適切な対応ができるようになるには、マニュアルでルールを明確化するだけでなく、カスハラの対処法を学べる研修の実施が大切です。 マニュアルを把握していても、感情的になっている顧客を目の前にすると、どのように対応すべきか分からなくなる人もいます。 そのような状況に適切な対応ができるようになるためには、ロールプレイングのような実践形式を取り入れるのが効果的です。 7. カスハラ事例を社内で共有する 社内や社外のカスハラ事例を共有すると、カスハラに遭遇したときの対応方法をより具体的にイメージしやすくなります。 くわえて、従業員の接客態度によってカスハラを引き起こした事例を共有すれば、応対方法を見直すことでカスハラを防止できます。 カスハラは誰にでも起こりうることであるという認識をもってもらうためにも、マニュアルや研修に事例を盛り込むようにしましょう。 8. 警察や弁護士とスムーズに連携できる仕組みをつくる カスハラの内容によっては、警察・弁護士等の協力が必要になることがあります。 その場合は、本社や本部と連携して対処するケースも多いため、どのような方法や流れで進めるのかを事前にルール化しておくことが大切です。 ルールに沿って進めることでスムーズに連携できるようになれば、大きなトラブルに発展する前に対処しやすくなります。 従業員のなかには、現場で解決しなければならないと考えている人もいます。 現場の負担を軽減するためにも、警察や弁護士との連携ができる仕組みやルールを整えるようにしましょう。 まとめ カスハラは従業員の就業環境を害すだけでなく、企業の業績やイメージダウンにつながる可能性があります。 企業として従業員を守る責任を果たすためにも、カスハラ事例からより適切な対策を立てることが必要不可欠です。 サイバー大学では年間999円(税抜)で100教材以上のeラーニング用動画コンテンツが見放題の「コンテンツパック100」を取り扱っております。 ハラスメントのない環境整備や体制作りを学べる研修も収録しているので、従業員が安心して働ける職場に整えるためにもぜひご活用ください。 低コストで厳選コンテンツ見放題!コンテンツパック100 特にニーズの高いコンテンツだけを厳選することで、1ID 年額999円(税抜)の低コストを実現しています。 ビジネス・ITの基礎知識を学べるeラーニングコンテンツが見放題、Cloud Campusのプラットフォーム上ですぐに研修として利用が可能です。 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2024.11.18

企業がすべき情報セキュリティ対策とは?被害事例と対策も紹介

2024.11.18

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セキュリティ対策を怠ると、ウイルス感染やサイバー攻撃によって情報漏洩が発生し、自社だけでなく取引先や顧客にも影響を与える可能性があります。 近年では外部攻撃だけでなく、社員による顧客情報持ち出しや人的ミスによる情報漏洩が発生しているため、企業として適切なセキュリティ対策を講じることが大切です。 本記事では、セキュリティ対策の重要性や企業がすべき対策を解説します。 情報セキュリティの被害事例や個人ができる対策も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。 セキュリティ対策とは セキュリティ対策とは、企業の情報資産をウイルス感染や不正アクセス等から保護するための対策のことです。 IT化が進んだ昨今では、さまざまな情報をシステム上に保管しているため、情報漏洩やシステム停止が発生しないように対策する必要があります。 セキュリティ対策をする際は、以下の3つの要素を意識しましょう。 機密性:許可された人物だけが情報にアクセスできること 完全性:他者によって情報が改ざんや削除されないこと 可用性:必要なときに必要な情報にアクセスできること これらの要素の一つでも欠けると、情報漏洩が発生したり、必要な情報にアクセスできなくなったりするので、総合的な視点をもってセキュリティ対策に取り組むようにしましょう。 セキュリティ対策の重要性 情報漏洩やシステムの停止が起きると、企業イメージが低下したり取引先や顧客に損害を与えたりする可能性があります。 セキュリティ対策を講じるときは、なぜ対策をしなければならないのか?ここからはセキュリティ対策の3つの重要性を解説していきます。 1. 情報資産を守るため 企業の情報資産には、知的財産や財務情報、顧客・従業員情報等があります。 知的財産や財務情報が流出すると、企業としての競争力が低下し、業績が悪化する原因になることも考えられるでしょう。 また、顧客情報が漏洩すると、企業の信用が低下するだけでなく、損害賠償を請求される可能性もあります。 そのような状況にならないためには、情報漏洩が発生しないようにセキュリティ対策を徹底することが重要です。 2. 日常業務がストップするのを防止するため ウイルス感染やサイバー攻撃等によって社内システムが停止すると、業務が止まってしまう可能性があります。 日常業務が停止すると、本来得られるはずの利益や営業機会を失い、経済的損失を被ることになります。 また、サービスが提供できなくなると、取引先や顧客からの信用低下、損害賠償の請求につながることも考えられるでしょう。 継続して安定した業務を行うためにも、日頃からセキュリティ対策を取り入れておくことが大切です。 3. 企業の信用を保つため セキュリティ対策が不十分な企業は、情報漏洩やホームページの改ざんによって社会的信用を失う可能性があります。 情報セキュリティ事故が発生しないように機密情報を適切に管理するのは、企業の社会的責任です。 一度失った信用を取り戻すには、想像以上の時間と手間がかかります。 企業としての信用を失うことにならないためにも、適切なセキュリティ対策をしておきましょう。 情報セキュリティの被害事例 ここからは、実際に起きた情報セキュリティの被害事例を紹介します。 セキュリティ対策が不十分な場合に、どのような被害が発生するのかを把握しておきましょう。 被害事例1.外部攻撃による情報漏洩 大手SNS会社と技術協力関係にある企業の子会社A社の取引先のパソコンがマルウェアに感染し、約44万件の個人情報が流出しました。 マルウェアに感染したA社と大手SNS会社の認証基盤が一部共通化していたことでサイバー攻撃を受けたとされています。 大手SNS会社は、今後の対策として認証基盤を子会社から分離させる方針を示しています。 被害事例2.社員による顧客情報の不正持ち出し 学生向けの不動産賃貸業を手がける企業の社員が約2万9,000人の顧客情報を第三者に不正に提供した事例です。 企業は、顧客から「ウォーターサーバーの勧誘がくる」といった計33件の苦情が寄せられたため、社内調査を実施したところ社員による情報漏洩が発覚しました。 社員は、顧客管理システムに不正ログインし、外部にデータを持ち出したとされています。 企業は、再発防止策として顧客管理システムの使用範囲の制限やセキュリティの強化を行いました。 被害事例3.人的ミスによる情報漏洩 大手自動車メーカーが子会社に管理を委託していた顧客情報の一部がクラウド環境の設定ミスにより、外部から閲覧できる状態が10年ほど続いていたことが判明しました。 大手自動車メーカーは、データの取り扱いルールの説明が不十分だったこと等が原因であったと考え、クラウド設定を監視するシステムの導入や従業員への教育を徹底することとしました。 大手自動車メーカーは漏洩した顧客情報が二次利用されたり、複製されたりした被害は確認されていないと公表しているが、顧客一人ひとりに連絡したうえで専用のコールセンターを設置することになった。 企業がすべきセキュリティ対策5選 情報セキュリティの被害を防ぐためには、適切な対策を実施することが大切です。 ここからは、企業がすべきセキュリティ対策を紹介します。 1. マルウェア感染対策 マルウェアとは、ウイルスやフィッシング、スパム等、ネットワーク上で被害を与えることを目的とした悪意のあるソフトウェアのことです。 マルウェア感染対策として、以下のような対策が有効とされています。 マルウェア対策ソフトの導入 ソフトウェアの更新 危険なWebサイトのフィルタリング マルウェアに感染したときは、パソコンのLANケーブルを抜いたり、無線LANのスイッチを切ったりして、それ以上感染を広げないことが重要です。 マルウェアに感染したときに全従業員が迅速に対処できるようにネットワークの遮断方法を教育しておきましょう。 2. 不正アクセス対策 不正アクセスを防ぐためには、適切なアカウント管理をすることが大切です。 企業秘密や顧客情報等の重要な情報へのアクセスは、必要最低限の担当者に制限しましょう。 くわえて、誰が、いつアクセスしたのかの履歴が残るようにしたり、不正アクセスを検知して管理者に通知するシステムを導入したりするのも効果的です。 不正アクセスにすばやく気付くことで、被害を最小限に留められます。 また、退職者のアカウントは不正使用されないように、速やかに削除や無効化するようにしましょう。 3. 情報漏洩対策 リモートワークの導入によって社外で仕事をする機会が増え、パソコンやUSBメモリの紛失によって情報漏洩が発生するリスクが高まっています。 企業は社内だけでなく、社外でパソコンを利用するときに情報漏洩が発生しないように、セキュリティ対策を徹底する必要があります。 例えば、外部にパソコンを持ち出す場合には、事前申請を義務づけたり、端末自体にデータやアプリケーション等を保存せず、社内にあるサーバーで情報を管理する「シンクライアント」を導入するのがよいでしょう。 4. 機器障害対策 ウイルス感染やネットワーク障害、操作ミスによるデータの破損、停電が発生すると、日常業務ができない状況になる可能性があります。 業務が止まると自社だけでなく、取引先に影響を与える可能性があるため、機器障害があったときの対策をしておくことが大切です。 機器障害による業務停止を起こさないためには、定期的にバックアップをとったり、停電時に電力供給が止まらないように無停電電源装置を設置したりする等の対策をしておきましょう。 5. 従業員への教育 セキュリティ対策では、企業だけでなく従業員一人ひとりの危機管理意識を高めることも大切です。 従業員にセキュリティ対策の重要性や対策方法を理解してもらうための研修を実施しましょう。 くわえて、情報セキュリティに特化した部署を設置するのも手段のひとつです。 サイバー大学のeラーニング用動画コンテンツ見放題サービスである「Cloud Campusコンテンツパック100」では、全社員向けの「ID/Password管理の徹底」や「標的型攻撃メールの例と対策」、「外部無線LAN利用禁止」等の情報セキュリティに関するコンテンツを提供しています。 >>Cloud Campus「コンテンツパック100」をチェックする 個人・従業員ができるセキュリティ対策6選 企業のセキュリティ対策では、従業員一人ひとりのセキュリティ意識を高めておくことが重要です。 ここからは、個人レベルで取り入れられるセキュリティ対策を紹介します。 1. パスワード管理の徹底 個人アカウントの不正利用を防ぐためには、推測されにくいパスワードを設定することが大切です。 パスワードを設定する際は、同じパスワードを使い回さないように意識したり、ランダムな英数字の組み合わせにしたりするのがポイントです。 また、設定したパスワードは第三者に知られることがないように管理を徹底しましょう。 企業側が一定期間ごとにパスワードを変更しなければログインできない仕組みや、パスワードを一定回数間違えた場合にログインできない仕組みを構築するのも効果的です。 2. ソフトウェアのアップデート ソフトウェアは、時間の経過とともにセキュリティ上の弱点となる脆弱性が発見されることがあります。 この脆弱性を改善するための修正プログラムが定期的に通知されるので、そのタイミングにアップデートするようにしましょう。 アップデートを怠っていると、サイバー攻撃やウイルス感染の被害を受ける可能性があります。 このような被害を防ぐためにも、小まめにアップデートをしてソフトウェアを最新の状態に保ちましょう。 3. 標的型攻撃への対策 標的型攻撃とは、特定組織の機密情報やアカウント情報を盗み取ることを目的とした攻撃のことです。 例えば、組織内の個人に対して業務内容を装ったメールを送り、メール内のリンクをクリックしたり、添付ファイルを開いたりすることでウイルスに感染するようにつくられたメール等が標的型攻撃に該当します。 標的型攻撃の被害を防ぐためには、手口を理解して安易にリンクや添付ファイルを開かないように注意することが大切です。 企業側の対策としては、従業員に訓練用メールを送信して開封情報を収集し、従業員の意識調査をしたうえで注意喚起するのが効果的です。 4. メールの誤送信の防止 メールを送信する際に、送信先のアドレスや添付データを間違えることで情報漏洩が発生するリスクがあります。 メールの誤送信を防ぐためには、送信前に宛先や添付データに間違いがないかを確認したり、メールアドレスを入力し始めると宛先の候補を表示してくれるオートコンプリート機能を無効にしたりするのが効果的です。 誤送信を早期に発見するために、関係者を「CC」に入れて送信するのもよいでしょう。 5. SNSの適切な利用 SNSの普及により、企業も個人もSNSを利用する機会が増えています。 SNSの不適切な投稿は、情報漏洩や企業イメージ低下につながる恐れがあるため、適切な利用を心がけることが大切です。 投稿する際は、機密情報や個人情報が含まれていないかを確認してから投稿しましょう。 企業側の対策として、就業規則でSNS利用の規定を定めたり、不適切な投稿を防止するための研修を実施したりするのも効果的です。 6. 生成AIの適正な利用 生成AIでは、学習機能によって入力した情報を第三者が使用したときの回答に使われるケースがあります。 そのため、企業秘密や顧客情報等を入力していると、思わぬ情報漏洩につながる可能性があるので注意が必要です。 そのような事態を防止するためにも、どのような情報を生成AIに入力してはならないのかを事前に調べておきましょう。 企業側の対策としては、生成AIの適正な利用ができるように研修プログラムを取り入れるのがよいでしょう。 まとめ 企業秘密や顧客情報等の情報を取り扱っている企業は、サイバー攻撃やウイルス感染によって情報漏洩が発生するリスクを抱えています。 情報漏洩が発生した企業は、取引先や顧客からの信用を失ってしまいます。 情報セキュリティの被害を防ぐためには、企業だけでなく従業員一人ひとりがセキュリティ対策の重要性を理解したうえで対策していくことが重要です。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、全社員向けの「ID/Password管理の徹底」や「標的型攻撃メールの例と対策」、「外部無線LAN利用禁止」、「生成AIの適正利用」等の情報セキュリティに関するコンテンツを提供しています。 企業の情報資産を守るためにも、適切な対策方法を学んでおきましょう。   低コストで厳選コンテンツ見放題!コンテンツパック100 情報セキュリティに関するコンテンツを含む、30カテゴリ、100以上のeラーニングコンテンツが見放題の「コンテンツパック100」。 ニーズの高いコンテンツを厳選することで、1ID 年額999円(税抜)の低コストを実現しており、利用企業は240社以上になります。 Cloud Campusのプラットフォーム上ですぐに研修として利用可能です。 「コンテンツパック100」の詳細は、こちらからご確認頂けます。 >>Cloud Campus「コンテンツパック100」をチェックする  

