導入背景
限られた授業時間で学習効果を高める内容にしたかった
小川教授 山本准教授
- 導入の目的
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・限られた授業時間を有効活用し、演習問題の解説に時間を割くため
・教科書の基礎説明内容や進捗をクラス毎に違いが生じないようにするため
- eラーニングシステムが必要になった理由と経緯
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・教科書の基礎的な部分を説明するのに授業時間の1/3を割いてしまうため、演習問題を取り組ませたくても授業時間内で出題できる問題数は1、2問程度だった
・時間を要する演習問題の解説に十分な時間を割くことができていなかった
- 小川教授予備校が動画で講義を行ったり、学習アプリが登場したりと、社会的な流れとして、eラーニングやオンライン学習が定着しつつあると感じていました。また、今まで授業の冒頭30分程度は教科書にも載っている基礎知識を説明していたので、そこは予習をしてきてもらい、教室の授業ではもっと応用的な知識や演習に時間を割けるようになれば、学生にとって学習効果が高まるはずだと感じていました。 それだけでなく、少人数教育のため複数クラスに分けて開講している科目があるのですが、説明内容や進捗をクラス毎に違いが生じないように授業を行うのが大変でした。そんなことから、教科書の説明部分は全てeラーニング化することで均質化させたいと考えていました。
- 予習用eラーニングコンテンツのシステム導入にあたり、複数のサービスを比較検討したところ、Cloud Campusはクラウド型ということもあってサーバー構築が必要なく、価格帯も手頃でちょうど良いという事で導入に至りました。
- 教科書を読んで理解できる基礎的な部分を説明するのに授業時間の1/3を割いてしまうため、演習問題を取り組ませたくても授業時間内で出題できる問題数は1、2問程度でした。また、複数クラス開講する授業で、クラスごとに説明方法や内容にバラつきが発生してしまうことがありました。
- 山本准教授小川先生同様、講義の冒頭で説明している基本事項だけでも学生が予習してきてくれたら、その分、習熟度をあげるための演習にもっと時間を割けると考えていました。また、学生が自分一人でできることをわざわざ授業内でやるのは時間がもったいなく、問題の解説や定理の証明など、自分だけではできないことに時間を割きたいと思っていました。そういった反転授業を手際よく遂行できるシステムを求めていたところ、Cloud Campus 導入のお話をいただいたのです。
- 基本事項とその具体例、習熟度をあげるための演習、それに定理の説明やその証明など、それら全てのことを授業内でやろうとしていました。もっとも時間を割きたい(割かれる)部分は定理の証明ですが、そこにいきつくために必要な基本事項の説明にかかる時間を減らすことはできず、結果として、定理の証明の解説に十分な時間を割くことができていなかったんです。
