2,800時間削減で理解度80%超!研修が表彰されるほど効率化

2022/05/20

セゾン自動車火災保険株式会社

業種
金融・保険
導入主要部署
お客様サービス部、損害サービス部
運用チーム
約1~3名(ユーザー管理/各部)
ユーザ数
1,000人以上(2022年3月現在)

教育研修の質向上

研修のeラーニング化

研修コスト削減

目的
・動画研修において受講者の理解度が把握するため
・コロナ禍によるリモート研修の必要性が高まり、eラーニングによる研修を運営するため
導入の決め手
  • 受講環境 受講環境
  • マルチデバイス・直感的な受講画面 マルチデバイス・直感的な受講画面
  • コンテンツ内製が簡単な制作者機能 コンテンツ内製が簡単な制作者機能
  • 無制限の料金設定 ユーザ登録無制限の料金設定
  • 管理者機能 充実した管理者機能
  • サポート体制 サポート体制
成果
・テスト平均80点以上、現場職員の学びへの積極性の強化、運営担当者同士の連携の強化につながった
・研修日数を8日間⇒6日間に短縮。社員の工数削減につながり「2021年度(第22期)カスタマーサポート表彰制度」特別賞(人材育成賞)受賞した

導入背景

リモート研修の需要に合わせ、研修理解度が把握できるeラーニングシステムが必要に

導入事例

eラーニングシステム導入の経緯について教えてください。

森藤様 森藤様

導入の背景として「既存の研修方法では、社員の理解度が把握できない」 という課題がありました。コロナ禍の影響で、これまでもリモート研修等に動画を活用していたため、当初、動画を配信できるサーバーを探していました。しかし、動画を配信するだけでは、社員の理解度が把握できません。こうした理由から、「動画を使えるeラーニングシステムを探そう」と方向転換したんです。当初、予算的に少々厳しい部分もありましたが、月額固定制で受講登録ユーザ数に制限がないことから、他部門にも導入を打診。一部門あたりの予算も抑えられたため、導入に踏み切りました。

小野様 小野様

もともと別のeラーニングシステムを利用してはいたのですが、動画を使うことができないシステムだったんです。ユーザ管理や受講履歴の確認が煩雑で、コンテンツのアップロードに1日かかるなど、活用しづらいシステムを使っていたことも課題のひとつでした。

導入事例

検討の結果、Cloud Campusを選ばれた決め手は何だったのでしょう。

小野様 小野様

一番の決め手は「想定できることは何でもできる」という機能の幅広さです。また、受講ユーザ登録数が無制限であることも、決め手のひとつでしたね。ユーザ数を増やすほど1人あたりの単価が減っていきます。月額固定制なので予算的にも先の見える運用ができるのは魅力でした。IDの発行も簡単で、人員の異動にもすぐ対応できるのは便利ですよね。

三塩様 三塩様
まざまなサービスを比較したのですが、Cloud Campusは機能が幅広い一方で余計な機能がなく、実際に導入も簡単でした。また、見やすく学習しやすそうなUIであることも魅力的でした。 実際に利用をしてみて、動画とあわせてテスト機能を使うことで、受講者の理解度を把握することができるようになった点も良かったです。
導入事例

運用

対面とオンラインで交互に学ぶ新しい研修スタイルで実施!Q&Aを知識共有に有効活用

現在はどのような体制でCloud Campusを運用されていますか?

三塩様 三塩様

研修担当者がそのままCloud Campusの担当も兼任しており、そのなかで私と小野がユーザ管理を担当しています。私と小野の部署にはそれぞれ5名ほど担当者がおり、担当者間で役割分担を行って、各自テストや動画を作成しています。

小野様 小野様

損害サービス部では、1か月ごとに利用者メンテナンスを行っています。部内に500人以上の利用者がいるため、定期的にユーザの入れ替わりを管理するようにしているんです。

コンテンツの制作から公開までの流れを教えてください。

三塩様 三塩様

弊社の場合、コンテンツの大半は研修教育用のものですので、まずはその研修で習得してもらいたい内容を書き出します。そしてその内容を踏まえ、「動画にする方がいい」「動画のあとにテストを入れるべき」など、方向性を決めてコンテンツを作成していきます。

小野様 小野様

研修用コンテンツはコース設定をしたうえで作成を進め、レビュー後に問題がなければ公開しています。なお、Cloud Campus導入時はしっかりと使いこなせるよう、操作方法の勉強会を開き、研修担当者全員が参加しました。

コンテンツ制作ではどのような工夫をされていますか?

三塩様 三塩様

研修受講者の学習をうながし、スムーズな行動変容につなげられるコンテンツになるよう、意識しています。特にテストはかなり活用していて「チャレンジ問題」「リベンジ問題」と称して、同じ問題を2回解くようコースを組んでいます。チャレンジ問題で分からない部分を洗い出し、学習後にリベンジ問題でしっかり点数を取れるようにする設計です。平均得点が80点であることからも、受講者の自己効力感を高める学習ができていると感じます。

利用頻度向上のための工夫についてはいかがですか?