2024.11.05

SNS炎上を防止する3つのポイントと予防策を徹底解説

2024.11.05

SNS炎上を防止する3つのポイントと予防策を徹底解説

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企業がSNSを活用することで、顧客とのつながりやブランド価値を高めることができます。 しかし、使い方を誤ると、炎上リスクが高まるのも事実です。 本記事では、SNS炎上の原因やそのプロセスを詳しく解説し、具体的な予防策やリスク回避のためのポイントを紹介します。 この記事を通じて、炎上を未然に防ぎ、SNS運用を成功に導くための知識を深めていきましょう。 企業のSNS活用によるメリット 企業がSNSを活用すべき理由は何なのか?まずは企業のSNS活用における具体的な5つのメリットを見ていきましょう。 1.ブランドの認知拡大 SNSを活用することで、企業やブランドの存在を広く認知してもらうことが可能です。シェアやりポストにより、短期間で多くのユーザーに情報が届くため、特に新商品の告知やイベントの周知に効果的です。 2.顧客との直接的な関係構築 SNSは顧客からのコメントやダイレクトメッセージを通じて双方向のコミュニケーションが可能です。これにより、顧客の意見やフィードバックをリアルタイムで得られるため、サービス向上や製品改善に活かせます。 3.企業イメージの向上 近年、多くの消費者は企業の社会的責任(CSR)やサステナビリティへの取り組みを重視しています。たとえば、ファッション業界では、環境負荷の低減に取り組む姿勢を示すことで、消費者からの支持を得る企業も増えています。 4.低コストでの広告効果 SNSはテレビ広告や雑誌広告に比べてコストが低く、ターゲット層に合わせた広告配信も可能です。例えば、Instagramのターゲティング広告を活用することで、若年層や特定の興味関心を持つユーザーにリーチすることができます。 5. キャンペーンの効果を増幅 SNSを活用してキャンペーンを実施することで、リツイートやシェアによって、商品・サービスの認知度を一気に高められます。SNS上で「#キャンペーン名」などのハッシュタグを使った投稿を募集し、ユーザー同士で情報が広がることで効果が増幅します。 企業のSNS活用のデメリット 一方、SNSを運用する上でのデメリットも理解しておく必要があります。 1.炎上リスク SNSでは発言が予期せぬ形で拡散されるため、不適切な発言や行動が発覚すると、いわゆる「炎上」が発生しやすくなります。この結果、企業の評判が損なわれ、ブランド価値が低下する恐れがあります。 2.誤解される可能性 SNS上では短い文字数や限られた情報で発信することが多く、意図が正しく伝わらずに誤解されるリスクがあります。この誤解が連鎖することで、ネガティブなイメージが拡散される可能性もあります。 3.リソースの必要性 SNS運用は時間と手間がかかるため、定期的な更新や顧客対応を行うにはリソースの確保が必要です。また、炎上が発生した場合には迅速かつ適切な対応が求められ、さらにリソースが割かれることになります。 SNS炎上が起きるとどうなる? SNSの普及によって、個人の意見が瞬時に広がり、影響力が増した一方で、他者の行動や発言に対する批判も加速しています。 企業でSNS炎上が起きた場合の悪影響は主に2つあります。 顧客からの信頼喪失:SNSで炎上が発生すると、多くの顧客が企業の姿勢や行動に疑問を抱き、信頼が揺らぐことがあります。例えば、過去に大手企業が炎上を引き起こしたことで、一部の顧客が製品の購入を控えるという事例もありました。 採用活動への悪影響:SNS上での炎上は企業の評判にも直結するため、就職活動中の学生や求職者からも敬遠される場合があります。炎上経験のある企業は「労働環境や企業風土に問題があるのではないか」と懸念を持たれるため、採用活動にも支障が出ることがあります。 SNS炎上は本当に小さな言動から一気に拡散され広まっていき、最終的には企業の存続自体にも影響を与える大きなリスクになり得ます。 社員という個人単位で自由かつ気軽に発信できるようになっています。たった一人の軽はずみな言動により、いつ何が炎上するか分かりません。 では、次にどういったパターンとプロセスで炎上が広まってしまうのか、大枠を理解しましょう。 SNS炎上のパターンとプロセスについて まず、炎上が起きる主な3つのパターンを押さえます。 過度な宣伝行為:顧客に過度な自己宣伝が不快感を与えてしまう 不適切な発言や行動:誤解を招く言葉や表現が含まれており、不適切と判断されてしまう 政治的・社会的な発言:特定の社会問題や政治的な見解に触れて、賛否が分かれるためリスクが高まってしまう 企業として言動・行動に対して細心の注意を払う必要があります。 パターンを理解したら次にプロセスです。大きく分けて4つのステップにまとめます。 ステップ①初期段階:小規模な不満が投稿される 炎上の初期段階では、少数のユーザーが不満を投稿することが多いです。この段階では、まだ多くのユーザーに拡散されていないため、企業が迅速に対応すれば大規模な炎上を防げる可能性が高いです。 ステップ②拡散段階:他ユーザーが反応し、影響が拡大する 初期の不満投稿が多くのユーザーに共有されると、他のユーザーが同調し、コメントやリツイートを通じてさらに拡散します。たとえば、著名なインフルエンサーが発言に賛同すると、一気に拡散され、影響範囲が広がります。 ステップ③報道段階:メディアが取り上げ、事態がさらに拡大する 大規模な炎上に発展すると、SNSの枠を超えて報道機関が取り上げることもあります。こうなると企業は公の場で謝罪や説明を行わざるを得なくなり、さらに多くの人々に知られることになります。 ステップ④鎮静化:対応次第で収束するか、長期化するかが決まる 適切な対応が行われた場合は炎上が収束しますが、不十分な対応が続くと再度火が付き、事態が長期化することもあります。最悪の場合、複数の媒体で批判が拡散し続け、企業の信頼が大幅に損なわれる可能性があります。 こうしたパターンとステップを理解しておくことがSNS炎上対策の第1歩と言えます。では、具体的に炎上を防止するために何をすれば良いか見ていきましょう。 SNS炎上を未然に防ぐために企業が行うべき4つの防止策 炎上を予防するためには、単に発信内容の注意だけでなく、組織全体での取り組みが求められます。ここでは具体的に企業側で行っておくべき4つの防止策をまとめます。 ①ガイドラインの整備と教育 SNS運用チームには企業のガイドラインを定め、従業員が一貫してSNSを安全に運用できるように教育を行います。ガイドラインには、炎上しやすい表現やトピックのリスト、不適切な発言を避けるためのチェックリストなどが含まれていると有効です。 ②ダブルチェック体制の導入 特にインパクトのあるキャンペーンや投稿は、複数の担当者や異なる視点を持つメンバーでチェックを行います。また、事前にシミュレーションを行い、意図しない反応が生じないか確認することも効果的です。 ③専門チームによる危機管理 大規模な企業やブランドには、炎上時に迅速に対応できる専門チームの存在が不可欠です。このチームは、SNS上での反応をリアルタイムで把握し、必要に応じて謝罪や訂正を行い、問題を速やかに収束させる役割を担います。 ④第三者機関との連携 炎上リスクが高い投稿については、外部の専門機関や第三者機関に確認してもらうことで、企業のバイアスを排除し、リスクを低減することができます。特に社会的影響が大きいテーマについて発信する際には、事前に外部の視点で内容を見直すことが効果的です。 【できれば避けたい】炎上しやすい6つの投稿テーマ 炎上を避けるためには、特に注意が必要なテーマがあります。企業側でも必ず頭に入れておきたい炎上しやすいテーマを6つご紹介します。 ①社会問題や政治的なテーマ 社会問題や政治に関連するテーマは、人々の価値観や信条に深く関わるため、賛否が分かれやすいです。たとえば、環境問題や人種差別に対する見解を示す際は、その意図を正確に伝えないと「配慮不足」として批判を受ける可能性があります。 ②差別や偏見が含まれる内容 特定の性別、年齢、人種、障がいのある人々などへの偏見やステレオタイプが含まれる投稿は、炎上のリスクが高いです。例えば、性別による役割分担を示唆する表現や、無意識のうちに排他的なニュアンスを含む内容は、SNSユーザーから敏感に受け取られることが多いです。 ③顧客の不満を誘発する投稿 例えば「不具合が続いている製品を推奨する投稿」など、現実とのギャップがある内容は顧客からの反発を招きます。顧客がすでに問題を感じている部分については特に注意し、現実的な対応策を取ることが大切です。 ④不適切なユーモア ユーモアは人を和ませる効果がある一方で、不適切なジョークは顧客の信頼を損なう恐れがあります。特に、不特定多数のユーザーが閲覧するSNSでは、慎重なユーモアの表現が求められます。 ⑤不自然なプロモーションや宣伝 SNS上での過剰な宣伝は、押し売りと取られることが多く、企業イメージの低下を招きます。誇大広告や真実味に欠ける情報は、批判を招きやすいため注意が必要です。 ⑥災害や事件に対する軽率なコメント 自然災害や事件が発生した際には、適切なタイミングで慎重に発信することが重要です。例えば、災害時に明るい宣伝を行うと「配慮が足りない」という批判を浴びるリスクがあり、企業としての信頼を損なう可能性があります。 炎上が起こる原因:知っておくべき「誤解」の構造 SNSは文字数が限られているため、意図が伝わりにくい場合があり、それが誤解の原因となることがあります。以下は、誤解が生じやすいコミュニケーションとその対策になります。 短文による情報不足:SNSは短文でのコミュニケーションが主流ですが、情報不足が誤解を招きやすいです。たとえば、「サービス終了のお知らせ」といった一言のみでは顧客が混乱する可能性があるため、詳細を説明し、Q&A形式で補足するなどの工夫が求められます。 曖昧な表現:表現が曖昧だと、受け手によって異なる解釈をされるリスクがあります。たとえば、「期間限定での提供」とだけ記載すると、ユーザーが混乱して期待外れを感じることがあるため、具体的な期間や内容を明記することが必要です。 非言語的な情報の欠如:リアルな会話では表情や声のトーンが含まれますが、SNSではそれらが伝わりません。特に、文字だけで意見を伝える場合には誤解が生じやすいため、文面に配慮し、意図が明確に伝わるよう工夫します。 アンコンシャスバイアスの炎上との関係性 アンコンシャスバイアスとは無意識に持っている偏見であり、SNS上で炎上の一因となることがあります。 この無意識の偏見は、意図せずに差別的な表現や不適切な発言を含むことがあり、これがSNS上で問題視される原因となります。企業としては、定期的なトレーニングを通じて社員の意識を高め、偏見に基づく発言を避けるように指導することが重要です。 たとえば、「新製品は若年層に向けたものだから、年配の方には分かりにくいかもしれない」といった表現は、年齢に基づく偏見と受け取られ、炎上のリスクを招く可能性があります。このような発言を防ぐために、社内でアンコンシャスバイアスの理解を促進する研修を導入する企業も増えています。 まとめ SNSは企業にとって顧客と繋がる貴重な場であり、活用方法次第で大きなメリットをもたらします。 しかし、SNSでの発信には常に炎上リスクが伴うため、慎重に内容を吟味し、適切な対応を心掛けることが重要です。 本記事の内容を踏まえ、企業が安心してSNSを活用できる環境づくりを目指しましょう。 低コストで厳選コンテンツ見放題!コンテンツパック100 特にニーズの高いコンテンツだけを厳選することで1ID 年額999円(税抜)の低コストを実現。 ビジネス・ITの基礎知識を学べるeラーニングコンテンツが見放題、Cloud Campusのプラットフォーム上ですぐに研修として利用できます。 SNS炎上対策とケーススタディが学べるコンテンツを含む100コース・1500本以上の厳選動画をラインナップ。コース一覧詳細は無料でこちらからご確認頂けます。 >>Cloud Campus コンテンツパック100の詳細をチェックする

