株式会社ビッグ・エー

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全店舗のオペレーションの統一と店長の業務量削減をCloud Campusで実現!

導入の決め手

  • 受講環境
  • マルチデバイス・直感的な受講画面
  • コンテンツ内製が簡単な制作者機能
  • ユーザー登録
    無制限の料金設定
  • 充実した管理者機能
  • サポート体制

目次

導入背景

経営統合によりオペレーションの統一が急務課題に。スタッフからは研修不足で不満の声も

喜多様

導入の目的

● ディスカウントストアのビッグ・エーとアコレの経営統合で、オペレーションコストを最小限にするための教育の徹底

eラーニングシステムが必要になった理由と経緯

● 店舗での新人教育における店長の業務負担の削減

● 研修不足からの早期離職者を減らすため

――eラーニングシステム導入の経緯について教えてください。
喜多様 2021年の3月に、ビッグ・エーはアコレと経営統合しました。お互いの店舗オペレーションを融合させていく必要があった中で、新人教育の徹底と負担軽減のため、eラーニングシステム導入を決断しました。
当社はパートやアルバイト従業員のオペレーションコストを最小限にして価格を抑えるビジネスモデルのため、オペレーションに関する教育はとても重要です。ただ、退職した従業員から「仕事を教えてもらえませんでした」という意見が多く寄せられ、従来の教育のままではうまくいかないだろうと感じていました。
とはいえ、店舗ごとに教育の専任担当者を配置することは現実的ではなく、店長に教育を任せることになります。ただ、店長の業務負担が大きくて「教育しきれない」状態なので、どうやってオペレーションを学んでもらおうかと頭を悩ませていました。
そんな折に、他社成功事例を見ていく中で、PowerPointの音声付きスライドを各店舗の店長に送って業務に必要な事柄を学んでもらう取り組みをしていることを知りました。もともと紙の手順書はあったのですが、文章だと理解しづらく、なかなか浸透しないことは分かっていたので、これなら上手くいくかもしれないと感じました。こうした背景からeラーニングシステムの導入に至ったかたちです。
――Cloud Campusを選ばれた理由を教えて下さい。
喜多様 一番の決め手は料金設定です。Cloud Campusは1ユーザーに対しての課金ではなく、登録者数が増えても定額で料金が変わらないというところが最大のポイントでした。当社の「オペレーションにコストをかけずに売価を抑える」というコンセプトにも合致します。
そのほかにも、スライドの作成から受講率管理などのデータを取得できるというシステムの機能性も魅力でした。店舗オペレーションの教育をCloud Campusで集約できれば、店長の負担を減らし、かつ教育関連の業務にかける人数を最小限に抑えることができると感じました。

運用

音声スライドとテストで店舗オペレーションの基礎を固める。新人の声の収集にアンケートも活用

――研修のスライドの内容を教えて下さい。
喜多様 新人向けに店舗オペレーションに必要な知識をまとめています。具体的には、商品の補充方法や、商品整理の仕方、接客方法などです。あとは、日常のオペレーションとは異なる内容、例えば緊急事態のときの行動や、拾得物の対応方法といったイレギュラーな対応についても盛り込んでいます。
音声付きスライド約45分と、視聴終了後のテスト10問(所要時間約10分)でひとつの研修コースを構成しており、全7つのコースを用意しています。約3か月で7つのコースを受講してもらいます。
受講期間を約3か月としているのは、「仕事を教えて貰えなかった」という理由で入社半年以内の早期退職者が多かった、ということがひとつ。また、1年間に約3分の1の人員が入れ替わるため、入社初期段階でオペレーションを学ぶことで、3年後にはほとんどの従業員に必要な知識が行き渡るという計算から、そのように設定しています。
――スライドを作る際に工夫していることはありますか?
喜多様 スライドを3、4枚使用したら適宜動画を区切るチャプターを入れるようにしています。PowerPointで作成したスライドをCloud Campusに取り込んでから音声を入れているのですが、動画を区切っていないと全部の作り直しが必要です。しかし、複数チャプターに区切っておけば音声入力中に読み間違えが発生しても修正をしやすくなります。
――アンケート機能も使用されているとのこと、目的やどのような回答が寄せられるのか教えてください。
喜多様 研修内容のブラッシュアップにつなげるため、Cloud Campusを使用した感想や、分かりづらかった部分はないかなど、eラーニングに対してどう思ったのかをアンケートで確認しています。
回答としては、「こういった形で教育していただけるのは有り難いです」「Cloud Campusで事前に勉強していたので、実際の業務の時に困りませんでした」「業務を先に行いましたが、Cloud Campusで復習したことで理解が深まりました」などプラスの意見がほとんどです。今は新人向けに活用していますが、ベテランの従業員からも自分も受講したいという声をもらうこともあります。
運用体制
  • 運用担当者の数

    1名

  • 導入リードタイム

    1ヶ月

  • コンテンツ制作者

    1名

形式
  • スライド
    同期型

  • セミナー
    収録型

  • 企画動画

  • スライド
    +音声

  • スライドのみ

  • テスト

  • アンケート

成果

能動的な学習を可能にするCloud Campusのおかげで店長の負担が減少

  • KPI

    -

  • 学習・啓蒙による発展的効果

    古参スタッフも学習意欲が芽生えた

  • コンテンツビジネス効果

    新人教育の徹底、店長の負担軽減、人件費削減

――Cloud Campus導入後、どのような効果を実感されましたか?
喜多様 店長が新人の教育につきっきりにならなくても、新人が基礎的な部分の知識を身に付けることができている点は大きな効果だと感じています。店長が担うこととしては、新人スタッフにCloud Campusでの研修についての簡単な説明と、視聴スケジュールの調整のみなので、負担はだいぶ軽減されたと思います。
現在は新人教育をCloud Campus で100%実施できているので、効率的な学びの観点からしても、導入効果は大きいです。また、「手順書を見て学んでください」だけだと受け身の学習になっていたのですが、動画配信にしたことでメモを取るなど能動的に学習してもらえるなど姿勢面での変化にも驚いています。

展望

店長依存の教育からの脱却で、新しい店舗運営へと変革したい

――最後に、今後の展望についてお聞かせください。
喜多様 出店を加速して店舗数を増やすためにも、各店舗のオペレーションをしっかり構築していく必要があります。その土台となる教育は強化していかなければいけません。その基盤を担っているのがCloud Campusです。
現在は、新人研修向けに活用していますが、今後はベテラン層向けの研修を実現したいと考えています。店長は数年で異動があり、同じ店舗に長く居続けることが難しいので、運営をサポートしてくれるパートリーダーのような立場の人材を育てていかなければならないと感じています。 チェーンストア化を進めるうえで、決められたオペレーションを全うすることはとても重要です。今後もCloud Campusをしっかりと活用して、すべての従業員が均質のオペレーションを遂行できるように教育を進め、お客様と従業員双方の満足度をますます高めていきたいと思います。
株式会社ビッグ・エー
「いつでも、どこでも、安全で良い品をより安くご提供し、お客様の生活をより豊かにする」を経営理念に掲げ、生鮮食品、加工食品を中心としたハードディスカウントストアを、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城の1都5県で展開。「くらしに日本のおいしさを」のスローガンのもと、日本の農業、漁業、畜産業のほか、国内の生産者や製造メーカーを応援。日本の食の未来を支える安心・安全な商品を提供する。自社商品も多く開発。植物由来原料を使用した商品やゴミの量を削減できる詰め替え用商品など、環境に配慮した商品作りを行い、高品質と低価格の両立を実現する。

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