2023/02/24
学校法人早稲田学園 わせがく高等学校
- 業種
- 教育
- 導入主要部署
- 教務部
- 運用チーム
- 計5名(全員でCloud Campus全体を管理)
- ユーザ数
- 約2,000人(2022年11月現在)
DX推進
研修のeラーニング化
ペーパーレス化
2023/02/24
学校法人早稲田学園 わせがく高等学校
DX推進
研修のeラーニング化
ペーパーレス化
「GIGAスクール構想」の実現に向けて、顔認証システムを使えるCloud Campusを導入
学校法人早稲田学園わせがく高等学校(以下、わせがく)では、2020年から文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」の実現をめざしており、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのICT端末を活用した学習環境の整備を進めることになりました。生徒たちがさまざまな端末で単位修得のための課題や期末考査を実施するためにCloud Campusの活用を決めました。
Cloud Campusを選んだ決め手は、オプションの顔認証システムです。期末考査などのテストをオンラインで実施する場合には、確実な本人確認が必要であるとガイドラインによって定められています。
登校してテストを受けてもらう場合には、教員が生徒の顔を確認できるため、顔認証は必要ありません。ただ、学校外の場所でテストを実施するためには、不正行為を防止するための体制づくりが義務付けられており、顔認証システムは必須です。私共のやりたいことと、Cloud Campusの持つ機能が一致したということですね。
それから、コンテンツの利用料金も大きな決め手になりました。ID数に応じた個別課金になると、生徒数の多い当校にとって、毎月の利用料が大きくなってしまいます。その点、ユーザー登録数無制限で月額利用料が定額のCloud Campusならば、月々の費用が約4分の1程度に抑えられ、生徒数が増えても費用の心配が要りません。
※顔認証システムとは、なりすまし防止のための生体認証機能のこと。Cloud Campusの顔認証システムは専用装置不要でマルチデバイスに対応している。
テストとアンケート機能をフル活用して、教員全員で期末考査と報告課題を制作
期末考査は2021年度の4月から、約9ヶ月かけて制作しました。これまで紙媒体で行っていたものを全部データ化したため、初めは時間が掛かりましたね。期末考査は主にCloud Campusにあるテストコンテンツ機能「自動採点テスト」を利用しています。単一選択、複数選択、ショートアンサーで設問を作るときは、紙でテストを行っていたときと同じようなテスト問題を作成できていると思います。
また、生徒が自分の考えを記入する問題では、アンケート機能を活用。アンケートに書かれた回答を教員が読み、採点しています。
現在、報告課題と期末考査でCloud Campusを利用しており、各教科の教員総勢90名がテストを制作しています。教科主任が最終チェックを行なって、Cloud Campusにアップロードします。
英語の期末考査を例に挙げると、英語の教員6名が分担して期末考査を作っています。それを英語の主任が最終で一括確認を行い、Cloud Campusにアップします。その後、約1,000のコンテンツの中から、生徒一人ひとりに合わせた期末考査やレポートを生徒たちに割り振ります。この割り振り作業は、本学のEシステム部が開発したオリジナルシステムと連動しているかたちです。
このオリジナルシステムでは、生徒の履修状況を管理しており、どの生徒がどの期末考査を行うか、何のレポートが必要か、などを把握できます。そのシステムのCSVファイルをCloud Campusに一括で取り込み、生徒の学習進度に合わせた期末考査が生徒に設定されて受験が可能になる、といった仕組みです。
顔認証システムの導入で、自宅でも期末考査の実施が可能に!テストの受験率が25%アップ
期末考査の実施がとても簡単になりました。顔認証システム導入前は、生徒の顔を確認するために、生徒の端末のカメラと教員のカメラをつなぎ、テスト開始10分前から教員が生徒全員の顔を確認しなければなりませんでした。それがかなり大変でしたが、顔認証システムの導入により教員の負担がだいぶ軽減されました。
また、テストが自宅でも取り組めるようになり、通学が難しくて受験を断念していた生徒たちも取り組めるようになりました。Cloud Campusを使用した期末考査を受ける生徒の率は、昨年と比較すると25%アップしました。この成果は大きいと感じています。
教員側としては、Cloud Campusの「回答時間設定」で、テストの時間を設定できるため、時間の管理も簡単です。テストの進行状況も、「進行中」と表示されるため、ステータス管理が分かりやすく、とても助かっています。
スマートフォンで課題に取り組み、提出まで完結できる点は、生徒に評価されています。生徒の中には、筆記があまり得意ではなく、今まで苦労してきた子もいるのですが、電子化したことで非常に課題へ取り組みやすいという声をもらいます。
教員も、課題制作を全てWeb上で行えると便利なようです。紙で課題を制作していたときは、Wordで作ったものを他の教員にメールで送りチェックしてもらい、戻ってきたものをダブルチェックするという手順を踏んでいました。今は、全教員がCloud Campusの中で課題の制作作業を行っているため、やり取りの手間が大きく削減されました。
また、Cloud Campusはシステムに記録されている生徒の履修状況をCSVファイルで一括登録できるのがとても助かりますね。他のシステムと連動していることもあり、手作業でCloud Campusの画面上で生徒の設定を行うと、どうしてもヒューマンエラーが出てしまいます。しかし、CSVファイルでの登録が可能なので、私共のシステムから書き出したものでアップロードでき、時間を短縮できます。
経費削減の観点からもメリットを感じています。紙のテストや資料をデジタルに移行したことで、紙の使用がなくなり、経費削減にも繋がっています。また、在籍コースによりますが、自宅で取り組むコースの生徒は、これまで学校側が印刷したレポートを郵送し、生徒は課題に取り組んだあと、返送する必要がありました。電子化により、生徒の手間を省くことができたと思います。
紙の学習資料を全て電子化し、今後は教員の研修用動画の作成を行いたい
現状は期末考査と報告課題でしかCloud Campusを使用できていないので、活用の幅を広げたいですね。今後は、レポート課題の解説をした動画なども作りたいと考えています。今、紙で配布している学習資料を、なるべく電子化してCloud Campusにしていきたいという目標があります。
あとは、教務部の研修でも動画を活用する予定です。現在は年間で新人研修を3回、全体研修を3回行っているのですが、集合研修が必要な部分以外は、動画研修を導入したいと考えています。
学校法人早稲田学園 わせがく高等学校
創立70年の「早稲田予備校」を運営する学校法人早稲田学園が、2003年4月に開校した通信制高校。「自由・個性・夢育」を教育方針に掲げ、千葉(多古本校、柏、勝田台、西船橋、稲毛海岸)、東京(高田馬場)、茨城(水戸、古河)、群馬(太田、前橋、桐生)と姉妹校の「わせがく夢育高等学校」で、埼玉(飯能本校、川越、所沢)の合計14キャンパスを構える。全日型、通学型、自学型のほか、一部校舎ではフレックス通学型の学習スタイルが選べる。これまでに7,500人を超える卒業生を輩出。「失敗してもやり直せる学校」として、さまざまな理由で不登校になってしまった生徒に対して教育相談室を設置する等、フォローを実施。少人数制授業を取り入れ、学習のブランクを解消する等、独自の教育方法で生徒たちをサポートする。
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