2024.09.05

定額見放題eラーニングおすすめ17選|特長や料金を一覧比較

2024.09.05

定額見放題eラーニングおすすめ17選|特長や料金を一覧比較

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「見放題のeラーニングを研修として利用したいが、どんなサービスがあるのか情報収集をもっとしたい」と考える人事担当者は少なくありません。 費用対効果、コンテンツの充実度、社員の知識向上にどれだけ役立つかが重要です。 ということで、本記事では法人向けの見放題eラーニングサービスを総まとめしてみました。 見放題eラーニングサービスについて一気に情報収集したい方はぜひチェックしてみてください。 eラーニング見放題を選ぶ3つのポイント 法人向けの見放題eラーニングを選ぶにあたって特に重視すべきポイントを3つに絞ってご紹介します。 1. 費用対効果 予算に対してどのくらいの料金で利用できるかをまず確認します。月額・年額などサービスによって課金形態も違うので必ずチェックします。 提供されるコンテンツの質や量に対して妥当な料金かをしっかりと見極めます。 例えば、受講可能なコースの数や、最新の業界トレンドに対応しているか、社員が実際に必要とするスキルアップに役立つ内容が揃っているかなど、費用に見合った価値が提供されているかを評価することが大切です。 また、社員の受講状況をリアルタイムで確認できる管理機能が充実しているかどうかも、コストパフォーマンスを左右する要因です。 2. コンテンツのバリエーションと質 法人向け見放題eラーニングサービスでは、業種や職種に特化した専門的なコースや、リーダーシップやコミュニケーションスキルといった汎用的なスキルを学べるコースなど、幅広いジャンルが提供されていることが理想的です。 また、各コースの内容が専門家によって監修されているか、最新の情報や技術が反映されているかも確認しましょう。さらに、受講者が飽きずに学習を続けられるよう、インタラクティブな要素や動画コンテンツなどが充実しているかどうかも、サービスの質を測る上で重要なポイントです。 3. 導入・運用のしやすさ 特に中小企業や研修提供のリソースが限られている企業では、導入プロセスが簡単であることが求められます。 例えば、システムの初期設定が容易で、ITの専門知識がなくてもスムーズに運用できるサービスを選ぶと良いでしょう。 また、導入後のサポート体制が整っているかも確認する必要があります。トラブルが発生した際に迅速に対応してくれるカスタマーサポートの有無、操作マニュアルや研修等が充実しているかどうかも、運用のしやすさに大きく影響します。   これらの3つのポイントを念頭に置けば、法人向けeラーニングの見放題サービスの最適解が見つかるはずです。 あとは、それぞれのポイントが自社のニーズにどれだけ合致しているかを丁寧に検討することが、成功の鍵です。 見放題eラーニングサービスおすすめ17社(比較表) 企業名 IDあたり料金 コンテンツ数 主な特長 Smart Boarding 980円~/月 100以上 eラーニングによる座学だけでなく、実践的なOUTPUT型研修も受講できる。 manebi 500円~/月 5,000以上 eラーニング学習に特化し、ビジネススキルの幅広いトレーニングが見放題で利用可能。 AirCourse 200円~/月 1,000以上 自社オリジナルの教材と既存のコースを組み合わせて運用可能。 Cloud Campus 83円~/月 100以上 圧倒的低コストで厳選されたIT・ビジネススキルのコンテンツが見放題。 カオナビ 変動あり 要問合せ タレントマネジメントシステム上でeラーニングライブラリを閲覧可能。カオナビ一つで人材管理とeラーニングを効果的にサポート可能。 Schoo for Business 980円~/月 5,000以上 ビジネス・テクノロジー・業界トレンドなど幅広いコンテンツ、およびライブ配信(生放送授業)による学びが充実。 KnowledgeC@fe 165円~/月 1,500以上 富士通ラーニングメディアが運営し、組織のニーズに合わせた様々なナレッジとスキル研修によって人材育成をトータルサポート。 セキュリオ (Seculio) 要問合せ 90以上 組織向けの情報セキュリティに特化したコンテンツを配信。 Business Masters 要問合せ 3,300以上 リーダーシップとマネジメントトレーニングに特化したeラーニングを見放題で提供。 ネットラーニング 変動あり 2,000以上 eラーニングの老舗としてビジネス、IT、コンプライアンスに関する包括的なライブラリを提供。 学びプレミアム(ライトワークス) 変動あり 1,000以上 様々なカテゴリの見放題eラーニングに加え、学び方そのものを学ぶコンテンツも充実。大企業でも安心して使えるボリュームディスカウントを採用。 SmartSkillCampus 要問合せ 要問合せ 内定者、新人研修、管理者向けの評価・マネジメント関連、語学や資格取得など自己開発向けなど幅広くラインナップ。 JMAM 変動あり 300以上 リーダーシップやマネジメントを含む幅広いビジネスおよびスキルトレーニングコースを提供。 gacco 200円~/月 500以上 大学とも提携し、ビジネスやテクノロジーに関する様々なコースを提供。無料提供もあり。 グロービス学び放題 1,815円~/月 3,400以上 ビジネスマネジメントとリーダーシップスキルに特化した高品質かつ体系的な学習パスを提供。 Udemy for Business 要問合せ 6,000以上 テクノロジーやビジネスを含む多種多様なカテゴリーのコースが見放題。 ITERACY 4,400円~/月 400以上 東芝デジタルソリューションズが提供する豊富なカテゴリーのコンテンツが見放題。 ここではシンプルに情報を一覧にしています。 より自社に最適なサービスかを見極めるために17社の特長をさらに深掘りしていきましょう。 見放題eラーニング17社の特長まとめ ここからは17社の法人向け見放題eラーニングサービスのコンテンツにおける簡単な特長、独自の価値についてまとめます。 Smart Boarding Smart Boardingは、特に企業向けの研修プログラムに強みを持っています。多くの企業に研修を提供してきたプロの視点で設計された階層別の学習コースが揃っており、「新入社社員向け」・「マネージャー向け」など各階層でよくある課題を解決するために必要な考え方・知識・スキルを身に付けることができます。 学んだことをすぐに実践練習できるライブ型オンライントレーニングもあり、「INPUT型教育」で終わらせない「OUTPUT」の仕組みがある点が最大の特長です。 manebi manebiは、5,000コンテンツと豊富な学習管理機能を持っており、階層別のビジネススキル研修や職種別研修、コンプライアンス教育など、さまざまなテーマの研修・教育が可能です。 AIによる最適な研修プランの自動提案機能もあり、5,000コンテンツの中から貴社のニーズに最適な研修プランとコンテンツを自動で提案し、人事・教育担当者様の負担を軽減し、シンプルで効率的に研修の準備と実施を実現させます。 これにより、研修の企画段階での時間と労力の削減だけでなく、教育の質の向上も期待できます。 AirCourse AirCourseは、企業向けのeラーニングサービスを提供し、特にビジネススキルやテクノロジースキルの向上に力を入れています。厳選した講師による図やイラストによるわかりやすい視覚イメージに加え、実例や具体例など聴覚的な説明を組み合わせて学習効果を高めます。 1動画5分程度のため、業務のスキマ時間、移動時間、空き時間で効率的に学習が可能で、PCだけでなくスマートフォンやタブレットでも受講いただけます。 各コースに確認テストが搭載されており理解度の測定が可能です。また、実践ワークがあるコースでは、アウトプット学習により知識・スキルがさらに身につきます。 Cloud Campus Cloud Campusは、サイバー大学が提供するeラーニングプラットフォームです。コンプライアンス、ビジネススキル、ITスキルなどの厳選コンテンツが見放題となる「コンテンツパック100」は1ID月額83円~と圧倒的な低コストで利用できます。 また、自社オリジナルコースを制作する機能も充実しており、見放題eラーニングと合わせて自社向けに効果的なeラーニングを制作することもできます。 >>Cloud Campusコンテンツパック100の詳細はこちら カオナビ カオナビは、タレントマネジメントに特化したクラウドサービスを提供しており、eラーニング機能もその一部として含まれています。 カオナビのeラーニングは、主に人材のスキル管理や育成にフォーカスしており、個々の従業員の成長を可視化することが可能です。 学習履歴はすぐにカオナビ内のユーザ情報と連携ができるため、スキルマップの作成や360度評価と組み合わせることで、人材育成の効果を最大化する設計がされています。これにより、企業は従業員のスキルギャップを効率的に埋めることができます。 Schoo for Business Schoo for Businessは、ビジネススキルを中心に提供するeラーニングプラットフォームで、特にライブ配信によるインタラクティブな授業が特徴です。従業員は、リアルタイムで講師に質問したり、他の受講者とディスカッションを行ったりすることで、学びを深めることができます。 また、オンデマンドでの受講も可能で、柔軟な学習スタイルが提供されています。Schoo for Businessは、企業の人材育成において実践的なスキル向上を目指す企業にとって有効なツールです。 KnowledgeC@fe KnowledgeC@feは、主にICTスキルの底上げ、専門性の向上、ビジネススキルの向上など目的に合わせてeラーニングサービスを選択可能です。 新人教育やピンポイントで必要な社員のICTスキルの底上げに利用でき、学習管理機能でテスト結果の確認も行えるので習熟度を測ることもできます。 ビジネススキル系では課題取り組み型eラーニングを採用しており、ただ見るだけでなく、課題に取り組む仕掛け(テスト、ワークシートなど)を実装。eラーニングでありながら、アウトプットによる学びも可能です。 セキュリオ セキュリオは、情報セキュリティ教育に特化したeラーニングプラットフォームです。企業のセキュリティ意識を高め、情報漏えいなどのリスクを最小限に抑えるための多様なコースを提供しています。 最新のセキュリティトレンドに基づいた実践的なシナリオベースの学習が可能な点であり、従業員が現実的なリスクに対処するスキルを身につけることができます。企業全体のセキュリティ体制強化に貢献する効果的なツールです。 Business Masters Business Mastersは、新人・若手、中堅社員、管理職など幅広い階層に対して、定番スキルからホットな話題まで3,300本以上の研修動画が見放題で利用できます。 人気の一流講師陣による高品質な学びを重視しており、実際のビジネスシナリオに基づいたケーススタディを活用した実践的な学習コンテンツが魅力です。 財務管理、マーケティング戦略、プロジェクトマネジメントなど、ビジネスのあらゆる側面に対応した豊富なコースが用意されています。 ネットラーニング ネットラーニングは、日本のeラーニング業界において長年の実績を持つ企業で、企業向けに幅広いコンテンツを提供しています。ビジネススキル、ITスキル、語学学習など、多岐にわたる学習内容が揃っており、学習者のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズ可能です。 ネットラーニングのeラーニングコンテンツは、動画、テキスト、クイズなどを組み合わせたインタラクティブな形式で提供されており、学習者の理解度を高める設計がされています。 また、学習管理システム(LMS)との統合も可能で、学習の進捗状況をリアルタイムで確認することができます。 ライトワークス ライトワークスは、企業向けのeラーニングプラットフォームを提供し、特に人材開発とスキル向上に重点を置いたサービスを展開しています。 見放題eラーニングサービスの「学びプレミアム」は豊富なビジネススキル、ITスキル、リーダーシップ育成のコンテンツを提供しており、それぞれのコンテンツは業界の専門家によって設計されています。 ライトワークスのeラーニングコンテンツは、モジュール形式で提供されており、企業が必要に応じてコースを組み合わせることができます。これにより、企業のニーズに合わせた効果的な人材育成プログラムを構築することが可能です。 SmartSkillCampus SmartSkillCampusは、従業員のスキルアップを目的としたeラーニングプラットフォームで、スキマ時間を有効活用して 効率的に知識を習得できる、ポイントを抑えた短いプログラムが特長です。 全階層別教育のビジネス知識・スキルのテーマを網羅した全364プログラムで構成されており、DX・テクノロジー、営業・製造向け、MBA研修、CSR・コンプライアンス研修、資格取得、語学・グローバル人材育成、PC・ITスキルアップなど幅広くラインナップされています。 JMAM JMAM(日本マネジメント協会)は、長年にわたり企業向けにマネジメントスキル向上を支援してきたeラーニングサービスで、これまで4,000社超の企業・団体、累計345万人以上が受講してきた豊富な実績があります。 全社一斉のコンプラ・ハラスメント教育や、階層別教育、語学学習まで、およそ230コースを1年間定額で利用できます。 その他にもリーダーシップ、マネジメント、ビジネスコミュニケーションなど、多岐にわたるコースが提供されており、それぞれのコースは実践的な内容で構成されています。 gacco gaccoは、オンライン大学講座を提供するプラットフォームであり、幅広い分野のコースを提供しています。企業向けには、特にリーダーシップやイノベーション、ビジネススキルの向上に役立つコースが多数用意されています。 gaccoの特長は、国内外の有名大学や専門機関と提携し、質の高いコンテンツを提供している点です。 受講者は自分のペースで学べるだけでなく、コミュニティを通じて他の受講者と知識を共有し合うことができるため、実践的な学びが可能です。 グロービス学び放題 グロービス学び放題は、ビジネスリーダーや経営者向けのeラーニングサービスで、MBAレベルのビジネススキルを学ぶことができる点が特長です。 グロービスのコンテンツは、経営戦略、マーケティング、ファイナンス、人材マネジメントなど、多岐にわたる分野を網羅しており、実践的なケーススタディを通じて学びを深めることができます。 特に、実務に直結するスキルや知識を習得できるため、企業の成長に貢献する人材の育成に最適です。また、スマートフォンやタブレットでの受講も可能で、場所を選ばずに学習を進められます。 Udemy for Business Udemy for Businessは、グローバルなeラーニングプラットフォームで、企業向けにカスタマイズされたコンテンツライブラリを提供しています。 特に、コンテンツ量が6,000コース以上と圧倒的に多く、最新の技術スキルやビジネススキルのコースが豊富で、従業員のスキルギャップを迅速に埋めるための学習リソースを提供しています。 業界の専門家によるコースが多数揃っており、常に最新の情報が更新されていきます。また、学習の進捗を管理するためのツールも充実しており、企業全体の学習効果を最大化します。 NECマネジメントパートナーズ NECマネジメントパートナーズは、ITスキルとマネジメントスキルの両方を提供するeラーニングサービスです。特に、NECグループのノウハウを活かしたITインフラ、セキュリティ、データ分析など、最新技術に関する専門的なコースが充実しています。 また、リーダーシップ研修やビジネス戦略の立案、プロジェクト管理など、経営層向けのスキルアップを目指したコースも提供しています。プラットフォームは、従業員の学習進捗をリアルタイムでモニタリングできる機能を備えており、効率的な人材育成を支援します。 ITERACY ITERACYは、東芝デジタルソリューションズ社製のeラーニングシステムを活用した見放題eラーニングで、400以上のコンテンツが見放題です。 契約期間を3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月から選ぶことができ、料金も非常に低コストで中小規模の企業にとってもお得に利用できます。 特にITリテラシーやデジタルマーケティング、データ分析に焦点を当てたコンテンツが豊富です。 企業全体のデジタルスキル・ビジネススキルの底上げを図るための強力なツールとして、特に中小企業に多く導入されています。 定額見放題eラーニング選びのまとめ これらのeラーニングサービスは、それぞれ異なる強みを持っており、企業の教育ニーズに応じた最適な選択が可能です。 特に料金、コンテンツ数、カスタマイズの自由度などを考慮し、企業のニーズに最も適したサービスを選ぶことが重要です。 各サービスの特徴を理解し、社内の教育プログラムに最適なeラーニングプラットフォームを導入することで、従業員のスキルアップや業績向上への貢献も期待できるでしょう。   低コストで厳選コンテンツ見放題!コンテンツパック100 特にニーズの高いコンテンツだけを厳選することで、1ID 年額999円(税抜)の低コストを実現しています。 ビジネス・ITの基礎知識を学べるeラーニングコンテンツが見放題、Cloud Campusのプラットフォーム上ですぐに研修として利用が可能です。 社会人として身に付けるべき課題解決力の基礎コンテンツを含む、100コース・1500本以上の厳選動画をラインナップ。コース一覧詳細は無料でこちらからご確認頂けます。 >>Cloud Campus コンテンツパック100の詳細をチェックする