三塩様 三塩様

ほとんどの研修では、対面の研修とコンテンツ学習が交互に組まれているため、Cloud Campusを利用しなければ先に進めない仕組みになっています。また、各研修の内容を公開し、いつでも復習やフォローアップに活用できるよう備えています。

小野様 小野様

他部門にも積極的にCloud Campusの利用をうながしています。また、コンプライアンス研修をはじめとした、全社向けの研修を積極的にコンテンツ化しました。その結果、他部門でもさまざまな研修にCloud Campusを活用しています。

このような形で1年以上使い続けられての率直な感想もお聞かせください。

三塩様 三塩様

オンライン学習と対面学習を交互に繰り返すことで、研修受講者の理解度が上がったと感じています。知識のインプットはオンライン、電話応対などの実践は対面と、内容に合わせて研修スタイルを変えることが、効率化につながったようです。また、Q&Aが掲示板のような作りになっているのも、知識の共有に役立っています。受講生たちの質問を蓄積し共有できていることが、理解度の向上につながっていると思います。質問時にメールやチャットなど別のツールを使う必要がなく、Cloud Campus内で完結できるのも便利です。

小野様 小野様
知識のインプットは、ほぼCloud Campusの動画で可能になりました。これに伴い、研修の分散実施を行うことで、研修により現場の人員が一度に離席しなくてよくなった点も大きなメリットだと感じています。また、業務に必要な知識をまとめたコースを、学習コンテンツとして常時公開しています。いつでもどこでも学べる環境ができたため、講師の業務削減や、担当者の知識向上にもつながっていると思います。

運用体制

導入事例
形式
  • スライド同期型 スライド同期型
  • セミナー収録型 セミナー収録型
  • 企画動画 企画動画
  • スライド+音声 スライド+音声
  • スライドのみ スライドのみ
  • テスト テスト
  • アンケート アンケート

成果

1年間でテスト平均80点と2,800時間の研修時間削減につなげ、外部機関からも表彰

導入事例

導入成果はどのような指標で測定されていますか? また、それぞれの達成状況はいかがでしょうか。

三塩様 三塩様

お客様サービス部では、主にテストの点数を指標としており、80点を目標に設定しています。現時点では受講者平均が約80点となっているため、目標は達成できている状況です。また、スキル研修の日数が8日から6日に短縮され、1年間で約2,800時間の研修時間削減に成功しました。

小野様 小野様

損害サービス部では、受講率とテストの理解度を指標としています。Cloud Campusではコースごとの受講率や進捗率が一目で確認できるため、500人以上が在籍する損害サービス部の進捗も、管理しやすく助かっています。受講率は研修内容によりまちまちですが、常に受講率100%を達成している課もあります。未受講者には受講をうながすメールを送っています。

Cloud Campusの利用を通じて、発展的な効果も得られたと伺っています。

三塩様 三塩様

Cloud Campusを積極的に活用したことで、現場の職員が自主的に学ぶ姿勢を身に付けてくれたと感じています。分からないことがあっても、人に聞きに行く前に調べるようになったり、任意の学習コースを公開翌日に受けたりと、嬉しい行動変容が見られました。また、損害サービス部との共通基盤を作るため、双方の研修コンテンツを統合したことで、お互いの業務の効率化にもつながっています。なお、企業情報化協会様の「2021年度(第22期)カスタマーサポート表彰制度」では、特別賞(人材育成賞) をいただきました。オンラインと対面を組み合わせた新しい研修方法や、研修受講者の分散など、Cloud Campusにまつわる取り組みを社外からも評価いただいています。

小野様 小野様

運営担当者同士の接点が増え、コミュニケーションの頻度が高まったことで、お互いに連携が取りやすくなりました。また、専門知識を持たないアシスタントからも「動画を見て保険のことがわかりました」「皆さんが言っていたのはこういうことだったんですね」との声が上がり、非常に嬉しかったです。スマートフォンでの研修受講が可能となったことで利便性が高まり、受講へのモチベーション向上にも寄与しているようです。

展望

動画やコンテンツを充実・細分化し、基本行動や振り返りのさらなる浸透をめざす

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

三塩様 三塩様

これまでは、スキル研修を中心にCloud Campusを活用してきました。今後は研修にくわえ、疑問が生まれた時に答えをすぐ探せるようなコンテンツ作りをめざします。既存の動画やテストをより細分化して、疑問にピンポイントに答えられるようなコンテンツを増やしたいと思います。

小野様 小野様

研修コースについては、内容をさらに充実させて研修担当者の負担を軽減しつつ、社内に事故対応の基本行動をより浸透させていきたいです。学習コースについては、各業務に合わせた内容をいつでも受けられるよう公開していますが、さらにブラッシュアップしたいと思っています。そして、ベテランでも基礎から振り返りができるような、よりよいコンテンツを作っていきたいですね。

導入事例
セゾン自動車火災保険株式会社

セゾン自動車火災保険株式会社

https://www.ins-saison.co.jp/

1982年設立。SOMPOグループの一員としてダイレクト型の損害保険を提供。保有件数115万件を突破した『おとなの自動車保険』をはじめとして、自動車保険、火災保険などを取り扱う。2021年度からは他社との連携し、医療保険やペット販売も開始。従業員数915人(2021年3月末現在)。

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