2019.11.08
人材教育
人事制度・組織づくり
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社員研修は、企業の業績を向上させる上で必要不可欠な社員教育です。今回は、社員研修による効果と、社員研修の種類を階層別、業界別にそれぞれご紹介します。
企業が社員研修に取り組むべき理由
企業が保有する資産(ヒト・モノ・カネ・情報)のなかでも、最も重要な資産は「ヒト」であると言われています。その、企業にとって最も大切な資産である個人(ヒト)の成長を促すことは、企業の成長につながります。企業に所属する個人の成長を促す一つの手段である社員研修を導入することは、事業を成長させていく上でとても重要な役割を担っているのです。
では、自社にとって最適な社員研修はどうやって選ぶのが良いのでしょうか? 社員研修は、大きく「受講者の階層」と「企業の業界」の2つに分けることができます。それぞれ詳しくご紹介していきます。
階層別社員研修の種類(管理職・中堅・新人向け)
階層別社員研修は、新入社員向け、管理職向け、中堅向け、といったそれぞれのポジションに求められるスキルやマインドなどを学ぶ研修です。
管理職向け社員研修
収益確保と社会的責任の遂行を両立させるために、管理職に必要なマインドとスキルを習得するための社員研修です。組織づくり研修、マーケティング研修、コストダウン研修、業務フロー改善研修、役員養成研修、人材育成研修、採用研修、BCP研修、BCM研修などがあります。
中堅向け社員研修
幅広い年齢層の中堅社員に対して、企業の未来を担う人材に育てるための社員研修です。次世代リーダー向け研修、中途入社社員向け研修、リーダーシップ研修、キャリアデザイン研修、女性リーダー育成研修、チームビルディング研修などがあります。
新人向け社員研修
学生から社会人としてのマインドへの切り替えや、社会人に必要な基礎スキルを行動レベルで身につけるための社員研修です。マナー研修、ビジネス文書研修、メンタルヘルス研修、ロジカルシンキング研修、チームワーク研修、コミュニケーション研修などがあります。
業界別社員研修の種類
業界別の社員研修は、金融業や建設業、サービス業といった業界ごとの社員研修です。それぞれの業界で、どのような研修があるのかを具体的にご紹介しましょう。
金融業界
業界知識研修、財務諸表の読み方研修、営業研修、クレーム対応研修、モチベーション向上研修、リスクマネジメント研修など
建設業界
現場育成力向上研修、コンプライアンス研修、営業力研修、ハラスメント防止研修、クレーム対応研修など
IT業界
キャリアデザイン研修、メンター研修、目標管理研修、プログラミング研修、PM向け研修など
サービス業界
マーケティング研修、接客研修、マナー研修、店長研修など
自社と目的に合った研修を企画し、事業を加速させよう
効果的な社員研修を行うポイントは、「自社の現在地と目的に合った研修を企画する」ことです。自社が目指すゴールと現在地のギャップをしっかりと把握し、強化すべきポイントはどこなのか、しっかり把握した上で研修のテーマを決めましょう。
また、近年は効果と効率を高めるためにeラーニングを社員研修に取り入れる企業が増えています。社員教育にもスピード感が求められる今、場所も時間も選ばないeラーニングの導入を検討してみてはいかがでしょうか?