2024.08.01

課題解決力とは?高い人の特長や高める方法を解説

2024.08.01

課題解決力とは?高い人の特長や高める方法を解説

ビジネススキル

企業の成長には、発生した課題に対して適切な対処ができる「課題解決力」のある人材が必要不可欠です。 今後、従業員の課題解決力を高めていきたいのであれば、課題解決力の意味やトレーニング方法を押さえておくことが重要になってくるでしょう。 そこで今回は課題解決力の意味と、課題解決をするための具体的なステップを紹介します。 課題解決力を習得する方法も紹介しているので、従業員の課題解決力を向上させたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。 課題解決力とは 課題解決力とは、課題やその原因を見つけて適切な方法で解決へと導く力を指します。 具体的には、以下のような能力で構成されているとされています。 課題を見つける力 課題の原因を分析する力 解決策を見出す力 解決までの計画を立てて実行に移す力 自分一人で解決できない場合は、周囲の力を借りて解決する柔軟性も重要な能力です。 課題解決力と問題解決力の違い 課題と問題の意味は異なるものの、課題解決力と問題解決力はいずれも見つけた課題や問題の原因を追究し、解決へと導くことであり、大きな違いはありません。 ただし、課題と問題の違いはビジネスパーソンとして押さえておくことが大切です。 課題とは、現状と理想のギャップを埋めるために解決したい事柄のことをいいます。 一方、ビジネスにおける問題とは会社で生じている不利益な事象のことで、課題と比較するとネガティブな印象があります。 課題解決力が求められる理由 人材採用や人材育成において課題解決力に優れた人物が求められるのは、企業の成長にこのスキルを持つ者が必要不可欠だからです。 競合他社に勝って生き残るには、サービスや商品の品質向上が欠かせません。 サービスや商品の品質を向上させるためには、課題を見つけて改善を繰り返していく必要があります。 そのような状況で必要とされるのが課題解決力であり、会社の存続と成長のために欠かせない力とされています。 課題解決力の高い人の特長 以下のような人は、課題解決に長けている傾向があります。 論理的思考力がある人 潜在的な課題に気づける人 適切な計画を立てられる人 主体性をもって行動できる人 それぞれ詳しく紹介します。 論理的思考力がある人 論理的思考力とは、物事を体系的に整理して矛盾が起きないように道筋を立てる思考力をいいます。 課題解決では、情報を漏れなく整理したうえで、課題の本質を見極めて解決に導く必要があります。そのときに必要となるのが論理的思考力です。 論理的思考力がなければ、課題の本質を見極めて適切な解決法に導くことが難しくなるでしょう。 潜在的な課題に気づける人 課題は目に見えるものとは限りません。 当たり前と思って取り組んでいた業務のなかに、課題が隠れていることもあります。 そのため、「なぜこの業務が必要なのか」「現状の流れのままで効率的なのか」と客観的に考えて、潜在的な課題に気付ける人は課題解決力も高い傾向があります。 適切な計画を立てられる人 課題解決をスムーズに進めるには、対策を実行するための適切な計画を立てる必要があります。 どのような手順で進めるか、いつまでにどの段階まで完了させるかの計画がなければ、課題解決の精度やスピードが落ちてしまいます。 チームや部署全体に指示を出しながら課題解決を進めるケースもあるため、周囲が動きやすいように計画を立てることも重要です。 主体性をもって行動できる人 課題解決力に優れている人は、主体性をもって課題を見つけ、解決方法を考えられる人です。 上司からの指示がなければ動けない人や、トラブルが起きても自分とは無関係と考えるような人は、課題解決力を身に付ける機会を逃してしまいます。 課題解決力を習得する近道は、より多くの課題を発見して解決方法を考え、実行に移すことです。 課題解決力は経験によって培われるスキルのため、主体性をもって取り組める人であるほど伸びやすいといえるでしょう。 課題解決のための5ステップ 課題解決へスムーズに導くには、以下の流れで進めるのがお勧めです。 課題を明確化する 原因を突き止める 解決策を検討する 解決策を実行する 結果や改善点を振り返る 順番に詳しく見ていきましょう。 1.課題を明確化する まずは現状とめざすべき理想の状態の差を把握して、課題を明らかにします。 「目標に達していない」といった分かりやすい課題ではない場合は、業務のなかで抱いた違和感や不具合から課題を明らかにしていきましょう。 数値化したり言語化したりして、誰が見てもどのような課題なのかを分かりやすくすることが大切です。 2.原因を突き止める 次に明らかにした課題の原因を突き止めます。 例えば、営業成績に課題があるときは、営業数や営業方法に原因がないのかを洗い出していきましょう。 誤ったものを原因と認識して進めると、適切な解決方法を導くことができません。 そのような状況を避けるためにも、原因になりうるものを思いつく限り出したうえで、一つずつ深掘りするようにしましょう。 3.解決策を検討する 課題の原因を突き止めたら、どのような解決法が有効なのかを検討します。 解決策を検討するときは、以下の方法が有効です。 他の企業や過去の事例を参考にする 先輩や上司に意見を求める 専門家に相談する 等 立案した解決策を全て実行するのではなく、より効果的なものに絞ったり優先順位を決めたりしたうえで行動に移すようにしましょう。 4.解決策を実行する 解決策を絞りこめたら、具体的な計画に落とし込んだうえで実行に移しましょう。 解決までのプロセスを明確化し、そのプロセスから実行すべき仕事を洗い出して関係者に伝えます。 チームや部署全体で取り組む際は、進捗を共有し合い、方向性にずれが生じたときは調整をしていきましょう。 5.結果や改善点を振り返る 解決策を実行した後は、よかった点や改善点を分析し、次の課題解決に活かせるようにしましょう。 ポイントは、結果だけでなく失敗した原因やうまくいった理由も振り返ることです。 振り返りの精度が高いほど、次はどのようなことに気を付けて取り組むべきかが明確になり、スムーズな課題解決へとつながります。 課題解決力を高める方法 課題解決力を高める有効な方法には、以下の3つがあります。 課題解決に必要なスキルを身に付ける 日常業務を通してトレーニングする 課題解決力を高める研修に参加する 一つずつ詳しく見ていきましょう。 課題解決に必要なスキルを身に付ける 課題解決に求められる主なスキルは、課題発見力と論理的思考力です。 課題発見力を身に付けるには、前提や思い込みをなくして客観的な視点をもつことが大切です。 当たり前になっていることでも、客観的に見れば改善点が見つかりやすくなります。 論理的思考力は、現状分析や解決策の考案をするときに重要なスキルです。 論理的思考力を高めるには、データをもとに考える癖を付けたり、ロジックツリーを活用したり、ロジカルシンキングを実践することで日常的に鍛えることができます。 日常業務を通してトレーニングする いきなり会社や部署全体を巻き込んで課題解決に取り組むのは難易度が高いでしょう。 課題解決力を習得するには、まず日常業務に潜む課題を解決することから始めるのが効果的です。 マニュアル通りに進めている業務でも、無駄な工程はないのか、もっと効率的な方法はないのかを考えることが課題解決力を高める第一歩になります。 くわえて、日常業務で問題が起きたときに原因を考える癖をつけることも有効です。 課題解決力を高める研修に参加する 課題解決力を効率的に高めるには、研修に参加して専門家からノウハウを学ぶのがお勧めです。 課題を適切に解決するにはどのようなプロセスを踏む必要があるのか、どのようなスキルが求められるのかといった全体像を把握していない状態では、課題解決力の習得は難しいでしょう。 課題解決力を効率的に高めるためにも、質の高いインプットをすることが大切です。 まとめ 課題解決力は、課題やその原因を見つけて適切な方法で解決へと導く力のことをいいます。 課題解決力を習得するには、日常業務を通して課題発見のトレーニングをしたり、研修で学んだりすることが効果的です。 低コストで厳選コンテンツ見放題!コンテンツパック100 特にニーズの高いコンテンツだけを厳選することで、1ID 年額999円(税抜)の低コストを実現しています。 ビジネス・ITの基礎知識を学べるeラーニングコンテンツが見放題、Cloud Campusのプラットフォーム上ですぐに研修として利用が可能です。 社会人として身に付けるべき課題解決力の基礎コンテンツを含む、100コース・1500本以上の厳選動画をラインナップ。コース一覧詳細は無料でこちらからご確認頂けます。 >>Cloud Campus コンテンツパック100の詳細をチェックする

