導入背景
教科書の補助教材としてeラーニング教材を用意したかった、2つの理由
茅根様 川崎様
- 導入の目的
-
・eラーニング形式の補助教材を、コストを抑えて複数の大学へ導入するため
・eラーニングシステムを使ってオンライン確認テストを行うため
- eラーニングシステムが必要になった理由と経緯
-
・アメリカで普及しているeラーニングや補助教材を日本の教科書でも取り入れたかったた、アカウント数が多くID単価のサービスでは運営費が膨大だった
・オンプレミス型のシステムは大学側の導入の敷居が高く、クラウド型のシステムを探していた
- 川崎様教科書を各大学の学部や先生方に採用、あるいは検討していただく際、書籍単品ではなく、授業で使える配布資料や投影資料を、補助教材としてご用意することがよくあります。
- 茅根様これはアメリカの大学でも同様ですが、アメリカではeラーニングやeブックが日本と比べてかなり普及していて、どちらかというとeラーニングを購入すると補助教材として紙の教科書がついてくるという扱いです。補助教材についての考え方が日本よりだいぶ進んでいて、日本の教科書でも少しずつ取り入れたいと考えていました。また、大学の先生方からも補助教材がeラーニングにならないかという声をいただく機会が増えていました。出版局としては、こういった背景からeラーニングを含めたサービスを検討しようという方針になり、eラーニングシステムを使ったオンライン確認テストを導入しようという話が持ち上がりました。 実際に導入するeラーニングシステムを検討するにあたり、さまざまなシステムを比較しましたが、課題が二つありました。まずは課金システムです。「マンキュー経済学」シリーズは、数多くの大学で採用されており、発刊してから十数年売れ続けているロングセラー教科書です。それだけアカウント数も必要になります。そのため、多くのシステムで採用されているアカウント数に応じた課金方式だと、運営費が膨大になってしまいます。
- 川崎様次に導入方式です。各大学にインストール(オンプレミス)型のeラーニングシステムを導入するとなると、大学との交渉など敷居が高くなってしまいます。教科書を採用していただいた先生のクラス単位で機動性をもってご利用いただけるようにするためには、クラウド型のシステムであることも必要でした。そんなときある教育系のイベントにて、登録ユーザ数が無制限でなおかつクラウド型のCloud Campusを知り、まさにピッタリの製品だと考え導入に至りました。導入検討の際には、他のシステムもいくつか触りましたが、その中でもCloud Campusはサイバー大学を運営している企業の製品ということで、大学での利用が想定されているためその点もポイントでした。