2024.08.01

意思決定プロセスの基本7ステップ|スムーズに進めるポイントを解説

2024.08.01

意思決定プロセスの基本7ステップ|スムーズに進めるポイントを解説

ビジネススキル

ビジネスは意思決定の連続であり、選択を間違えると会社に不利益をもたらす可能性があります。 そのような状況を避けるには、必要な情報を集めて課題を明確化したうえで適切な意思決定をすることが大切です。 意思決定までの具体的なプロセスを理解していなければ、複数の選択肢から適切な対策を選べず、会社に不利益を与えてしまう原因になるため注意が必要です。 そこで今回は、意思決定プロセスの基礎的なステップを解説します。 意思決定プロセスの注意点やスムーズに進めるポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 意思決定プロセスとは 意思決定とは、目標達成や問題解決のために複数の選択肢から適切なものを選ぶことです。 したがって、意思決定プロセスとは、意思決定までの過程を指します。 適切な意思決定をするには、必要な情報を収集したり、エビデンスから分析したりすることが重要です。 このプロセスを適切に踏むことで、間違った方向に意思決定することを防止できます。 ビジネスは意思決定の連続であり、選択を間違えると会社に不利益をもたらす可能性があります。 そのような状況にならないためにも、従業員一人ひとりが適切な判断ができるように意思決定プロセスを身に付けておくことが大切です。 意思決定プロセスの7つのステップ 意思決定プロセスは基本的に、以下の7つのステップで構成されています。 意思決定の対象を明確化する 関連情報を集める 複数の選択肢を出す エビデンスを分析する 選択肢から選ぶ 実行する 意思決定を見直す 順番に詳しく紹介します。 1.意思決定の対象を明確化する 適切な意思決定をするには、最初に解決したい問題や達成したい目標を特定することが大切です。 問題や目標があいまいになっていると、意思決定に必要な情報を十分に集めることができません。 意思決定をスムーズに進めるためにも、問題や目標を言語化し、何を目的とした意思決定なのかを明確にしましょう。 2.関連情報を集める 意思決定の対象を明確化したら、問題の解決策や目標達成の施策を導くために必要な情報を集めましょう。 意思決定をするうえで必要となる情報を効率的に収集する方法は、以下の通りです。 市場調査をする 社内や社外の事例を参考にする コンサルタントの評価を受ける 客観的な情報やデータは、意思決定の信ぴょう性を裏付けるうえで必要不可欠です。 ただし、情報を集めすぎると取捨選択が難しくなってしまいます。本当に必要な情報なのかの見極めを意識しましょう。 3.複数の選択肢を出す 次に、集めた情報を参考にしながら、問題解決や目標達成するための施策を出します。 最初からひとつだけに絞ると、よりよい選択肢を見落としてしまう可能性があるので、複数案を用意することが大切です。 質の高い意思決定を進めるためにも、考え方や視点を変えながら思い込みを取り払った案を出すことも意識しましょう。 4.エビデンスを分析する 出し合った案が有効であることを証明するエビデンス(証拠)を準備します。 社内や社外に似た事例がある場合は、事例を分析して案の有効性を言語化しましょう。 成功事例だけでなく失敗事例も確認すれば、その案を実行するうえで注意すべきポイントも明確化できます。 5.選択肢から選ぶ 効果的な案に絞り込めたら、それぞれのメリットとデメリットを明確化し、どの案を実行するのかを検討します。 複数の案を融合させた方が適切なケースもあるので、特定の選択肢に絞ることにこだわりすぎないようにしましょう。 関係者が納得のいく結論に導くためにも、集めた情報や話し合った内容を最大限に活用したうえで意思決定をすることが大切です。 6.実行する 意思決定のあとは、実行に移すフェーズです。 いきなり実行するのではなく、細かいステップに分けて計画を立ててから実行に移すことが大切です。 計画を立てるときは、完了すべきタスクとその期限をスケジュールに落とし込みましょう。 計画を立てられたら、担当者にタスクを割り振って実行に移します。 7.意思決定を見直す ステップ6で決めたプロジェクトの期間が終了したら、結果やプロセスを見直します。 最初に特定した課題が解決されたのか、目標が達成されたのかを評価します。 このときに結果だけを見るのではなく、途中で問題が発生していないのかも確認しましょう。 結果的に成果が出たとしても、問題が発生している場合は、改善の余地があると判断できるためです。 今後の意思決定に活かすためにも、よかった点と改善すべき点を言語化しておきましょう。 意思決定プロセスの注意点 意思決定プロセスは、以下の点に注意して進めることが大切です。 少ない情報で進めない 過去の成功事例をそのまま模倣しない 周囲の意見を鵜呑みにしない ひとつずつ詳しく見ていきましょう。 注意点①少ない情報で進めない 意思決定プロセスを少ない情報で進めると、自身の知識や経験に頼って、客観的な意思決定ができなくなる可能性があります。 効率的な意思決定をするには、多様な視点から案を出して吟味することが大切です。 客観的なデータを提示して、関係者に納得してもらうためにも、情報をしっかり集めるようにしましょう。 注意点②過去の成功事例をそのまま模倣しない 過去の事例を参考にすることも重要ですが、過去の成功事例を模倣すれば、必ずしも最適な意思決定ができるわけではありません。 例え、似たような事例でも取り組む時期やプロジェクトメンバーが違えば、選択すべき解決策や施策も変わります。 過去の事例をそのまま取り入れるのではなく、他の事例を参考にしたり、再現性があるのかを分析したりしたうえで採用するのかを検討しましょう。 注意点③周囲の意見を鵜呑みにしない 意思決定をする際は、周囲の意見をそのまま受け入れるのは避けましょう。 周りに流されて意思決定している時点で、適切なプロセスを踏んでいないといえます。 少しでも疑問に感じたことがあれば、情報を自ら調べたり事例を見たりして、適切な選択肢なのかを吟味することが大切です。 また、周りに流されて意思決定した場合、成果が出なかったときに責任転嫁をしてしまう可能性があります。 当事者意識がなかったり、十分な知識がなかったりする人は周りに流されて失敗するケースが多いので、より適切な意思決定をするにも意識や姿勢を変える必要があります。 意思決定プロセスをスムーズに進めるポイント 意思決定プロセスをスムーズに進めるには、以下の3つのポイントを押さえましょう。 課題の明確化に目を向ける ロジカルシンキングを重視する さまざまな意見を参考にする ひとつずつ詳しく紹介します。 課題の明確化に目を向ける 適切な意思決定をするには、施策や解決方法の決定ばかりに目を向けるのではなく、課題を明確化する意識も大切です。 課題があいまいなままでは、有効な施策や解決方法は出せないでしょう。 現状をしっかり理解できていなければ、意思決定にどのような情報が必要なのかの判断がしにくくなります。 意思決定プロセスの方向性にずれが起きないようにするためにも、課題の明確化に注力しましょう。 ロジカルシンキングを重視する 意思決定プロセスでは、集めたデータや意見が効果的なものであるかを論理的に判断する能力が求められます。 くわえて、意思決定者だけでなく、意見を出し合ったりプロジェクトを進めたりするチームメンバーにもロジカルシンキングを意識させる必要があります。 ロジカルシンキングを高めるためには「そのように思う理由は何ですか?」「根拠になるデータはありますか?」といった質問を投げかけるのが有効です。 なお、ロジカルシンキングを鍛えるには質の高いインプットが欠かせません。 ロジカルシンキングといった意思決定に必要なスキルに関する研修にかける社内リソースがない企業は、eラーニングの導入を検討しましょう。 さまざまな意見を参考にする 意思決定で避けたいのは、主観的な意見に偏ったり、従来の方法をそのまま模倣したりすることです。 意思決定プロセスには時間がかかります。効率的に進めるために自分の知識や経験、過去の事例だけをもとにすることも少なくないでしょう。 しかし、従来の方法をそのまま続けていくと、企業の成長にはつながりません。 効果的な施策を打つためにも、さまざまな意見を参考にしながら意思決定をすることが大切です。 まとめ 適切な意思決定をするには、必要な情報を収集したり、案を検討したりするプロセスが必要です。 課題の明確化やロジカルシンキングを意識すれば、意思決定をスムーズに進めやすくなるでしょう。 低コストで厳選コンテンツ見放題!コンテンツパック100 特にニーズの高いコンテンツだけを厳選することで、1ID 年額999円(税抜)の低コストを実現しています。 ビジネス・ITの基礎知識を学べるeラーニングコンテンツが見放題、Cloud Campusのプラットフォーム上ですぐに研修として利用が可能です。 意思決定に関するコンテンツも収録しているため、従業員の意思決定プロセスへの理解や必要なスキルの習得をめざしている企業はぜひご活用ください。 コース一覧詳細は無料でこちらからご確認頂けます。 >>Cloud Campus コンテンツパック100の詳細をチェックする

2024.08.01

タイムマネジメントとは?上手な人の特長と取り組み方を紹介

2024.08.01

タイムマネジメントとは?上手な人の特長と取り組み方を紹介

ビジネススキル

労働人口の減少にくわえて長時間労働の抑制が進む昨今、勤務時間内に効率よく業務を進めるタイムマネジメント力が求められています。 しかし、社員のタイムマネジメント力を高めるにはどうすればよいのかが分からない方も多いのではないでしょうか。 この記事では、企業がタイムマネジメントを実践するメリットや実践方法を解説します。 組織全体の生産性を高めるためにも、タイムマネジメントのポイントを押さえておきましょう。 タイムマネジメントとは タイムマネジメントとは、平等に与えられた時間を上手に使って作業効率を高めることです。 ビジネスにおいては、やるべきタスクを勤務時間内に効率よく進めるためにはどうすればよいかを考えて実行することを指します。 8時間の勤務時間内で5つのタスクを終わらせていた状態から、作業効率を高めて5つ以上のタスクを完了できるように工夫すること等が例として挙げられます。 つまり、タイムマネジメント力は「仕事を効率よく進めるスキル」ともいえます。 スケジュール管理との違い タイムマネジメントとスケジュール管理は、似たニュアンスでとらえられがちですが、言葉の定義が異なります。 スケジュール管理とは、期日までに終わらせるべきタスクを把握して遅れが出ないように進めることです。 一方、タイムマネジメントは限られた時間のなかで、効率よく作業を進めるために工夫することを指します。 つまり、スケジュール管理はタスクを時間内に終えること、タイムマネジメントは時間内でより多くのタスクを完了するための方法です。 生産性を高めるためには、スケジュール管理にくわえてタイムマネジメントをする必要があります。 タイムマネジメントが求められる背景 タイムマネジメントが求められる背景として「労働人口の減少」と「長時間労働の抑制」が挙げられます。 総務省が2022年に公表した調査報告書によると、2021年時点で7,450万人いた日本の労働人口は、2050年には5,275万人まで減少するといわれています。 労働人口が減少するなかで企業が存続していくためには、社員一人ひとりが作業効率を高めて組織全体の生産性を向上させることが重要です。 また、近年はワークライフバランスが重視されるようになり、長時間労働の抑制が行われています。 長時間労働をしている企業には優秀な社員が集まりにくくなるため、タイムマネジメントによって作業効率を高めて残業時間を減らすことが大切です。 タイムマネジメントを企業が実践するメリット タイムマネジメントは、組織の生産性向上や社員の負担軽減につながります。 ここからは、タイムマネジメントを実践するメリットを詳しく紹介します。 組織全体の生産性が向上する タイムマネジメントを実践することで社員の業務効率が上がり、組織全体の生産性の向上が期待できます。 生産性が向上すると作業コストが減り、利益が残りやすい企業体質になります。 また、優先度の高い仕事から取り組むようになるため、緊急性の高い案件にも対応しやすくなるでしょう。 社員の負担やストレスが軽減する タイムマネジメントによって生産性が上がると、社員の業務負担と残業時間が少なくなります。 社員に精神的な余裕が生まれることで、業務のミスや離職が抑えられ、長時間労働や過負荷によるメンタルヘルスのリスクを軽減させる効果も期待できるでしょう。 くわえて、残業手当の支払額が削減でき、利益が残りやすい企業体質にできるのもメリットです。 スキルアップに時間を使えるようになる タイムマネジメントができるようになると、仕事を効率よく進められ、スキルアップのための勉強時間を確保できます。 身に付けたスキルを活かして仕事の幅を広げたり、専門性の高い仕事に携わったりすることで、社員がやりがいを感じやすくなります。 社員のスキルが上がれば、新規事業に取り組みやすくなるでしょう。 タイムマネジメント力が高い人の特長 タイムマネジメント力が高い人には、どのような特長があるのかを紹介します。 タスクの優先順位が明確になっている タイムマネジメントが上手な人は、タスクを洗い出して適切な優先順位をつけています。 タスクの優先順位が明確になっていれば、重要度の高い仕事に注力でき、重要度が低い仕事を他者に任せて効率よく仕事を進められます。 作業に必要な時間を把握している タイムマネジメントをする際は、それぞれのタスクに掛かる時間を把握しておくことが大切です。 必要な作業時間を把握できている人は、無理のないスケジュールを立てられるので、基本的に仕事に追われることがありません。 スケジュールに余裕をもっておけば、トラブルが発生しても冷静に対処できるでしょう。 関係者とスムーズなコミュニケーションが取れる 業務によっては関係者に確認を取ったり、情報を集めたりする必要があります。 タイムマネジメントが上手な人は、仕事がスムーズに進むように適切なタイミングで関係者とコミュニケーションを取っています。 1人で考え込んだり、期日直前に慌てることがないように、日頃からコミュニケーションを取って良好な関係を築いておくことが大切です。 タイムマネジメントの実践方法 タイムマネジメントを実践することで、業務効率アップや残業時間の削減が期待できます。 ここからは、タイムマネジメントの具体的なやり方を紹介します。 1.やるべき業務を洗い出す まずは、自分がやるべき業務全体を把握することが大切です。 やるべき業務を細分化して洗い出し、それぞれにかかる時間を明確にしましょう。 2.優先順位をつける 業務を洗い出したら、以下の4つに分類して優先順位をつけます。 緊急かつ重要度の高い仕事:例)納期の近い仕事、クレーム処理 緊急ではないが重要な仕事:例)業務改善、部下の指導、スキル習得 緊急だが重要度が低い仕事:例)突然の来客対応、長時間の会議 重要度も緊急度も低い仕事:例)雑談 「緊急かつ重要度の高い仕事」はすぐに取り組み、「緊急ではないが重要な仕事」は期日を決めて少しずつ進めましょう。 「重要度が低い仕事」は他者に任せるか、実行しないようにするのがポイントです。 優先順位をつける際に「緊急ではないが重要な仕事」と「緊急だが重要度の低い仕事」の優先度を逆にしないように注意しましょう。 緊急でなくても重要度が高い仕事を優先すべきであり、緊急であっても自分が取り組まなければならないほど重要度が高くない仕事は、他者に任せられるようにするのがポイントです。 3.目標を設定してから取り組む 業務の優先順位が明確になったら、それぞれの業務をいつまでにどの程度進めるのかを決めます。 目標の期日を設定して1か月、1週間、1日、1時間単位のスケジュールに落とし込みましょう。 目標を設定する際は、追加作業や想定外のトラブルが生じることを考慮しておくことが大切です。 作業効率を意識しすぎて、達成できない目標を立てないように注意しましょう。 4.振り返りと改善を繰り返す タイムマネジメントをする際は、定期的に振り返ることが大切です。 振り返りをする際は、以下のポイントに注目してみましょう。 目標の時間内に業務を終えられたか 質を維持できたか 問題点はなかったか 想定していた時間よりも実際の作業時間が長かった場合は、そもそも目標設定に無理があったのか、効率アップのための改善点があるかを考えましょう。 振り返りと改善を繰り返すことで業務効率を高められます。 タイムマネジメント力を高めるにはツール導入やアウトソーシングが効果的 無駄な作業が多い状態でタイムマネジメントに取り組んでも、組織全体の生産性向上にはつながりません。 そのため、タスク管理や情報共有をサポートするツールを導入して、作業自体を効率化することも検討してみましょう。 くわえて、社内でしなくてもいい業務をアウトソーシングするのも手段のひとつです。 社員が本当に注力しなければならない仕事に集中できる環境に整えることで、組織全体の生産性が向上します。 また、職場内で依頼しやすい雰囲気づくりをしておくと、アウトソーシングしなくても社内で助け合って業務を進められるでしょう。 まとめ 労働人口の減少や長時間労働の抑制が進むなかで企業が存続していくためには、社員一人ひとりがタイムマネジメント力を高めて、効率よく業務を進めることが求められています。 サイバー大学の「Cloud Campusコンテンツパック100」では、管理職向けの「仕事の効率(生産性)を高める」や新人向け「1日を2倍にする仕事術」等、タイムマネジメントに関するコンテンツを提供しています。 組織全体の生産性を高めるためにも、社員のタイムマネジメント力を強化しましょう。 低コストで厳選コンテンツ見放題!コンテンツパック100 タイムマネジメントに関するコンテンツを含む、30カテゴリ、100以上のeラーニングコンテンツが見放題の「コンテンツパック100」。 ニーズの高いコンテンツを厳選することで、1ID 年額999円(税抜)の低コストを実現しており、利用企業は240社以上になります。 Cloud Campusのプラットフォーム上ですぐに研修として利用可能です。 「コンテンツパック100」の詳細は、こちらからご確認頂けます。 >>Cloud Campus「コンテンツパック100」をチェックする

2024.07.26

財務スキルとは?初めてでも安心の5つの学び方

2024.07.26

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近年は企業を取り巻く環境が大きく変わり、人口減少、CSR、ダイバーシティ、グローバル化などの多様な取り組みが求められるようになっています。 社会人として身に付けておくべきスキルの上位にあるのが「財務会計スキル」です。 財務会計スキルは企業価値を高めるために必要であり、特に総務部門や財務部門で働く方々のスキルアップが欠かせません。 この記事では財務会計スキルの概要、必要性、高める方法についてまとめていきます。 財務の知識が求められる背景 1. グローバル化と競争の激化 現代社会において、企業はグローバル市場での競争にさらされています。競争が激化する中で、企業は財務面での強化が求められます。財務の知識を持つことにより、経営者や社員は資金の効率的な運用やリスクの管理を行い、競争力を維持・向上させることができます。 2. 経済環境の変動 世界経済は常に変動しており、経済状況の変化に対応するためには、財務の知識が不可欠です。例えば、金利の上昇やインフレーションなどの経済指標の変動に対して適切に対応するためには、財務の知識が必要です。これにより、企業は予期せぬ経済変動に対応し、持続可能な成長を維持することができます。 3. 規制強化とコンプライアンスの重要性 企業はさまざまな規制や法律に従う必要があります。特に財務に関連する法規制は年々厳格化しており、コンプライアンスの重要性が増しています。財務の知識を持つことで、企業は法令遵守を確実に行い、罰則や制裁を避けることができます。また、コンプライアンスを守ることで、企業の信用度も向上します。 4. 持続可能な成長と投資家の期待 企業が持続可能な成長を実現するためには、適切な財務戦略が必要です。投資家は企業の財務状況を重視しており、財務の知識を持つことで、投資家との信頼関係を築くことができます。財務の知識は、企業が長期的な視点で成長戦略を策定し、投資家の期待に応えるためにも重要です。 5. イノベーションとデジタルトランスフォーメーション 技術の進歩に伴い、企業はデジタルトランスフォーメーションを推進しています。これにより、新たなビジネスモデルやサービスが生まれ、企業の財務状況に影響を与えることがあります。財務の知識を持つことで、企業は新たな技術やビジネスモデルの導入に伴うリスクやコストを適切に評価し、戦略的に対応することができます。 社会人として知っておくべき財務の知識 1. 会計基礎知識 社会人としてまず必要な財務の知識は、基本的な会計知識です。これには貸借対照表(バランスシート)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書の理解が含まれます。これらの財務諸表を理解することで、企業の財務状況や経営成績を把握することができます。 2. 資金管理 企業の経営においては、資金管理が非常に重要です。資金繰りや予算管理、資金調達の方法についての知識を持つことが求められます。これにより、企業は適切な資金計画を立て、安定した経営を維持することができます。 3. リスク管理 現代の企業経営には多くのリスクが存在します。財務リスク、法的リスク、市場リスクなど様々なリスクを管理するための知識が必要です。リスク管理の基本的な手法やリスク評価の方法を学ぶことで、企業はリスクに対して効果的に対応することができます。 4. 投資分析 企業はしばしば新規事業やプロジェクトに対して投資を行います。そのため、投資分析の知識は重要です。投資の妥当性を評価するための指標(例えばNPVやIRR)や投資リスクの評価方法を理解することで、適切な投資判断を下すことができます。 5. 税務知識 企業の財務活動において、税務知識も重要な役割を果たします。法人税、消費税、所得税などの基本的な税務知識を持つことで、企業は適切な税務申告を行い、税務リスクを回避することができます。 初心者は財務のどこから学び始めるべきか 1. 基礎から始める 初心者が財務を学ぶ際には、まず基本的な概念から始めることが重要です。会計の基礎や財務諸表の読み方、基本的な財務指標の理解など、財務の基礎をしっかりと学ぶことで、次のステップに進むための土台を築くことができます。 2. 実践的な経験を積む 財務の知識を学ぶだけでなく、実際に実践することも重要です。例えば、家庭の予算管理や小規模な投資を行うことで、実際の財務管理の経験を積むことができます。実践を通じて得られる経験は、財務の理解を深める上で非常に有益です。 3. 専門書籍やオンラインコースを利用する 財務の学習には、専門書籍やオンラインコースを活用することが効果的です。特に初心者向けの書籍やコースを選ぶことで、体系的に財務の知識を学ぶことができます。また、オンラインコースは自分のペースで学習できるため、忙しい社会人にも適しています。 4. セミナーやワークショップに参加する 財務の知識を深めるためには、セミナーやワークショップに参加することも一つの方法です。専門家から直接学ぶことで、最新の情報や実務に即した知識を得ることができます。また、他の参加者とのネットワーキングを通じて、財務に関する知見を広げることも可能です。 5. メンターやコーチを見つける 財務の学習においては、メンターやコーチの存在が大きな助けとなります。財務の専門家や経験豊富な同僚からアドバイスを受けることで、実務に即した具体的な知識を得ることができます。また、メンターやコーチは学習の進捗をチェックし、必要なフィードバックを提供してくれます。 以上のように、初心者が財務を学び始めるための具体的なステップを踏むことで、効率的かつ効果的に財務の知識を身につけることができます。 企業を内部から変革できるのは「総務部門」 環境の変化に対応するために企業を内部から変革できるのは、内外を問わずさまざまなステークホルダーをつなぐ重要な役割を担っている総務部門です。企業を目指すべき方向へ引っ張っていくには、総務部門は「総務の在り方」について考えて、新しい時代に対応したスキルを身につける必要があります。 経営者視点を持った「戦略総務」という考え方 これまで企業における総務部門は、「何でも屋」「雑用全般を担当する部門」「縁の下の力持ち」と考えられてきました。 しかし、今では従来の「雑用総務」ではなく、「戦略総務」という考え方が重視されるようになっています。 戦略総務とは、企業を取り巻く環境の変化に柔軟に対応して、社内の活性化、社員のモチベーション向上、企業価値の向上など、幅広く関わる総務部門がそれらに戦略的に取り組むことです。 「戦略総務」に必要なスキルとは? 戦略総務として生まれ変わるには、自らの意識改革とともにコスト改善や業務改善、社内コミュニケーションの活性化に関する施策の立案などが求められるようになります。 そのためには、ITを使った仕組みを取り入れたり、アウトソーシングを行ったりすることも必要です。最新の知識やサービスを常に収集できるようにしましょう。 企業の司令塔は「財務部門」 一方、財務部門は企業が利益を生み出すための司令塔といえます。 企業の経営層は、財務部門が企業の経理事務や財務慣行について的確な評価を行い、データに裏付けられた洞察や経営課題の解決方法を提示してくれることを望んでいるのです。 企業を成長させる財務部門に必要なスキルとは? 企業が財務部門に求めることに応えていくためには、数字を正確に扱えるだけではなく、企業活動と会計の仕組みを理解して、財務諸表から経営のために必要な情報を読み取る力を養うことが極めて重要です。 特に、事業分析や予算分析などの仕事に対するニーズは高まっています。企業を成長させる財務部門になるには、企業の各事業への理解を深めるとともに、経営やリーダーシップについても学んでいく必要があります。 専門知識を学びたいときに学ぶ このように、総務や財務のスキルアップは重要ですが、専門家を講師に招いて関係者が一堂に会したセミナーを開くのはコストや時間を要します。 また、担当する社員たちは事務作業が中心であるため、目の前の仕事に忙殺されがちです。 そのため、個々の受講者が都合のいい場所やタイミングで学べるeラーニングは、最適な学習ツールとなるでしょう。 専門家による良質なコンテンツ、基礎的なノウハウを学べるコンテンツなど、受講者のレベルに合ったものを選び、スキマ時間を活用してスキルを高めることが重要です。 低コストで厳選コンテンツ見放題!コンテンツパック100 特にニーズの高いコンテンツだけを厳選することで1ID 年額999円(税抜)の低コストを実現。 ビジネス・ITの基礎知識を学べるeラーニングコンテンツが見放題、Cloud Campusのプラットフォーム上ですぐに研修として利用できます。 100コンテンツ以上の厳選コンテンツラインナップは資料請求からご確認頂けます。 >>Cloud Campus コンテンツパック100の詳細をチェックする 総務・財務部門のスキルアップで競争力向上を 企業を取り巻く環境が変化するなかで、総務・財務部門の重要性は、年々高まっています。忙しい社員のために、eラーニングのような専門知識を手軽に学べる仕組みを取り入れましょう。総務・財務部門の社員のスキルを高めることで、企業の競争力向上につながります。  

2024.07.24

部下の成長が止まる!上司が注意すべき15のポイント

2024.07.24

部下の成長が止まる!上司が注意すべき15のポイント

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上司として部下に接する際に気を付けるべきポイント まず前提として部下に接するときに外せない大切なポイントをまとめていきます。 1.信頼関係の構築 信頼関係がないと、部下は安心して仕事に取り組むことができず、成長の機会を逃してしまいます。信頼関係を築くためには、上司はオープンなコミュニケーションを心掛け、部下の意見や感情を尊重することが重要です。 2. フィードバックの質 効果的なフィードバックは、具体的で建設的でなければなりません。例えば、「もっと頑張れ」という曖昧なフィードバックよりも、「次回はプレゼンの構成をもう少し練ると良い結果が出ると思う」といった具体的なアドバイスが有益です。 3. 部下の強みの把握 部下の強みを見つけ出し、それを活かす環境を提供することも大切です。強みにフォーカスすることで、部下は自信を持って業務に取り組むことができ、自然と成長へとつながります。上司は部下の適性を見極め、適切な役割やプロジェクトを割り当てることが求められます。 4. 適切な目標設定 明確で達成可能な目標を設定することで、部下は自分の進捗を確認し、モチベーションを維持することができます。目標は短期・中期・長期の三段階に分けると良いでしょう。 5. 感謝の気持ちを伝えること 部下が努力したり、成果を上げたときには、しっかりと評価し、感謝の意を表しましょう。これにより、部下は自分の仕事が認められていると感じ、さらなる成長意欲を持つことができます。 以上のポイントを踏まえることで、上司は部下の成長をサポートし、組織全体のパフォーマンス向上につなげることができます。 上司として部下に接する際にやってはいけないこと 1. 一貫性のない指示 上司が日によって言うことが変わったり、明確な方向性を示さないと、部下は混乱し、仕事に対する不安やストレスが増大します。このような状況では、部下は自信を持って仕事を進めることができず、成長の機会を失ってしまいます。 2. 過度な管理 いわゆるマイクロマネジメントは、部下の自主性を奪い、創造性や自己成長の機会を阻害します。上司は信頼して仕事を任せることが重要であり、過度な干渉は控えましょう。 3. 否定的なフィードバックだけを与えること 部下がミスをしたときにそれを指摘するのは必要ですが、それだけではなく、良い点や努力を認めることも同様に重要です。否定的なフィードバックばかりだと、部下は自信を失い、モチベーションが低下します。 4. 不公平な扱い 特定の部下ばかりを贔屓するような行動は、チーム内に不和を生み、モチベーションの低下や離職につながります。上司は公平な態度で接し、全ての部下に対して平等に接することが求められます。 5. 感情的な対応 怒りや苛立ちを部下にぶつけることは、職場の雰囲気を悪化させるだけでなく、部下の成長意欲を著しく損ないます。上司は冷静かつ客観的に対処し、感情的な反応を避けるよう心掛けましょう。 部下の成長を促すための工夫 1.部下に挑戦的な仕事を任せる 新しいスキルや知識を必要とするプロジェクトに取り組むことで、部下は成長の機会を得ることができます。例えば、通常の業務とは異なる分野のタスクを担当させることで、新しい視点やスキルを身に付けることができます。 2. 定期的なフィードバックと評価を行う フィードバックは部下が自分の強みや改善点を理解するための重要なツールです。定期的な評価は、部下の成長を確認し、次のステップを計画するための指針となります。 3. 研修やトレーニングの機会を提供 外部の研修や社内のトレーニングプログラムを活用して、部下が新しい知識やスキルを習得する機会を増やしましょう。また、メンター制度を導入し、経験豊富な社員が若手をサポートする体制を整えることも有効です。 4. キャリアパスの明確化 部下が自分のキャリア目標を達成するために必要なステップを理解し、それに向けて努力することで、モチベーションが高まります。上司は部下のキャリアビジョンを把握し、それに応じたアドバイスやサポートを提供しましょう。 5. 部下の成功を共有と祝う文化 部下が成果を上げたときには、それをチーム全体で祝うことで、達成感と一体感を感じることができます。これにより、部下は自分の努力が認められていると感じ、さらなる成長意欲を持つようになります。 部下の成長が止まってしまうNG言動 「お前には無理だ」 部下の自信を奪い、挑戦意欲を減退させます。上司は部下の可能性を信じ、励ます言葉をかけることが重要です。 「どうせやっても意味がない」 無意味感を植え付ける言葉です。部下が努力しても成果が認められないと感じると、モチベーションが低下し、成長意欲を失ってしまいます。上司は部下の努力をしっかりと評価し、意義を伝えることが求められます。 「そんなこともできないのか」 部下に対する尊重の欠如を示し、信頼関係を損ねる原因となります。上司は部下の能力を理解し、適切な指導を心掛けましょう。 「失敗したらお前の責任だ」 部下に過度のストレスを与え、恐怖心からのびのびと仕事をすることができなくなります。部下には適度なチャレンジを与えつつ、失敗を恐れずに取り組める環境を提供することが重要です。 「お前のやり方は間違っている」 一方的な否定に聞こえてしまいます。このような言葉は部下の自己判断力を損ない、自律的な成長を阻害します。上司は部下の意見を尊重し、建設的なフィードバックを提供することが求められます。 無視や冷たい対応 部下が上司に質問や相談を持ちかけた際に、無視したり冷淡な対応をすると、部下は自己価値感を失い、成長意欲が低下します。上司は部下の声に耳を傾け、適切なサポートを提供することが大切です。 意識していなくて自然と出てしまうこともあるかもしれません。NG言動を避けるだけでも、部下の成長を妨げることなく、より良い職場環境を作り上げることができます。 成長のチャンスを奪う「決めつけ」「思い込み」 部下が期待に応えられなかったり、何度言っても失敗を繰り返したりすると、上司が「成長の見込みなし」というレッテルを貼ってしまうことがあります。 こうした上司の思い込みが部下への態度にも表れると、その部下のモチベーションは著しく低下し、業績も下降。離職にもつながりかねません。 このように、他者への思い込みが行動や言動に反映することで、それが現実になってしまうことを、心理学では「自己達成的予言」と呼びます。 部下の成長の鍵はリーダーシップ 指導する立場にある人が「この部下は変わらない」と決めつけることは、「成長のサポート」というリーダーシップにおける重要な役割を放棄しているのと同じです。こうした見解は、さまざまな大学研究でも検証されています。 「人間は変われる」と考える上司は部下の成長を信じている 米サザンメソジスト大学の研究では、「人間の性質は生来のもので変わらない」と考える上司と、「人間は変われる」と考える上司が、それぞれの部下にどのように接するのかを調べました。 その結果、「変わらない」と考える上司は部下のスキルアップに関心がなく、成長をサポートすることに熱心ではなかったそうです。 一方で、「変われる」という信念を持つ上司は、フィードバックを怠らない、新しい課題へのサポートを惜しまないといった、部下の学習能力と成長を信頼しているという結果になりました。 「人間は変わらない」と思い込んでいる上司ほど部下の変化に気付かない 別の大学研究によると、「部下は変らない」という固定観念を持つ上司は、成長、後退を問わず部下の変化に気づきにくいといいます。 そのため、頑張りに気づいてもらえない従業員のモチベーションが低下し、離職につながるケースが多いそうです。 一方で、部下の成長を信じる上司の下で働く部下は、成長への意欲と仕事への満足度が高く、離職率が低いという結果が出ています。 「人は変われる」という思考=リーダーに求められるスキル 部下の成長を信じて指導することは、リーダーに必要な能力のひとつです。「部署の環境はリーダー次第!?」でもご紹介したように、優れたリーダーシップを発揮するには、技術や知識、問題を解決に導く能力だけでなく、高いヒューマンスキルが必要になります。 組織の上階層になればなるほど、こうしたヒューマンスキルを磨く努力が求められます。 低コストで厳選コンテンツ見放題!コンテンツパック100 特にニーズの高いコンテンツだけを厳選することで1ID 年額999円(税抜)の低コストを実現。 ビジネス・ITの基礎知識を学べるeラーニングコンテンツが見放題、Cloud Campusのプラットフォーム上ですぐに研修として利用できます。 100コンテンツ以上の厳選コンテンツラインナップは資料請求からご確認頂けます。 >>Cloud Campus コンテンツパック100の詳細をチェックする

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